「自分の得意技」でGIGA推進を。
先週、昔から仲の良い研修主任から、校内研修の講師役を頼まれた。新しい学校に赴任して3か月。自分をアピールする場になるし、GIGA推進担当としてはありがたいお話だったから快諾。
ただ、私は「話下手」で「人見知り」。研修主任は「話すだけでよい」と言うが、いざ何も資料がないまま話ができる私ではない。研修前日の深夜、余りにも落ち着かなかったので、自分の考えを慌ててメモにまとめることにした。
新たにタブレットが導入されて1か月と少し。まだ、起動のしかたも知らない先生も、かなり活用される方もいる。まず、前者に向けて「ロイロノート」の使い方について一通り説明した。その次は、自分の今まで実践してきた内容についての紹介。私は、「総合的な学習」メインで研修を進めてきたので、「探求の学習サイクル」と新たなタブレットを使った活動をリンクさせて行うと効果的だという話をした。
でも、本当のねらいは多くの先生方に「自分なら、こう使える」というイメージをもってもらいたかった。だから、研修の後半は、先生方の「得意な教科・領域」でどのような活動ができるのか、簡単に話し合っていただいた。例えば、音楽が得意な先生は、個々に歌を録音し、聞き合う実践ができないかという思いを持たれた。「なんとなく、できそうだな」という思いをもっていただけただけで、今回の研修は成功だと思えた。
新しくGIGAスクールが始まったことは、今までの指導技術や経験を捨てて新しいことを始めろということではない。きっと、先生方が各々のよさとICTを「かけ算」することで、ますます力を発揮されるはずだ。今は若手が意気揚々と新たなチャレンジを進めているが、そのうちベテラン勢が「いぶし銀」の実践をされるだろう。
担当として、これから校内だけのネット掲示板を利用して「実践を伝え合う」場を設けていく。「とりあえず、やってみた」の経験を積み重ねることが今年度の目標だからである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?