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09. インド(下) | ええおとなの夏休み

読める世界一周 in India
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• 期間:2017/2/8 - 2/18(11 days)
• 旅程:マイソール → ベンガルール → ハンピ → プネ → ムンバイ → エローラ → デリー
• 費用:30,525 JPY(※インド出国の航空機代を含まない)
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2/8(Wed) Mysore palaceには、ほとほと満足

• ゆるりと起床。「Hot showerが10時まで出ない」なら仕方ない、と。
• 昨日のチェックインが遅く、ふわっとなってた宿代を再確認しに行くと、「予約」に使ったクレカから既に引き落としたという。そんな勝手な。。。
• 宿を出発。この宿は全てから遠い。Tuktuk/徒歩で闊歩、闊歩。意味のない一歩などないと信じよう(最終日に便利にバスが使えることを知った)
• Mysore palaceは良かった。何が良いって、Audio guideがよかった。物の見方というものは、知識によってより深まるものと知りました。今更。
• 戻ってくる。RRRで2回目の飯。こちらの店舗はやる気に欠ける。(1)
• 久しぶりにビールを飲む。満足。宿にTuktukで帰って、ボケっと過ごす。

(注記)
1. RRRは複数店舗ある

2/9(Thu) 1日1箇所観光するだけ

• ゆるり起床。この2-3日、ゆるりとしてきた。
• お昼すぎまでまったりと。本日は少し遠出の予定なり。
• RRRで食事。腹が減ってたからむしゃぶりつくように食べた。お手手で。旨かった。だんだん南インドの食事の良さが沁みてきた気がする。(1)
• 本日の1箇所は、Samanaptraと言うここじゃ有名な観光地。行く先々で人々が降りるべき駅を、進むべき道を、教えてくれる。京都の人にしたら、清水寺行きたい外国人みたいなもんなんやろな。
• 壁画の彫刻は見事で、昔行った北側インドのカジュラホを思い出したら、カジュラホの方が凄かったことまで思い出してしまった。

• 帰ります。MysoreのKSRTCの駅は、2日前よりもずっと身近に感じられる。Mysoreと仲良くなってきた気がする。
• 道を帰ります。てくてくx2。前職での最後のスピーチを、ちょっと変えてアレンジして遊んで帰る。9割ぐらいまで来たところで急に飽きた。
• 晩飯のMashroom Paneer Masalaは絶品であった。もしかしたら、Munnarのバターチキンを越えたかもしれない。南インド、台所争い。
• Tipくれくれ、どっから来たんや攻撃(口撃)を川尻のようにのらりくらりかわしたフリして30ルピーを残してみた。(2)
• 宿までてくてくx2。都合6kmぐらい歩いたと思う。調べてみたら、ちょうどそんなもんであった。

(注記)
1. ずっと言い忘れてたけれど、インドでは手で食べます。レストランの中に手を洗う場所があって、食事の前後で皆がそこ行って手を洗う。
2. チップ文化は、元々南インドになかったけど、欧米の奴らが持ち込んだと聞きました。いらんことすなよ。

2/10(Fri) Adnan got sick today.

• 朝7時半ぐらいに目が覚める。もっかい寝よかな、迷ってやめる。
• ゆるゆると準備をして、10時ぐらいに出発。あれ、なんか遅くなったな。まぁこんなもんか。むしろ早いか。
• 東京で開かれる長浜さんの合コン企画の報せが届く。インド人もビックリのランチ合コン。子供の遠足ちゃうで!おやつ何円までや。

IT大国インドのシリコンバレー
• それが、Bangalore(バンガロール)=Bengaluru(ベンガルール)
• Local電車でも、Mysoreから3時間強で到着。Expressならもっと早いはず。街は綺麗め!(注記:なんとExpressなら2時間半!って興味ないか)
• 到着後は、荷物を預けーの、Museum/Art Galleryもそこそこに、ゆかっぺにMessageを送る。28歳になったそうです。
• ふと気になったなら、そのタイミングで話し掛けるといいと思う。もし理由を問われたら、ふと、気になってで押し通せばいい。聞けば、ゆかっぺの夢にも最近出てきたそうで。運命を司る神がいるなら、粋な計らい。

