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05. ミャンマー (下) | It's Sunday!と彼女は言った

読める世界一周 in Myanmar
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• 期間:2016/11/8 - 11/16(9 days)
• 旅程:タウンジー → ペグー → チャイティーヨ → ヤンゴン → パ・アン → ミャワディ
• 費用:24,719 JPY
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11/8(Tue) はっきり言おう、Bagoは嫌い。Bagoは憎いと。

• 明け方到着。バスを出たら、客引きの兄ちゃんがいる。お疲れ様です。僕予約ありますんで、的な風を装ってホテルへ。
• 想定の2倍の値段で断念。元の場所に戻るも、もう声はかけて貰えない。お客さんですよー。
• 結局、Maps.meで探す。ふむふむ、サンフランシスコ・ゲストハウスか。安心の欧米かぶれ。
• 初対面でフレンド、フレンド言うてくる奴のうさんくささよ。インド系の奴に多い気がする。フレンドは相互承認あってのもんや!
• なるべく休むことに。。。
• お昼過ぎて出かける。半ば義務のようにいくつか観光する。歩き方の上から順番に。4つで終了。これで十分。大満足じゃボケ!

11/9(Wed)チャイティーヨ≒ゴールデンロック

• 車の往来が、騒がしい場所が嫌いなのだと思う。Bagoは騒々しかった。
• 朝6時に宿の人が起こしてくれる。ありがたいけど、まだしんどいです。
• バス乗り場までなんとか行って、バスに乗ったらなるべく寝るようにした。9時過ぎには到着。体力5%。最寄りの宿になだれ込む。
• すぐに暑さで煩悶する。チャイティーヨ。思ってたより涼しくないーよ。そのまま悪戦苦闘(休むのも旅のうち)
• 明日のバス移動のことを考えると、Golden rockは今日行っとかなあかん。と、まるでタスク。アジェンダ。旅はそんな風にするもんではないのでは。
• 昼過ぎ、よっこらせっと、少し持ち直したる体調で頂上に向かう。途中のトラックからの景観が素晴らしかった(1)。頂上到着、Golden rock見える!ん!なんやすごい霧や!これが俺のGolden rockか。あんまり見えへんな!
• 霧だらけのPagodaは、天上界のよう。
• またもトラックで町へ、歩いて宿へと帰って、晩飯も食わずに寝る。。。とりあえず休まにゃならん。

(注記)
1. ここは大型トラックで山をぐいぐい行きます。楽しいよ。

11/10(Thu) 一人旅の体調不良は、ハートにくるぜ

• ツラい夜を過ごした。「バンガロータイプだ」なんて響きに気を許したのが間違いであった。蚊が多い。蚊と同居型のシェアハウスや。
• いつ来るかわからぬ下痢の不安と、蚊の鬱陶しさを、夜中味わっておりました。セットはキツい。
• 朝、昨日お願いしていたランドリーを受け取ってみるも、なにやら重い。雨が降ったから乾かなかった、とのこと。今日のパンツとシャツはそこから選定。えいや!
• チャイティーヨからは、高速バスで移動。エアコンと濡れた服のコンビネーション。寒い、寒い。セットはきつい。この辺の無対策には少々呆れる。
• ヤンゴン到着、ダウンタウンが思ったより遠いんだね。
• チェックイン、もうこの時点で青息吐息。夜は消化に良い物をと、日本食を食べることにする。さすがヤンゴン。日本食があるんや(1)
• おいしい寿司、という名前のお店。お茶があれ?と思ったけど、美味しく食べれた。
• が、夜中に結局全部吐いてしまった。飯が胃を通らず、わだかまっているような感覚があった。

(注記)
1. ミャンマー料理は美味いけど、ちっと脂っこい。人はめちゃめちゃ好きになるけれど、インフラの手間と食事の油っこさゆえ、多少体力が問われる。是非スケジュールに余裕をお持ち下さい。

