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15. ケニア | 彼はドンキーです

読める世界一周 in Kenya
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• 期間:2017/4/7 - 4/20(14 days)
• 旅程:ナイロビ → マサイマラ → ナイロビ → ナイバシャ → ナイロビ
• 費用:77,178 JPY(※サファリツアー約30,800円を含む、ビザはエチオピア入国時に払済み)
• 特記事項:サファリツアー会社の集金の圧がすごい
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4/7 (Fri) ビビりすぎぐらいで丁度いいか

• お昼過ぎに到着。上陸。Nairobi国際空港です。
安全を買おう!と人生初の飛行機内販売で買ったSIMカードが驚きの役立たず。Galaxyを機能不全に追い込んだ。なんてことをしてくれたんや。(1)
• やっとこさUberでKarenまで移動してみると、思った以上に遠かった。よく知らなかったから「安全なエリア」に飛びついた。
• Karen Campで2泊、ここは良い宿でした。ほっとしつつ、ビールを1瓶注文すると300シリング。えらい高なったやん。(2)
• 新しい国の初日は無理しないスタイルです。

(注記)
1. 携帯は2台持っていて、1台はSIMフリーにしたベテランのGalaxy、もう1台が当時おニューだったExperia
2. 1 KES(ケニア・シリング) ≒ 1.07 JPY(2017年当時)エチオピアでは、ビール1杯50~100円で飲めたから、3倍ぐらいにはなった。

4/8 (Sat) 微動する

• 宿は快適で広いBackyardがある。洗濯物を青空の下で乾かそう。
• さてさてと地図をよく見たらえらい奥まってるやんかKaren君。
• 出掛けてみる。二度目のSIMカードは、IDを手元になく買えず。(1)
• Ngong的なところまで行って、少し町を歩いて、飯を食って帰った。それだけ。それでもドキドキした。

(注記)
1. ケニアでは電話/データ通信が必要と思っていた。これまで現地でSIMを買うのは滞在が長い分の利便性を求めたケースだったけれど、今回は安全性を買うケース。インド以来。多分いっぺん慣れたらどこでも手が出ると思う。

4/9 (Sun) さて宿を替えますか

• Karenはいいところだけれど、もう少し中心に近づきたいところ
• ひとつ見つけていた宿が、直前でだめになり、急遽連絡した先が快諾してくれたので向かうべき宿が決まった。Airbnb宿です。
• 合流がスムーズに行かず微妙に疲れたが、迎えてくれたMaryおよび彼氏のRuben (?)はいい人でありました。(1)
• 夜は近くに一緒に食べに出かける。Ugariを肉のBBQと一緒に食べた。1,000シリング。(2)

(注記)
1. いわゆるホストが同じ家の中にいるタイプのAirbはこれが初めて。ここが君の部屋だよ、的な感じ。ナイロビでの旅の計画にも乗ってくれた。
2. ケニアの国民食ウガリ。これはマジで味がしない、意味がない。

4/10 (Mon) 健康的な1日

• キベラスラムをBenjaminと歩いてみるの巻。Pilau with Chapatiが安くて旨かった。(1)
• 昼過ぎからは用事とのことで、結局2時間程度で1,000シリング。ちょっと高い気もした。人に手渡すお金は高く感じられる。
• その後はMatatuに乗り、ダウンタウンエリアに入ってすぐ出る。怖いと。(その後ちょいちょい立ち入るようになる)(2)
• ツアー会社を歩いて周り、2箇所ぐらい料金を確認して、280USDのところと300USDのところを見つけた。(3)

(注記)
1. このツアーもAirbホストのMaryがオススメしてくれた。ひとりで踏み入れられるような場所ではなかったから。Benjaminもスラム内に住んでいて自宅に入れてくれた。そこは頼りなさげではあったが電気が通っていた。Benjaminは仲間と小規模な発電/送電設備を作っていて、ここに光を届ける仕組みを作りたいと言っていた。
2. Matatuというのはナイロビをあちゃこちゃ走ってる庶民の足であるバス。それぞれに独自の音楽をかけたり雰囲気が違うのも特徴。
3. サファリに行くツアーの情報収集と値段交渉。280USDのところで落着。宿でのピックアップから、2泊3日でマサイマラのサファリを見つつ、宿に戻ってくるまでコミコミの値段。『このツアーには、お前のユーモアのセンス以外のすべてが入っている』的なことを言われて当惑した。

