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存在論的、郵便的

エヴァンゲリオン・ブームというのがありました。日本経済新聞の1996年12月7日の記事を切り抜いておいた。当時の若手知識人、岡田斗司夫、大塚英志、大月隆寛といったのの末席に東浩紀もいたんだろう。批評空間派というよりもそれで、というか批評空間派はわたしは嫌いで、悪口しか言ってない。その東浩紀の本「存在論的、郵便的」の、新潮社のPR 誌「波」での山城むつみ・竹熊健太郎のダブル書評を読み、ル=クレジオの「調書」が読みたいのでついでにハガキで注文したところ「調書」は品切れで郵便本のみ届いた。

それ以来の東浩紀ファンでいまだにコンテクチュアズ友の会にも入っているぞ。郵便本の脚注の本も何冊か読んだ。「存在と時間」「仮想現実のメタフィジックス」「夢判断」「エクリチュールと差異」「シリーズ・表象とディスクール(1)表象」「イロニーの概念」「精神について」「ポジシオン」など。

難しいし、よくわからなかった。ポストモダン哲学も今となっては疑問なのでは。とは申すものの、何らかの残滓として記憶に残っている。

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