11/11(Fri) 安息日

• 起床は穏やかでなかった。幾度身を翻して、ベッドのシーツを守ったか。
• 朝飯を食べた8Fからのヤンゴンはきれいであった。「遠くから見れば、たいていのものは綺麗に見える」か。Fried Noodleと卵と、フルーツジュースを大きなコップ4杯ぐらい頂いた。
• 今日は休むと決めて、部屋でダラダラ。テレビがある。プレミアリーグと、トランプまわりのニュースを見てお昼まで過ごす。
• 宿が延泊できないことが判明し、近くの宿へ移動する。今日やったのは、これだけさ。
• 何も食わずにいたら、夜、空腹に襲われる。日本人のおっさん(40代)とお見受けするおっさんが食べてたカップヌードルが羨ましくて羨ましくて。
• で、コーラを飲むが、これはいいチョイスではなさそうであった。気持ち良くない。スプライトはいいのにー。不思議。(1)

(注記)
1. 調子悪い時にも飲みやすく、元気が出るのがスプライトではなかろうか。コーラはゲップの勢いで吐きそうになる。

11/12(Sat) 復活

• 起床はこれまでより緩やかに。多分今日は大丈夫。大乗仏教。
• ちょうど朝、不意にStephanie(1)から来た連絡のアドバイスに従って、お昼に、好きではないパパイヤサラダを食べたのが良かったのか、
• 昔インドで道端の兄ちゃんに教わったバナナを食べたのがよかったのか。お腹の調子は少しづつ整うようだった。生きる知恵を感じる。
• 大体の計画の通りに、博物館と、一番有名なパゴダと、ビル屋上のバーに寄って宿に戻った。
• 宿に戻った時間は22時過ぎ。少し胸を騒がすものはあったれど、どこかのタイミングでEmperorには行かないことに結論した。
• 宿では、観光客が何やら会話を広げている。その会話に入りたいのか入りたくないのかわからなかった。ぼーっと聞くでもなく、聞いていた。

(注記)
1. 中国の西安で会った、イングランド出身の学校の先生。俺に上海での詐欺など気をつけるように教えてくれた。旦那は長く、フランスのHonda勤務。

11/13(Sun) It’s Sundayと彼女は言った

• 昼ごはんにお寿司を食べた。こないだ行った「おいしい寿司」再訪。
• 11K Kyatsは過去最高額のはず。都市では出費のレベルが上がってしまう。でも、とても美味しいお寿司でした。今回は吐かずにすみそう。
• 今日は調子がいい。100%と言っても良いんじゃないかと思う。本気で走れるかはわからないけれど。
• ジェンズィーという、美しい女の子と出会った。名前を聞くのも一苦労のボディーランゲージでも気持ちは通う(気がした)僕の何かの質問に答えるように、It’s Sundayと彼女は言った。幸せな音だった。
• バスはひどく快適だった。今までで一番かも知れない。夜ヤンゴンを発つ

11/14(Mon) Ha’panはよいところ(1日目)

• お前の駅だ、と起こされたのは、午前2時を過ぎたぐらいだった。
• 宿探しに少々難儀して、なんとか潜り込んだ宿では、屋根裏を使わせてくれた。宿のおかみさん的な人がとても優しい。本を少し読んで寝る。
• 日中、ミャンマー人の女性の喧嘩を見た。もしかして、これが初めてかもしれない。中国では初日から見た気がする。
• ATMを探すも、4つ中、4つ全てが機能しない。どうしてなのー。
• 今日はフルムーン。町のそこここから蝋燭の火が揺れる。素晴らしいムードがある。一人で味わうにはもったいないぐらい。
• 小ぶりなショッピングモールが気持ち良い。昔地元にあったジャスコを1/30ぐらいにしたイメージ
• すらり背の高い、恐ろしく美しい女性がいた。体のラインが素晴らし過ぎた。あんな娘さんに気長に惚れてるようなのもいいな、と思う。
• 宿に帰って、いくらか新しい試みを始める。経験を活かす時が来た。(1)

