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カラダのピークが60歳にする3つの条件

今年45歳、今年度で言えば46歳になります。
あぁ、もうアラフィフ。
しかし、カラダは全然動きます。寧ろ、若い時よりも良い動きが出来ると思っています。
『いや、もう歳でなかなかそこまでやれないんですよね』
とか、
『膝や腰が痛くて』『年齢的にケガをしそうで』
と言い訳を仰られます(笑)
『いやいや、全然やれますよ』とお返事すると
『60歳になったらまた違うから』
果たしてそうでしょうか?

あなたが45歳の時、どれだけ動けましたか?

  • 45歳の時、急にダッシュ出来ましたか?

  • ゴリゴリのHIPHOPを踊れるくらいの体力、筋力がありましたか?

  • 自ら修行を課して新しいことに飛び込んでいきましたか?

僕も20代、30代の時にこんなに動けるとは思っていませんでした。
正直、30代では『これからどんどん体力が落ちて動けなくなっていくんだろうなぁ』なんて思って焦りを感じていたくらいです。
そこから『動作の研究』を開始したので、結果的にはその焦りは功を奏したんですが。
僕が動作の研究をしていく中で出会った考え方ですが

カラダのピークは60歳

この考えに物凄く惹かれました。だって、ピークが60歳ですよ?
20歳がピークだとしたら70歳まで50年間も衰えていくわけですよ。
それが、60歳がピークであるならば、たったの10年。
たった、という言葉が適切かは分かりませんが、それでも5分の1。年数で言えば40年の差があります。
僕は大事なのはその差ではない、と思っています。
衰える期間以上に大切な事。それは

30歳からでも30年はレベルアップが出来る!

という事です。
ただ、自分の退化を遅らせる為、または今の体力、能力を維持するだけではメンタル的にも限界も来るでしょう。
どうしても衰えを感じてしまう。哀しいかな、これは生理現象ですから仕方がありません。
この、カラダのピークは60歳というのはただ筋力や体力を向上するというモノではないんです。
『経験と力のバランスが最大に具現化出来るのが60歳』
という事なんです。
つまり、力だけに頼るという事ではなく、動作を識り、験(証拠によって確かめる。ためす)を経る事で60歳をピークに出来ると思うのです。
ひょっとしたら、生活習慣、食事も考慮すれば70歳も夢ではないのかも知れませんね。

60歳をピークにするには?

ただダラダラ過ごしていては60歳をピークにすることは出来ません。
そして、そのピークを相当レベルの高いピークにするか、低いピークにするかは本人の過ごし方で相当な差が出ます。
良い過ごし方にするか、悪い過ごし方にするかは本人次第!
では、まず良い過ごし方。でも、ダンスをテーマにしているので、ダンスに関係することだけ挙げていきますね。

  1. 動作を丁寧に

  2. ゆっくり動作をする

  3. 痛みと疲労を感じる

取り合えずこの3点だけ。
あまりたくさんの情報はかえって分かりにくくするだけです。

動作を丁寧に

まずは丁寧に動きましょう。
多くの方が『今までの自分の動き』にアレンジしてしまいます。
自分のダンスに自信のある人ならいいんですけど、そういう人は上手くなりたくてやっているわけではないので、アドバイスしません(笑)
そもそも今までの自分の動きで上手くいかなかったり、痛みが出たりしたんですから、上手くいかない動作をただ続けるだけです。
それは『経験』とは言いません。ただ、『やってるだけ』です。
スタジオではある程度個別にアドバイスします。
その際、一つの動作に対して『全て』を要求しません。
その動作で10項目あり、4項目出来ていたら、1項目だけアドバイスします。その1項目が直ぐに出来たらもう1項目プラスします。10項目すべてを伝えても今やるべきことに透明性が無いので、今何をしているのか解らなくなるからです。
それに10項目が他の動きになったらまた10項目すべて変わることもありません。どのみち何かしら重なることがありますから、無駄になることは無いのです。
ですから、一つ一つクリアしているメンバーはどんどん上手くなりますし、振付が変わっても習得が早いのです。

ゆっくり動作をする

丁寧に動作をすればゆっくりやらなければ雑になるのは自明の理ですが、ここがダンスあるある。
直ぐに通常リズムで練習してしまうんですよね。
全然出来ていないけど、普通の速さでやろうとするから雑どころか、何一つ出来ていない!
しかし、ここでゆっくり動作する時にダンスあるあるが。
ゆっくりにしても…動作が小さい!
ゆっくりやったら普通は大きく動作することになるはずです。
ところが…速いピッチでやってもゆっくりでやっても動作の大きさが変わらない!
それどころか、音が余りまくってる。そして、それに違和感を感じていない。
上記に通じる部分ではありますが、そもそも丁寧に動作をする気が無いのかもしれません。
この場合もアドバイス出来ません。

痛みと疲労を感じる

やっている間に痛みや疲労感が出てくる時があります。
これは実はチャンスです。痛みが出るという事はそもそも動作に無理があって間違っている、という事です。
そして、疲労は自分の使っている部位を知ることが出来ます。
動作に対して正しい筋肉が使える様になれば、当然今まで使っていませんから疲労を感じるはずです。(内部の筋肉を使うとはっきりとした疲労を感じませんが、しっかり使っていればわかります)
痛みを感じるから、疲労を感じるから小さく動こうと思ったら、もう正しく動くことは出来ないでしょう。
それは、膝に痛みを感じたら、膝の動きを小さくしても上半身の動きは普通にやってしまってバランスが崩れ、正しい動作が出来なくなってしまうからです。
痛みが出たら、痛みが出ないようにより動作を丁寧に、且つゆっくり行うことが重要なのです。

ダンスをやる前に考える事

上記の3つはダンスだけでなく、スポーツ、武術に関して習得しようと考えたときにとても重要な要素です。
当たり前すぎて、『いまさら何を』と思うかもしれませんが、出来ていない人が多いですね。
『合っているかどうかわからないので、練習出来ない』という方がいらっしゃいますが、上記の3項目さえ押さえて練習すれば、仮に間違っていてもケガには繋がりませんし、次回のレッスンで必ず変化が現れています。
逆に全く考えていない人は『練習したらケガをした』とか、結局自分の動きにしてしまって変な癖がついた人もいます。
まずはこの3点をしっかり抑えて練習して欲しいと思います。
ダンスの練習、ではなく、一生付き合うカラダを知る意味でとても大切ですよ!

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