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09. インド(中) | 南インドを怖がってた自分をシバきたい

読める世界一周 in India
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• 期間:2017/1/28 - 2/7(11 days)
• 旅程:ティルワンタトラム → バルカラ → アレッピ → コタヤム → クミリー → ムナール → コチ → ビサーリ → マイソール
• 費用:22,742 JPY
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1/28(Sat) 私も、そんな風な、旅がしてみたいとも思うんだけれど

• ケララの朝は早い。8時ぐらいには起床。
• ケララ軍曹はA4の紙をもう1枚所望され、僕がシャワーを浴びている間に、オモテウラをびっしりとお埋め尽くしになられた。飯を食う時に見よ、と。ケララの食事編だと。(1)
• 朝飯に行こかと向かいの店でチャパティを食べ、お茶を飲んだら、颯爽と立ち去った。かっこええ後ろ姿。

人生の操縦席に戻る
• さてと、同じ宿の旅慣れたアメリカ人女性(45歳ぐらい?)とEast Fortを見にゆく。彼女は植物やら花やら石やら何やら細かい驚きを沢山見つける(2)
• 時間ないけど、Kovalamってとこを見てこようと思う。戻れへんかったら、どこなっとその辺の宿に泊まればいいし、という僕に対して、彼女は標題のコメントをした。大人の余裕とフェアさ加減。手練れの証か。

出発は勢い
• 小雨降る中、美しいと名高いビーチへ向かう、片道30分バスの旅。
• 思いの外キレイなSunsetが撮れて満足。南インドには沢山海がある。
• 海岸で夕日をバックに、学生は手を繋いでジャンプし、その瞬間を写真に収める。やること自体は大差ない。ただ友達が10人からいるから、さながら大縄飛びみたいなスケール感になる。
• 最終バスには間に合った。宿に戻り就寝。マウリシオと再会(3)
• ケララ軍曹の22時には寝ろという言いつけ通り、24時ぐらいに就寝。馬には乗ってみよ、人には添うてみよ、と。

(注記)
1. 宿で一緒になったケララ州のことを知り尽くしたるおっちゃん。腐るほど情報をくれた親切とおせっかいの、おせっかい寄りのお人。ただ彼の残したA4の2枚が後にどんだけ役に立ったか。
2. 素敵な旅人と凡庸な旅人の差は、観察力ではなかろうか。細部に宿る何かを、どうすればもっと身近に感じられるのか、ずっとわからない。
3. 誰やマウリシオ。

1/29(Sun) Varkala(バルカラ)ビーチリゾート

• 起きる。9時か10時ぐらい。同部屋の他3人が既に全員外出していて驚く。あんなタトゥー入れといて…。ゆっくり支度する。
• 申し訳程度に美術館を見に行って、帰って来た。よし、この町、OKです。
• いざ出発。次行く町は、ビーチリゾートらしいです。電車で行く。

• 電車はNon Reserved seatでした。おなじみのカオス。座席にゃ座れんなと早々に諦め、サンダル脱ぎ捨て、荷物置きに上がり、タオルをお尻の下に敷いて頭をかがめる。頭打つからね。自由席にはコウモリみたいに座席の上も人々が占めます。どうぞよろしく。
• Varkala到着は17時頃、宿に荷物を置いたあとで、犬を怖がりながらSunsetを眺めた。毎日見れるな、Sunset。
• 海岸沿いを歩いただけで終了。晩飯がうまかった。Parata的なやつ。(1)

(注記)
1. パラタはめっちゃ美味しい。何この触感。パンみたいなくせに!めっちゃ美味しいのでどこかで出会ったらぜひきっと。

1/30(Mon)にっくき老婆の正しい戦略

• 朝、この町一番のコーヒーを頂きに出掛ける。Coffee Templeというお店。
• 多分、ここにあのアメリカ人女性(45歳)も通っていたのだろう。(1)
• まだ白じんだ早朝の海を望むオープンカフェの、ちょうどその店の前に、ピタッと陣取る物乞いの老婆が、完璧に景観の邪魔。
• 店を出るイギリス人のおっさんが、God bless yaみたいなことを言って、彼女にお金を渡している。君にも責任の一端はあるのではないか。なんて思うのは、僕のハートが醜いせいだろうか。

