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「アーマード・コア ヴァーディクトデイ」発売から7年もたちやがった

俺はPS4でアーマード・コアが発売されなかった現実を受け止めたくない。いやまじでなんでなんだ。出す出す詐欺しやがってフロム。設定資料では「フロムがロボゲーを作らなくなるのはありえない」だとかインタビューでも出す気はあるみたいなことを散々言っておいて結局7年もたっちまった。ACVDの発売がダクソ2より前と言うとどれだけ新作が出てないか実感しやすいと思う。

いや解るよ。アーマード・コアは売れて国内で数十万本、海外だと全然受けない。けどソウルシリーズは全世界で何百万本も売れている。この前シリーズ累計1000万本を超えたそうな。おめでとうがざいます。

まあ俺もダクソとかブラボとかかなり楽しんだけど。・・・けど!!やっぱりアーマード・コアの新作が遊びたいの!!デモン○クスマキナも結構おもしろかったけどやっぱりアーマード・コアなの!!キェェェェェェ!!!

・・・ここでふとACVDがどういうゲームだったかを思い返してみようと思う。今思うと色々とすげえゲームだったなあと思う。唯一無二の魅力はあったかもしれないが粗とか民度とかもすごかった思い出ある。昨今、ACVDを美化して語る人もそこそこ見受けられるが、当時がっつりあのゲームを遊んでいたらあんなに手放しでACVDを褒められないと個人的には思う。クソの塊みたいな思い出が風化しない前に思い出を垂れ流すぞ。折角の7周年だし。

PVほんま神。

なんだかんだ俺はすごくACVDを楽しんでた

俺はACVD発売当時箱○ユーザーだったのだが2013年、既に箱界隈は限界を迎えていたと思う。「格ゲーやるならXBOX!」とか言われてたのも既に過去の話。大多数のユーザーがPS3に移行してしまっていたと思う。ACVDも最初からほぼ人がいなかった。マッチングしない。してもUNAC(自分で育てられるAI。よほど上手くやらないと人より弱い)込みのチームだ。AC4とかfaは箱○もわんさか人がいたのに悲しかったのう。

俺はがっつり対人戦がしたかった。そこで俺はACVDをやるためだけにPS3を買ってしまったのだ。箱版買って1週間もたってなかったと思う。PS4の発売も目前だったというのに。それだけ俺はACVDにハマっていたんだと思う。

PS3版は本当にすげえ人がいた。箱版の100倍はいたんじゃないか?すぐマッッチングするし、たくさん戦えて満足だった。そうしてチームのお誘いなんかも受けられて徐々にこのコミュニティにズブズブと入っていった。フレンドとVCしながらACVDをやるのは本当に楽しい。ブリーフィングで作戦会議をしたりするのも本当に楽しかった。今現在含めても一番ガチンコでやった対人ゲームだったかもしれない。

・・・問題点もわんさかあったけどまあそれはネ。

すごく濃厚な1年だった。

発売してからがっつり遊んでいたのはたった1年ほどだったが本当にいろいろあった。いやもう本当に。

初めて10以上の規模のチームに所属したときはそれはもうワクワクした。今まで傭兵で一人で他のチームの補充要員としてやったりとか数人規模の傭兵に頼らなければ勢力戦を回せないようなチームだったからね。フルメンバーでボイスチャットしながらやるのはすごく楽しかった。チームがランキングトップ100入りしたときなんかもすごく嬉しかったなあ。

しかし、何を考えたかそのチームでよく一緒に出撃してたメンバー4人で俺らはほぼ勝手に独立してしまう。(その4人のうちのリーダー格が元々いたチームのリーダーに話は後々つくてくれたが)今振り返ると結構ひでえことしたなあとは思う。

そして独立してつくったチームの名前なのだが「ゆるい感じにしよう」という方針で決め、「おふとぅんin」とかいう下ネタスレスレの名前になってしまった。・・・まあ今でも結構気に入っているんだけど。俺もあのとき「アルティメットウォッカくん」なんて大分くせえ名前を名乗ってたもんだ。いやまあ、あのときまだ俺10代だったし許して。後々アルティメットウォッカってお酒が実在すること知ってびっくりしたけど。

