詩宮ウロバ

詩・小説垢。Twitterで掲載したバースデーカラーの補足をメインに、雑多な文章を書き…

詩宮ウロバ

詩・小説垢。Twitterで掲載したバースデーカラーの補足をメインに、雑多な文章を書きます。 バースデーカラーのもとにしているページは→ http://birthday-color.cafein.jp

最近の記事

1月10日【詩】

「空のいたずら、薫る草花。」というメッセージとともに載せたこの詩。 イメージは、青い空の下、広々とした草原。 「さらされて」という受動でややマイナスイメージの言葉を使ったところがポイントです。 植物にとって日の光も慈雨も種を飛ばしてくれる風も必要ですよね。それをあたかも嫌なもののように書くことで、ちょっかいかけたがりな空と、クールなというかツンツン気味な草原の図が浮かび上がってくるはず。 構いたがりな親とやや反抗期な子どもみたいだなともとれるかも。 愛があるから、成立する

    • 1月9日【詩】

      1月9日と言えば、「い(1)く(9)」。「行く」「生く」を掛けてなんか上手いこと言いたいと考えたところ、「いきつく(行きつく/息つく)」という言葉に変化しました。 さらに1月9日のバースデーカラーである苔色より、苔のことを考えてみる。苔って、結構な水分が必要なんですって。そういうところから「水を得て」という表現を採用。 さらに、日本国歌でも取り上げられているように、「苔むす」という動詞には「長い年月がかかる」ことを連想させる力があるみたいです。 一瞬一瞬を大切にしなきゃ

      • 1月8日【詩】

        英語混じりの詩を書いてみました!少しだけ歌詞っぽいイメージで。 もう、まんまなんですけど、縦読みでCITRONです。 全部和訳で書き直すと、下記のようになります。 ()内は同解釈・言い換えです。定めきらない感じが和訳下手なところですが、英語が持っている意味に適切な日本語を当てるというのが難しかったのでご容赦を。  私を呼んで(私に電話して)   いつでも待っているよ  私にはあなたが必要なの   生きているだけでいい  私に教えて   不安だって受け止める  転がる日々

        • 1月7日【詩】

          闇を形容する「漆黒」が1月7日のバースデーカラーである。 いきなり余談なんですけど、光がない世界を闇ということを前提に、漆黒という色であると表現するのは面白いですよね。というのも、目が光を感知して何色かというのを言っているわけですから。今回は「漆黒」というカラーであって「闇」というカラーではないので本当に関係ないんですけど。 さて、本題。今回の詩ですが、上段は漆塗り(漆黒)から、下段は大西洋横断通話の成功(1月7日の出来事)から連想して書いたものなんです。 漆塗りでは「

        1月10日【詩】

          1月6日【詩】

          1月6日のバースデーカラーである葡萄鼠は、着物に使われる色の一種である。奢侈禁止令(人々の服装を制限する法令)が発布された江戸時代に流行った色の一つと言われている。 贅沢を禁止される世の中で、四十八茶百鼠、茶色と鼠色にわずかに鮮やかな色を足してお洒落を楽しんだ人々の工夫にハッとさせられた。 これと、リアルのねずみがチーズをあまり食べないっていう話を聞いたことがあったので、それもねじ込んでみた。某有名なねずみキャラクターがアニメの世界でチーズを好んでいるシーンももちろん可愛

          1月6日【詩】

          1月5日【詩】

          2005年1月5日に発見された星は、冥王星とよく似ていた。まるで双子のよう。 冥王星よりやや大きいことから「第10惑星」なのではないかと囁かれた。 ところが、「惑星」の定義を見直すと実は曖昧だったことが発覚。結論から言うと、新たに発見された星は「準惑星」というカテゴリーに属すこととなる。 これは、それまで「惑星」だと考えられていた「冥王星」が「実は惑星ではない」とする決定だ。 星々に対する考えの曖昧さを人々に教え、既存の概念を覆すという意味でこの星の存在の凄まじいパワ

          1月5日【詩】

          1月4日【詩】

          1月4日のバースデーカラーであるアルミニウムグレイより、「アルミニウム」をテーマに書いたもの。 ここ数百年で使用され始めた「アルミニウム」。その特長の豊富さから、他の金属に取って代わる活躍をすることも。 「鉄の塊が空を飛ぶ」なんて文句がある「飛行機」だって、実は鉄よりもアルミニウムが多く使用されている。これはほんの一例。 その挑戦的な姿をあなたに重ねて描いた。 それから、 ア(合縁奇縁) ル(ルールからの逸脱は) ミ(見たこともない) ニ(新世界(ニューワールド)へ誘う)

          1月4日【詩】

          1月3日【詩】

          灰と銀とを対比しながら進む詩。 1月3日のバースデーカラーがシルバーグレイだから銀色と灰色だ!っていう安直な発想だったけど、灰色はashだよ、と冷静になって思う。それでも、この対比をすごい気に入ってしまったのでそのままに。 ちなみに「静かな地を覆うには銀が。」の「銀」は「雪」のこと。1月なのでね。これが7月だったら夜空の「銀河」とか言ってそう。 この詩、実は胎の中の子どもに出会えるのを待ち遠しく思う気持ちを表現していたのだけれど、胎の中に限ってないということに気づいてから

          1月3日【詩】

          1月2日【詩】

          There is you and there is a frost.(あなたがいる、そして霜が降りる。)というメッセージとともに載せたこの詩。 1月2日のバースデーカラーであるフロスティホワイト。直訳すると、霜の白。 そこで霜とあなたとを重ねて想ったこの詩ができた。 ❄️草木や花、窓にぴったりと寄り添うように現れる霜。 ーーあなたが話を聞いてくれる時みたい。 ❄️降りるたびに様々な形に結ばれる霜。 ーーあなたが話しかけてくれる時みたい。 ❄️温もりで溶けてゆく霜。 ーー

          1月2日【詩】

          1月1日【詩】

          「新年とともに生まれたあなたへ。」というメッセージとともに載せたこの詩。 1月1日のバースデーカラーである純白という色のあたたかさをイメージしながら作った。 新年は「年の誕生」という一大バースデーイベントだ。 誰もが「年の誕生」に目を向ける中、生まれた「その子の誕生」を喜びたい。 生まれてきてくれてありがとう。 あなたの成長を楽しみにしている。 あなたの豊かな人生を祈っている。 そんな気持ちを込めて。

          1月1日【詩】