インド人嘘つけない
• 事前に連絡していたBengarulu在住インド人の元同僚Adnanが、近づくにつれて段々返信鈍なってくなぁと思ってたら、ついに当日「ちょうど今朝から風邪をひいた」と連絡をくれた。俺もう着いてんのに。今回は見送りです。なんとなくそんな気がしていたよ。であれば、この町、OKです。
• バスに乗って目指すはHospet、行け行けGoGo Hospet、朝の5時過ぎぐらいに到着。(1)

(注記)
1. 基本的に急ぎ足。中国編ぐらいからずっと急いでるように感じられる。気がついてる人にはついてるだろう。この子移動がメーンやなと。

2/11(Sat) 一生懸命遊ぶこと

• Hampi(ハンピ)には6時過ぎぐらいに着いたのか。まだ夜明け前で、薄い月明かりが道を弱々しく照らしてた。
• 誰が教えてくれたんやっけ、ハンピは川を渡った向かい側がいいよって。女性やったのは確か。思えば、マウリシオはインドに2ヶ月もおる言うてた割に、何の使える情報もくれてない。
• バスを降りてから、船の乗り場に行く途中で、Guruなんとかというインド人の男と知り合い、この後、2日間一緒に過ごすことになる。あだ名はGuruに決定。「Guru」には達人、マスター的な意味合いがあると変なアピールと関連するエピソードトーク。ふんふん聞く。

• 対岸までは川を渡る。鉄条網の向こうに、ライスフィールドが広がって、ヤシの木が美しい調和をなす。
• ふらりふらり宿を探しているうちに、バイク屋のにーちゃんと話をして、バイクを借りる算段になったあたりで、Guruが引き返してきた。
「Don’t trust people so easily」と彼は言いました。値段こそ変わらないものの、いくらかまともな条件に変えてくれた模様。助かります。
• 彼と行動をともにして、Idlyを食べたり、湖に飛び込んだり、チャイを飲んだり、ビールを飲んだり、昼寝をしたり、散策をしたり、岩に登ったり、川を泳いだり、また眠ったり、
• Night is still young. So are we!と言ったり、少しだけキレイな格好になって、晩飯を食いに行ったり、スヌーカーをやったり、した。
• 「一生懸命遊ぶこと」

2/12(Sun) Now what do we do?(1)

• 朝起きると、宿を突き刺す、素晴らしいSunrise。
• 宿の小屋に、猫が来た。呼んでないのに。
• いざ出発。今日はボルダリングをします。Rock climbingというよりかは、岩登り。靴とクッションとチョーク(滑り止め)だけでいいのも妥当。
• 難しいやつは除いて、なんだかんだトライしたものは(一部助けを得たやつも含めて)全部クリア出来たんじゃなかろうか。才能って恐ろしい。
• 「Elephant can dance, man」等と叫んでた、Elephant Guruよ。すまない。弟子は1日で師を越えてしまった。

• 結構長いこと岩と戯れて、宿に戻りしなビールを買って、中庭で飲んで、洗濯をして。シャワー浴びて、ハンモックでだらけて、愉快、愉快。
• 昼飯を求めに、Baba caféでくつろいで、Sunsetを見て、Guruは去った。
• Thank you!君には沢山Videoを撮らせられたよ。自己愛しっかりタイプ!
• バイクを自分で運転し初めて30分もせぬうちに、エンジントラブルで動かなくなる。なぜなのか。これじゃどこにも行けないじゃないの。
• 結果、宿併設のレストランでゆるりとしております。Guruがいなくなった途端の、グダグダ感がすごい。マイペースとはこのことか。ひとりぼっちの操縦席。