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こんなエンブレムだった。懐かしいなあ。

最初は4人だけで必死に勢力戦を回していたが、前チームのときのコネをつかったり声をかけたり、時には入れて欲しいと声をかけてもらったりで結構な人数になったと思う。あのときは本当にACVDばっかりやっていた。新作ゲームが出たら偶に買っていたりしたのだがすぐACVDに戻ってきていた。朝から晩まで。ちょうど仕事をやめたばかりで暇だったということもあったけど。

別にそこまで強いチームではなかったけど居心地は良かったと思う。みんな一癖も二癖もあったけどまあ、致命的な事件はおこらなかったし。一回ゴタゴタはあったけどあのときはリーダーが問題をおこした人物にガツンと言ってくれたおかげでと事なきを得た。あのときはほんとにありがとう。

いろいろな事をやったし、いろんなことが起きた。チームランクがSSSでカンストしたらネタ編成をやろうという勝手なルールをつくり、全員同じ武器4丁持ちとかやったなあ。これが意外とハマって勝てたりしたり全然その武器が通る敵がいなくて蹴りで無理矢理ダメージとったりとか。有名なプレイヤーに期間限定で入隊してもらいみんながその人の愛機を真似したアセンで出撃したりなんかもした。ひょんな事からデュエル(1vs1のルール)最強クラスの人がうちのチームに来てくれたりなんかも。今考えてもなんでうちなんかに来てくれたんだろうなあ。

あとはへんちくりんな機体で出撃したらいきなりTwitterで晒されたりした。相手に多大なストレスを強いるいわゆる「クソ編成」で出撃してたらまた晒されたりもした。その事が尾を引いてチムメンの一人が他のチームに遊びに行ったら「あんなことをするおふとぅんinのメンバーなんかとは出撃できない」と言う奴がいたらしくすげえ気まずいことになり結局ほぼ一緒にプレイせずに帰ってきたこともあった。いや、気持ちはわかるが事前にこういう人が遊びに来るとか話しとけよとは。あと流石にちょっとそれで空気わるくするのもどうか。

そういや第50次ヴァーディクトウォー記念で一週間限定のチームがつくられたときはうちのエースが引き抜かれたりなんかしたな。ちょっと癖の強い人だったから向こうでちょっと問題おこしちゃったみたいだけど。

そしてなんといっても俺がACVDについて語る上で外せないのが俺が他のチームに遊びに行ったときにあった大事件だ。

おふとぅんinもログインする人がまばらになり始めたとき、俺はまだもうちょっとACVDをプレイしたいなあという気持ちがあったので比較的顔見知りがいるチームに遊びにいったのだ。そして俺が来てすぐ後に「ヤツ」が入隊してきたのだ。今でもあのときのことは強烈に覚えている。

そのチームは和気あいあいとはしながらも結構ガチンコで編成を練って戦略を組み立てて勝ちに行くチームだった。何を思ったかヤツはその戦略をガン無視して好き勝手な機体で出撃しはじめた。オイオイオイ話聞いてないのかよというのもつかの間、あっという間に撃墜され、4vs3になってしまった俺らは負けてしまった。極めつけがその日の反省会でのヤツの一言だった。戦略をガン無視して突撃して勝手に撃墜されたのにもかかわらず「チームの練度が足りないと思いますね」とか抜かしやがったのだ。何様のつもりだよ。しかしすげえメンタルだ。

もちろんヤツの凶行はこれだけではない。他の人に中量二脚のアドバイスを自分から求めておいて「その程度で満足してるんですか?」と返していたのは本当に意味がわからなかった。あのときマジで空気凍ったよ。あとは俺が「軽量機で重量機追い回すの楽しいなぁー」と何気なく言ったら「今に笑えなくしてやりますよ」といきなりキレられたりもした。いや怖すぎでしょ。そのくせACVDのプロフィールでの一言コメントが「優しくしてください」だった。お前その振る舞いで優しくしてもらえると本当に思っていたんか。

