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否定派へ贈る、Bivi再考例(夏冬編)

ずっとビビィに関しては否定派でした。理由はビビィ内が必ず結露するため、結局使わない場合と差異がないからです。ただし特定の条件に当てはまる場合のみ導入を検討しても良いと考えています。

条件1.
夏のハイキングで化繊の寝袋とセットで使用。
この場合はビビィ内の結露を許容した上で、多少の濡れは問題ないとする化繊の寝袋を選択します。既に実践済みで、雨の多い夏場にツェルトやフロアレスなどの非力なシェルターを使用する場合に限り有効な組み合わせとなります。

使用品
sol エスケイプビビィ 実測240g

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マットや枕も中に入れて使うので寝袋含めて中の物を結露や飛沫から守れます。寝袋の使用温度域も広がりますので、多少の重量増は許容範囲です。私の場合はこのセットなら防寒着を省きます。また、切り刻んだセルマットを使う場合、特に足元のマットが行方不明にならないので快適です。

条件2.
厳冬期の高所ビバークでツェルトとセット使用。
氷点下のツェルト内だと結露は全て幕の内側で凍るため、寝袋は濡れないと思いがちですが、風に煽られて飛んでくる飛沫や吹き込んだ雪などでなんだかんだやはり濡れます。しかしビビィと組み合わせた場合でも内部の結露で寝袋は濡れてしまうので結局どちらでも同じじゃん!となりますが、今回はお金で解決する方法を選びました。市販のビビィの中でも最も透湿性に優れたeVent素材を使った高級品をセールで調達。実践レポートと共に以下レビューします。

購入品
rab alpine bivy(eVent) 実測520g

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