(注記)
1. Guruが一個の遊びが終わると発する言葉。次何して遊ぶ?!的な。

2/13(Mon) さよならHampi

• 朝日を見るところまでは同じ。7時ぐらい。ここから気がつけば9時出発。バイクは無事動く。よかった。
• Idlyを頂く。50ルピーする。こんなもんやっけ。
• バイクを返すところで一悶着。返す時間が少し遅れたから、その時間分の追加料金を支払うと言うと、1日分払えという、このタイミングから借り手はおらんから、と。上手な交渉が出来るようになりたいもの。
• ふと思いつくところでどんな価格交渉をしてたか挙げてみる
 ✔ 大量購買:たくさん買う/使うからまけてくれ(例、2個買うから、3泊するから etc.)
 ✔ 細部指摘:相手の主張するサービスの価値を下げて対価を下げる(例、 この自転車右のブレーキの効き甘くない? etc.)
 ✔ アンカリング:最初の希望価格を実際に欲しい値段より低く設定して、交渉のスタートポイントにする(次の譲歩やらとセットか)
 ✔ 譲歩:サービスの特定の条件を譲歩する代わりに、相手にも値段で譲歩させる(自分にとってあまり価値がないところを「譲る」のがポイント)(例、朝ごはんはなしでいい、etc.)(そもそも起きれないことは秘密)
 ✔ 妥協:譲歩のしょぼい版。えー、じゃあ100ルピーでどう?みたいな。あかんねや、えーー、ほな110ならどう?みたいな。ただただ、こちら側も妥協するから、そっちも譲歩頼むで、というカード。
 ✔ 競争社会:他の選択肢を見せてみる。あー、でもあっちの似たような店で100ルピーや言うてたからなー、みたいな。
 ✔ もっといけてる何かがあると思うけどよくわからん。逆にポジティブな理由付けをするとかかなー。個人的には、ほかに安い店もあったんやけど、お兄ちゃんから買いたいんよね、ただ値段だけがなぁ…ほんま。的な。(1)

• 対岸へ渡る。自転車を借りて観光開始。
• 全然思いもせんことに沢山逢いまして、非常に辛かった。マップ見てたら竹林に迷い込んで、道なくなるわ、自転車はパンクするわ、ぐんぐんバスの時間は迫るわ、半泣きでした
• バスに乗ってHospetへ。予約していたバス(どこにあるのやら)を見つけて一路Puneへ。

(注記)
1. 色んなこういう交渉テクニックあるよ!みたいなところがあれば、教えて下さい。旅にまつわってるとなお嬉しいです。コメント欄ででも。

2/14(Tue) 階層社会、求めてなくても、、、

• Puneへは早朝に到着。ちょっと変な場所で降りたので、ひたすらに歩いて時間を潰す。
• ようやく開いた喫茶店で朝食を摂る。インド人達に連絡するも返事なし。助けてVidhi。(1)
• 思い直していっぺん宿に戻り、水シャワーを浴びて、I’m ready.
• 大都市はUberが便利、前職のPune Officeを目指す。えらい立派なオフィスにビックリ!ちゃんとした会社みたいやん!
• 最後仕事を一緒にしてたチームの4人が歓待してくれました。今までインドで食べた中で一番高価なレストランでした。Kunalさんごちそうさまです。

• なんとも言えない幸せな時間を過ごしたけれど、何となく、大切にされすぎというか、言い換えればよいしょされてる感じもしました。インド人は、ヒエラルキーと相性がいいのか。
• インドを旅してて感じた驚きとか、素朴な疑問などをぶつけてみる「どうしてあんな感じになってるんやろか?」と。4人のうちの一番若い女の子が「何々が~むにゃむにゃ」と少しピントのズレたとりとめもない話をする。なんとなく聞いてたら、Himanshuが割って入る。「Masato asked why」

• Laxim road marketは一瞬なんじゃこれはと思ったけれど、よく観察するとおもしろい場所で、とてもいい心の開き方が出来てる瞬間もありました。(2)
• 宿に戻って、ビールで酔っ払う。ちょっと弱くなったかもしれない。