目指せ、バックウォーターなるもの
• 宿に戻りPackingも済ましていざ出発と立ち去り際、別れの挨拶か、番犬が走ってきて、腰抜かしてコケてしまう。Kanyakumariに続いて2回目。
• 駅まで移動して、さてさて、行く先はどこやっけ。Allepy(アレッピ)か。今回はSleeperクラス(寝台席)の席が取れた。よかった。
• 例の世界史など読みながら移動。到着。次はバスに乗って、Boat jettyまで移動。到着。飯を食べる、Boat乗る。極めて順調に推移する。(2)
• これは自分(ないしケララ軍曹の入れ知恵)が凄いのかと思ってたけど、よく考えたら、ケララ州のインフラのレベルが高いだけちゃうか、ってことに気がついた。
• ケララ州最大の観光名所は、このバックウォーターと呼ばれる大小の湖を繋ぐ一般市民の生活水路。ボートにて緩やかに登る。

• 途中のKottayam(コタヤム)にて1泊することに。宿の評価がとても悪くて怪しんでいたけれど、特に悪いところはなかった。どうしてあんなに評価が低かったのだろうか。
• 夜、映画館で見たインド映画は、ヒンディー語の本編を、マラヤーラム語に吹き替えたバージョンでした。全くわからなかった。国歌斉唱も歌えず。ただただ長かった。(3)

(注記)
1. Varkalaにはとてもいいカフェがあったよ、と教わっていた。
2. バックウォーターは、遠目でヤシの木を眺めるに始まり、上流に行くほど細く狭く、川藻の花に覆われていく。市民の足の普通の船で移動した。豪華客船もある。
3. インドにはXXの民族と、XXの言語が存在する。XXの数字がわからない。とりあえずものすごい沢山。何百と。その結果、インド国内の公用語は英語になる、みたいなお話。なお、インドでは映画が始まる前に、全員起立からの国歌斉唱がある(ことがある)

1/31(Tue)クミリーの語感かわいいな

• すいすいーすいたらたったすかすかすいすいすいー。
• 7時頃のバスに乗り向かうはKumily(クミリー)気がつけば、とても寒い。昼過ぎぐらいに到着、Kumily。段々と北上して寒くなってきたのかい。

• 宿にCheck-inして向かうは、Thekkady(テッカディ)はPeriyar Lake。Ferryから野生動物が見れるとのことです。見れへんかったけど。
• Ferryのチケット売り場で小猿と合戦。拍手喝采の反意語は、非難轟々だと知る(1)
• 宿に戻りしなあたりから、ちゃまこと原さんと連絡をとり始める。
• この日あたりから一人遊びを覚える。インドに慣れてきた証か。

(注記)
1. 湖のボートツアーを待つ列にて、欧米のおばちゃんのお薬パックが子猿に奪われた。低めの屋根に登って逃げたため追いかけて取り返して拍手喝采。その後、列に戻り、またちょろちょろ手すりを寄ってきた別の子猿が、後ろ向いて油断してたから、どんって押したら「キーーー!」言うて猿が怒り、皆にも怒られた。両者合わせて5分間ほどの出来事。

2/1(Wed) いざMunnar(ムナール)

• 当初の目的であったMunnarへ向けていざ出発。Kumilyは何の悪い思い出もないけど、ややお高い町でした。
• 寒かったような気がする。寝てるだけやけど。目が醒めたら、そこは茶畑であった。写真パシャパシャ。すやすや。パシャパシャ。
インドにこんな広大な茶畑があるなんて!!!と奈良出身の血が騒ぐが、よく考えたら、チャイって茶やん。そりゃ無茶苦茶いるよ、お茶。
• Munnar到着は、14~15時頃か。宿までトコトコ。チェックイン。のぼっとしてるうちに日が過ぎた。
• 晩飯で食べたのは、驚きのバターチキン。君ら宮廷に召し抱えられるで。

2/2(Thu) Munnarと書いてムナール

• バイクを借りに行くと、なんと全部(出払って)ないとのこと、目の前のこの1台も既にBooking済みだという。
• にゃーにゃー言うてたら、兄ちゃんはボスに電話をして、その1台を貸してくれる流れになった、明日の予約だったからと。
• 「君はいい人間だから」とのこと。そんなすぐわかるもの?
• バイク観光は快適にて。今まで借りた中のバイクで最もキレイであった。南インドのクオリティ恐るべし。(1)
• 宿に戻る。飯を食う。旨い。

(注記)
1. 南インド(ケララ州)は教育・医療水準がインド国内で最も高い。

2/3(Fri) ほなKochiいこかー

• Kochi(コチ/コーチ/コーチン)向けて旅立つお昼過ぎ。朝起きはまぁまぁ続いていると言えようか。
• バスの旅は、物を読むことが出来ないので、空想ばかり。寝ることも多いけれど。ご存知の通り。
• 夢に前職のお客さんのチームが出てきた。すごいスピードでうどんを食べれることを見せつけた気がする。またいつか仕事がしたいなと思ったり。
• Kochiに昔行ったと話してはって、ここが彼女がいつしか見た景色かいな、とちょっとSunsetを味わってみる。旅に出ると、妙にSunsetをよく見る。(1)
• 町一番のレストランで食べた、Fish Mangoカレーは甚だ微妙であった。。切ない。トリップアドバイザーのあほ!