もちろんそんなヤツがチームに居続けるのが許されるわけもなく、あっという間に追い出された。めっちゃ温厚な人を本気でキレさせたのだ。尋常ではない。その後もグチグチTwitterで俺らにイチャモンつけてきたりもしたがまあ、元のチームに戻っていった。本当に嵐のようなヤツだった。

その後、俺が一連の事件を面白おかしく拡散しまくってたらめっちゃヤツとそのフレンドに絡まれて炎上した覚えがある。

この事件の直後、「全てを超える」とかなんとか抜かすゲームが発売してそっちに完全に移行してしまったので、この事件で俺のACVDは締めくくられたと言っても過言ではない。いやはや。本当に強烈だった。

このゲーム、癖が強すぎた

長々と自分語りはできて満足したので俺が思うこのゲームの特徴というか欠点というかみたいな部分を語ろうと思う。

兎にも角にもこのゲームは新規参入の壁が厚すぎた。覚える事の多さや操作の複雑さなど序の口で、ぼっちで始めたら対人戦を始めるのがそもそも難しいのだ。このゲームには「傭兵登録」というシステムがあり、そこで他のチームに雇われるのを待つのだが、初心者で名前が全く売れていない状態だと雇われ辛い。アセンがテンプレでなかったら一生雇われないかもしれない。逆に自分が雇う方になったとしても知らないチームからの依頼は受けない人も多かった。そしてそこでやらかすとその人は二度と依頼を受けてくれなくなる可能性すらある。

一緒にはじめてくれる人を3人探して4人で出撃したとしても容赦なくトップレベルのチームといきなりマッチングさせられるので一瞬で消し炭にされしまうこともある。

他にはやはりこのゲーム、かなり人脈が物を言うのでTwitterをやっていないとかなり厳しいところもあった。傭兵に対してTwitterで「こういう機体に乗ってください」とかやり取りすることもあった。ゲーム内チャットがあんまり充実してなかったし。

あと結構連携が大切なゲームでもあったのでチームに入ったらVCはほぼ必須だった。「聞き専ですぅ~~」なんて言ってると一緒に出撃してくれる人がいなくなる可能性もある。知らない人といきなりVCやるのには抵抗ある人も多いだろうからこれは中々ね。

最初に言った覚える事が多いというのもなんだかんだハードルを高くしている要因の一つだ。よく使われる武器の威力から装甲値を考えたり、衝撃を受けると装甲値が20%カットされることとか、姿勢制御、腕部射撃安定の値が及ぼす影響、などなど。機体を組むときもそこそこの知識が要求される。

しかしここまでの壁がありながらそれでもやりたいと思わせる魅力は十分あったと思う。機体を細かくペイントしたりデカールを貼ったりしてカスタマイズできるしエンブレムをかなり細かくつくれるのはすごく良かった。

エンブレムは本当にすごくいい味出してたと思う。強豪チームのエンブレムはすごく圧があった。個人個人のエンブレムもすごく良かった。強豪プレイヤーをロックしてエンブレムが表示されたときの「あのエンブレムは!!」となる感覚も本当に楽しかった。

そしてなんと言ってもあのガッチガチのチーム戦を自分が組み上げたロボでできるというのは唯一無二の魅力だ。作戦会議したり編成練ったりするのをみんなでやるのは本当に楽しかった。

できることならVシリーズみたいなチーム戦ができるアーマード・コアの新作を期待しているけど厳しいだろうな今は。こんなとっつき辛すぎるゲームちょっと今発売するのは辛いだろう。

そもそももうアーマード・コアの新作は絶望的だろう。出す気も無いのに出すかもみたいな事を言うのはほんとやめてくれフロム。・・・でも遊びたいなあアーマード・コアの新作。

エルデンリングの新情報もはよしてくれ。






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