(注記)
1. 前職で手塩に掛けた後輩、ヴィディ。会議をいつも時間通りに来てくれて助かりました。これ実はものすごいことなんです。
2. 世界に心が開けている、新しいものを受け取れる準備が出来ている、そういう状態を「いい心の開き方」とここでは呼んでいる模様。

2/15(Wed) 小娘は多忙にて

• 起きて今日はMumbaiへまいります。あの子に一目会うだけのために。えんやこら、と。純情アクションが光ります。
• 電車は4時間ほど。70ルピーの自由席。指定席取るの下手やわー。
• なんとなくだんだんと調子が悪く。多分扇風機の風?ミャンマーでも同じことあったなー。風で具合悪くなるパターンや。
• 到着。飯を食う。Vidhiが変な場所に住んでいる。バスのチケットを抑えてみる。言わずとも同じ町に。簡単に会えるよう、取り計らう。
• 出来ることは、確率を上げることだけなんだろうと思う。20分だけの逢瀬が実現した。
• きっと俺がやったように、Vidhiも何かをしてくれたのではないか、みんなが何かをしてくれたのではないか、と思う。
• Vidhiにおんぶにだっこで、バスに乗って、後は寝るだけ。ほぼ起きずに終着点。

2/16(Thu) Ellora(エローラ)

• 10番窟のムードは素晴らしかった。
• 鬼のように寿司詰めにされたジープ的なもので町へ戻った。
• 軽くいなしていたら、Tuktukのおっさんがキレてきた。論理は破綻してたけど、一生懸命怒っていた。
• Thaliを鬼のように食べて、Tipを残したけれど、あの人に渡ったかはわからない。気持ちのいいサービスと、明るさの押し売りの違いがわかってなさそうな店員がいた。
• 宿ではすぐに寝てしまう。高い宿ほど、あっさり駄目な格好で寝てしまう。この病に名前が欲しい。

2/17(Fri) なんの苦行にもならない24時間列車の旅

• ティルチェッリみたいな名前のレストランで食べたMasala Dosaはおいしかった。
• 列車に乗り込む。変な兄ちゃんが寝ているから、どけて寝る。寝るだけの仕事ないかなってぐらい優秀な動き。
• 水を1リットル、ビリヤーニを食べて、サモサを食べて、チャイを5杯飲んだら、New Delhiに着く。24時間などあっちゅう間。(1)
• 色々と夢を見た。昔中国で見たような興奮する女性との絡みの夢が少ない。残念だ。

(注記)
1. 新幹線のように、売り子がひっきりなしにあれこれと売りに来てくれる。一台で色々とカバーする方式ではなくて、チャイ係、サモサ係、ビリヤーニ係、とそれぞれ来る。遠くから「チャイチャイ~」って聞こえてくる。呼び止めてお金払ってモノ貰う。基本全部安い。

2/18(Sat) Mayankに会うとはわからぬものよ

• 前職のインドオフィス2つめデリー所属のMayank(マヤンク)と急遽会うことになった。昨日の今日みたいなことで。
• 終始上手にコーディネートしてくれた。氷のやつを口に突っ込まれたのは閉口やったけど。(1)
• 昼飯は、インド昼飯史上一番おいしかったのではないかと思う。その後の飲み屋/Caféも良かった。
• Mayankは今の仕事に関わる会社名や製品名をバンバン言うので聞いていて面白い。守秘義務どこいったんや。これがインド人のバイブスか。
• 空港は混み合いあまり時間がなかった。焦っている僕に、変なおっさんがBe calm!などと言ってきたが、彼自身大概イライラしていた。
• 飛行機は、一路Dubaiへ。君も名は。をもう一度見た。

(注記)
1. インドのお菓子の一種か、屋台のバンのようなところで。おーこれこれ、トライするか?みたいなことで買ってみる。本体を含んだ後に、口を開けろと言われて、追い氷される。そういう食べ物らしい。

(下 以上)

よくぞここに辿り着き、最後までお読み下さいました。 またどこかでお目にかかれますように。