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新しい学びと古い学びの「ベストミックス」を。

ついに、タブレットを使った「教室で」「一人ひとりで」「ストレスのない回線で」調べ学習が始まった。子供たちの作った課題は「災害が起きた時に、自分の命を守るための方法は何か」。大きく広がりそうな課題だったので、はじめに黒板にウェブ図を作り、「火の起こし方」「飲み水の作り方」「体温の保ち方」など細かな事項に分けてから情報収集を始めた。もちろん、「トイレの確保」も子供にとって重要事項らしい。

そこから、約1時間近く、子供たちはタブレットを使い情報を集めた。この集中力はすごい。子供にもよるが、ノートにメモする子やロイロノートのカードにして情報を集める子も多かった(なるほど、カードにしておけば、効率的か…と今気づく)。

調べ学習時間が終わりに近づくと、私はロイロノートの「提出箱」に調べた情報を送るように指示を出した。まだ、全ての子が操作に慣れている訳ではないので、全員が提出できた訳ではないが、この「新しい学習」の仕方に鳥肌が立った。今まで四半世紀の私の実践は、何だったのかと。

でも、「古い学び」で培った経験は役に立つ。子供たちは、提出期限までに、自分の得た情報をカードにまとめる段階で「整理」していることに気づく。「情報収集→整理」という「探求のプロセス」は、やはり大事だと思った。

今週は、皆の提出したカードを見ながら、子供たちは自分なりの「サバイバルマニュアル」を作る活動を行うことにした。ここは紙と鉛筆でまとめる。できれば、タブレットをもとにデータでまとめられたらカッコいいのだろうけれども、今の私にはそこまで追いついてはいない。

GIGAスクール推進に向けて、新しい学びと古い学びの融合を目指していきたいと思う。まだまだ、学習することだらけで、面白い。

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