(注記)
1. 見てますか、Sunset.

2/4(Sat) Kochiにて少しスローダウン

• 朝起きる。シャワーを浴びる。この宿はもう延泊が出来ないとのこと。
• 宿にて、イギリス人のおっさんが、女主人にSexyと呼びかける。これってセクハラじゃない?そんな二人称ある?日本語にしたら何になるのか。
• 宿変更。ゆるゆる過ごす。Sakurakoと久しぶりに話して、やや突っ込んだ質問を受ける。放っておいていいのだろうか。(1)
• 町のカフェが素晴らしい。夕日を見る。昨日と同じ。
• 晩飯は、Tibetian Chef’sなんとかというところに行く。ずっと良かった。

(注記)
1. 内容わからず。放っておいたのだろうか。

2/5(Sun)不意にぶつかる、ヒップホップ

• 朝8時頃には目が覚める。優秀すぎて怖い。夜型だったというのに。
• Kochiはゆるりとするに適していた気がするのは、もしかして、自分の文化(カフェなど)が近くにあったからだろうか。
• 結局、自分の慣れ親しんだ文化を離れては、ゆるりとは出来ないのかな、さもありなんとも、それは口惜しいとも。思う。
• カフェで流れる曲が、急に日本語になってびっくりする。Shazamで調べると『RIP SLYME マスターピース』聞いたこともないわ!
• Ferryチケットの並びにえらい待たされつつ、来たFerryにいそいそ乗って、Fort Kochiを後にする。観光スポットを特に見ていない。
• バス乗り場を探し、向かうはKozhikode。予約なしでも乗れてホッ。

2/6(Mon) Kozhikodeの響き好き

• 多分コージーコーナーのせいやろな。
• 宿は快適も、Hot showerは出ず。残念。
• バス乗り場に向かう手前で食べた、Fish biriyaniは今までのBiriyaniで一番美味しかったかもしれない。
• どこに行こうかなー、と朝がやや遅かったのもあり、紙に書いてあったVythiri(ビティリ/ビサーリー)というところで妥結する(1)
• バスはただひたすら眠るだけ、生憎Vythiriは寝過ごし、次のKalpettaという町から戻ったら、遅くもなり、ほぼ何もできず。
• 夜、Vythiriでオッサンが話しかけてきて、明日ここに電話をしろと去っていった。これはGoだろうかNot Goだろうか。

(注記)
1. 南インドの都市は、総じて発音が難しい。その発音もいくつか種類があるように思う。ケララ州の州都からしてThiruvananthapuram。読めたものではない。適当に言うてるうちに、じきに勘付いて貰えるので、なるべく相手に寄せて喋るといいかと思う。

2/7(Tue) それでは聞いて下さい

• 朝起きる。9時とかに起きる。中国時代は夢のよう。
• この土地のViewpointに向かったものの、大した事がない。猿が走りざま、導線上の僕の頭を軽く叩いて走っていった。
• 戻りの足をなくしてどうしたもんかと思っていたら、ホテル従業員の慰労ピクニックのバスに同乗させて貰えた。
• バスの中は和気あいあい。アカペラでのカラオケが催されていた。次々にマイクが回る。これは、あるかも。。。
「今日は日本からお友達が来てくれました」的なフリで、日本の歌をPleaseと。。。えーっとMasatoです。それでは聞いて下さい、君が代です。

平和な旅が続きます(南インド=平和)
• 昨日のおっさんは忘れているうちにNot Goが決定してた
• Mysore(マイソール)に向かったものの、乗り換え悪く、到着は日の入りスグぐらい(1)。RRRというレストランで、ベジミルスを食べる。美味!
• さて、目的地の宿は3km程度と。てくてく歩く歩く。てくてく歩く歩く。ついに到着。わかったことはWrong address!疲れが襲う。
• 150ルピーを削り出してTuktukで目的地に到着。およそ見当違いの場所を、彷徨っていたようで。Maps.meを過信してた。これで2回目。(2)

(注記)
1. 知らない町には、なるべくなら日が高いうちに到着するのがいいと思う。宿を探したりとか、不慣れな時間は、昼の方が易しいから。
2. Maps.meの宿の情報は95%ぐらいの精度なんじゃないかしら。たまーに、全然違うところに宿があることになってる。

(中 以上)

よくぞここに辿り着き、最後までお読み下さいました。 またどこかでお目にかかれますように。