見出し画像

呼吸法について「ボイトレ #5」


どーも。毎日「ボイトレに励んでいる」とまです。


今回は、ミドルボイス発声に必要な【呼吸法】について、より詳しく解説していきます。


呼吸を整えることで、安定した歌声になり、出しづらかった音も出せるようになっていきます。


意外と、軽視しがちな「呼吸法」ですが、実は、かなり肝心な部分であったりします。


「ボイトレ」では、一番最初に「呼吸法」を学びました。


歌の基礎です。土台になる部分なので、がっつりと自分のものにしておきたい技です。


歌の基本は「腹式呼吸」


よく言われることなので、知っているかもしれませんね。


ですが、慣れていないと、案外、胸式呼吸になっていることがあります。


特に、高音部分や、言葉が詰まっているような、呼気量を多く使用する時は、要注意です。


ハードな運動をすると、胸式で大きく空気を吸いますよね?肺が膨らむ呼吸です。


歌唱では、そんな状況を作らないように、呼気量を一定に保つことが大切になってきます。


腹式呼吸+横隔膜キープが大事!


そして、更に大切なことが、こちらです。


横隔膜を下げた状態をキープする


ということです。


厄介なことに「声帯」と同じように「横隔膜」も意識的に動かすことは、難しいです。


一度、腹式呼吸で息を大きく吸ってみてください。


お腹が膨らむのが、腹式呼吸です。


そして、大きく息を吸って膨らんだお腹に、更にもう一息吸い込みます。


すると更にお腹が膨らみませんか?


それが、横隔膜が下がっている状態です。


横隔膜を下げられたら、少し前かがみの姿勢を作ります。


これで、横隔膜が下がった状態をキープします。


意外とこれが難しいんですよね。


歌う際は、ずっと横隔膜を下げています。


そして、息継ぎの時に一旦リセットし、また吸う時に、横隔膜を下げてキープです。


歌を唄う際の呼吸法は、ずっとこの繰り返しです。


無意識にこのサイクルをこなせるようになるまで、がんばってみてください。


慣れてしまえば、意識せずに出来るようになります。


それまでの辛抱です。1、2週間ほど続けて練習出来れば、身につけられると思います。

呼吸トレーニングの仕方


1・腹式呼吸(お腹を膨らませる)でいっぱい息を吸い、一度、止める。

2・そこから、更にもう一息吸い込む。→ここで横隔膜が下がる。

3・少し猫背にし、前かがみ体制にする。→下がった横隔膜をキープ!!!

4・体制を戻し、息を吸い込む。


この1~4を、ブレスからブレスの間、つまり歌っている間は、下げた横隔膜をキープする状態を、保ちます。


意識せずに出来るようになるまで、ひたすら叩きこみたいところですね。


最初は、え?なに?どうするの?っていう感じでしたが、2ヶ月ほど練習を続けたら、出来るようになりました。


少し時間が掛かったかもしれませんねw


ですが、歌えなかった歌も、高い音も、呼吸だけで安定しました。

呼吸を整える理由


腹式呼吸+横隔膜キープをすることで、安定した呼気量を声帯に当たることができるようになります。


声というのは、声帯が振動することで、発せられます。


・歌声が安定しない

・息がもたない

・勝手に声が震える


このような症状がある場合には、呼吸を鍛える必要があるのではないかと思います。


現状ではそのような、症状はないよ!


というあなたにも、呼吸トレーニングはすることを、お勧めします。


なぜなら、呼吸トレーニングをするのと、しないのでは、歌声の安定感が全然違います。


更に、ミドルボイス発生には、安定した呼吸が非常に大きな役割を果たします。


喉や声帯周り、顔に入ってしまう無理な力も抜くことができるようになります。


なぜなら、呼吸が安定する事で、他の部分の力を入れて、無理矢理発声する必要がなくなるからですね。


横隔膜の鍛え方


まずは、「す」で、発音してみてください。無声音の「ふ」(息のみ)でも、OKです。


「すっ、すっ、すっ、すっ」と、10m先に吹きかけるように吐いてみます。


出来るだけ遠くへ吹きかけるように、イメージすると横隔膜に、負荷を欠けることが出来るので、より鍛えられますよ。


その「すっ」の状態を保ったまま、発音を「は」に変えて、遠くへ飛ばします。


これをリズムに合わせて、何度も繰り返します。


正直疲れますw


ですが、疲れなければ意味がありません。


まさに筋トレです。鍛えなければいけないんですね。


毎日行うことをお勧めします。


練習を積み上げていくことで、徐々に筋力がついてきます。


そして、安定した呼吸が行えるようになります。


最後に

「呼吸法」について、書いてきました。


次回は、「共鳴」について、書きますね。


ぜひご覧くださいね。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


とま アイコン (透過)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?