(注記)
1. 何のことかわからない

11/15(Mon) Ha’panはよいところ(2日目)

• 2日目は、ツアーに参加。
• この町Caveありすぎ。全部えらいことなってるし。
• JamesとGinaというアメリカンカップルが仲良くしてくれた。アメリカ人には一線を踏み越えた何かがあるな。なんとも言えない何かが。
• Jamesが道中で英語を褒めてくれた。そんな褒めてくれるほど、聞き取れてへんで!フランス人のRisaが何を言ってるのかは常時わからんわけやし。
• 晩飯まで一緒に、ということになり、GinaとRisaが英語とフランス語で、ライオンキングの曲を歌いだしたあたりで、もうこれはつらいなと思った。(けどニコニコした)
• 夜、プロジェクトを少し進める。牛歩、牛歩。(1)

(注記)
1. 何のことかわからない

11/16(Mon) 本日は28日目にて

• 朝起きる。ふむ、最近朝の起き方がぴったりや。
• シェアタクシーは驚きの人の集まらなさで、1時間以上経って出発した。もう少し寝れたじゃないの。(1)
• 運転手の子供?っぽい同乗者の女の子が水を欲しがったので、いくらでも飲みよしとあげた。
• Taxiは快適。東へ、東へ。Myawaddiへ。タイへ抜ける国境の町です。
• 同乗者の女の子の持ってる財布が妙に大人びているなと思ったら、なんと20歳でした。15歳ぐらいかと思ったで。
• Myawaddi到着、出国管理のイミグレへ進む。パスポート手続きの合間に、というかKyatを使えるうちにと、昼飯を食べることにしよう。
• 飯を食いに行ったところでふと気付く。あれ、俺リュックどうしたっけ。手ぶらで来たんやっけ。
• 飯を食って、お土産でも買おうかなー。それよりパンツ買おうかな。あ、バナナでも買っておこう。下痢にも効くしな。
• イミグレに戻って衝撃。あれ、バックパックはあるけど、リュックがない。リュックがない。少し慌てふためく。困った。困った。盗られた?どこいったんや。飯食べるとこに、実は置いてきてたとか?さっきのレストランに急いで戻る、やはりない。。。えらいこっちゃ。

荷物探し

• 無事審査の手続きを終え、パスポートを渡される。とりあえずバックパック担いで、ほないこか、って行けるか!リュックどこやねん。
• 急いで国境を越えて追いかけたら追いつくかも!とちょっと走ってみる。リュック届いてないか!見てないか!と途中の警察みたいなところで聞いてみるも、見てないと。止まる。何でや。今からタイに陸路で出国するぞって奴が、軽くもない俺のリュックを持ってことするやろか?
• 記憶を辿ると、俺の前にぞろぞろっと手続きしようとしてた外国人がおったな。すぐどっかいった奴ら。あいつらが怪しい。あいつらが犯人か……?
• 踵を返して、Myawaddi側に戻りつつ、入国審査のイミグレでも尋ねてみると、床に転がってるのが見つかった。(2)
• 出国管理処のManagerとは、よかった、よかった、と篤い抱擁を交わし、妙に感動的な気分で、バナナを半分上げて、歩いて国境を超えた。

(注記)
1. こちらの乗り合いTaxiは、乗客が揃うまで発車しない。確かに、コストは一定やもんな。待ったほうが得策という判断なのね。あれ、時間は?
2. 想像やけど、奴らは陸路でミャンマーに入国した時に、間違って出国審査の方で手続きしようとして、一旦ガサっと荷物を置いた。ほいで、入国審査のイミグレに誘導されたから、そばに置いてた俺の荷物も、なぜか一緒に持って行ったということやと思う。もってくなよ!

(下)以上

よくぞここに辿り着き、最後までお読み下さいました。 またどこかでお目にかかれますように。