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読書など

わたしが文芸誌を読み始めたのは筒井康隆断筆解除のころか。東浩紀や佐藤亜紀が執筆していたなあ。佐藤亜紀の『検察側の論告』を買ったりした。取り上げられてる本を何冊か読んでいる。『アメリカン・サイコ』『フーコーの振り子』『ハドリアヌス帝の回想』『ラデツキー行進曲』など。最近、『壁の上の最後のダンス』『コペルニクス博士』を読んだ。「コペルニクス博士」は佐藤亜紀っぽい。「バーチウッド」「海に帰る日」はそう感じないが。

佐藤春夫の「退屈読本」に、文芸時評をして、こんな分厚い文芸誌を全部読むのはわたしくらいだろう、とあり、それならと毎月文芸誌を全部読んでいた時期がある。月1冊だけだが。その時期に読んだ「長編一挙掲載」の作品を福田和也「作家の値うち」で調べると「カブキの日」(小林恭二)、「龍秘御天歌」(村田喜代子)、「日蝕」(平野啓一郎)、「ゴールドラッシュ」(柳美里)などであるが福田和也はあまり評価していない。評価してるのは「豆畑の昼」(中沢けい)くらいである。

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