4/11 (Tue) 確実にええ人やけど、いかんせん話が長くて何言うてるかわからん人っているよね

• 親なしの子象を見に行く予定も空振り(1)
• 方向が同じとのことで、途中まで付いてきてくれたMaryの彼氏ことRubenが途中から随分と鬱陶しく、だるい感じになった。
 ✔ いまいち何を言うてるかよくわからない(英語力の不足もあり)のに、最終的には彼の「そうだろう?You see?」的な感じに、「Hahaha. You are right(意味わからん)」が、降り積もった結果かなと思う。何の話題でも、そんな着地になる。彼の説法聞いてなるほど係。
 ✔ 恐らく彼という人に対して興味を持ちきれなかったのが敗因か。なんていうたらいいのか、面白くない!

• ツアー会社の集金の圧がすごい。家にクレジットカードを忘れたから一旦取りに行ってから向かいます、と伝えたら、家にはついたか。クレジットカードを手にしたら電話しろ。今はどこだ。いつ来るんだ。じゃんじゃん電話が来る。やめたろか!
• iHubを覗いてみたのはこの日やっけな。日本人起業家がいて、晩飯でもということになった。ええ人でした。(2)

(注記)
1. 象の孤児院みたいなところがあり、親のいない子象達を保護している施設がある。お金を払えば里親にもなれる。開放時間が短いので注意。
2. それが今を時めくKenya発玉ねぎ起業家の河野さん(参考)ケニアへ移住し「玉ねぎビジネス」を起業した29才・河野邦彦のリアル

4/12 (Wed) サファリ1日目

• 朝起きて、電話が来て、道路上でピックアップされた。
• 全員のピックアップが終わり、目的地へ走り始めたぐらいに、ドライバー兼ガイドが飛ばした最初のジョークがエグいほど滑った。本当にわからなかった。触れてはいけないような空気が漂い、しばらく全員が損をした。
• Great Rift Valley(大地溝帯)にて一休み。ドイツ人5人とハポネス1人とドライバー兼ガイドが1人、計7人のメンバー構成です。
• 寝てるうちにマサイマラに到着。宿に荷物を置き、初日のゲームドライブにいざ出発という頃には、さっきまで座ってた席は奪われていた。こういう瑣末なことに囚われて本当に楽しむところを楽しめなくなるのは違うと思うけど、その席配置は翌日以降にも持ち越された。(1)

(注記)
1. サファリで動物を見に行くことをゲームドライブと言う。由来はわからない。トヨタのハイエースの上蓋をスライスして、上下に伸縮自在に拡張した車に乗り込み、ミーアキャットみたいにサファリを眺めるのがお安いプラン。

4/13 (Thu) サファリ2日目

• 朝起きて、出発。7時半ぐらいかな。思えばぬるいスケジュール。
• 9時ぐらいに、うんともすんともいかなくなった。周りの車が次々と手続きを終えてゲームドライブに出ていく中で一台だけ残され、待たされ続ける。何が問題なのか、ガイドの説明不足、ないし一部聞いたメンバーのドイツ語共有のためよくわからない。2時間半ほどの足止めを食う。
• 一旦こういう事があった時の上手な気の逸らし方を覚えたい。きっと笑いに変えるのが一番なんだと思うけれど。めっちゃ損や!と思ってしまう。
• チーターのだるまさんがころんだは面白かった。(1)

(注記)
1. チーター vs. バンビ(?)の狩りのシーンを目撃出来た。草原の丈を利用しながら、チーターは、立って接近、伏せて隠れる、を繰り返しバンビまでの距離を詰める。だるまさんがころんだみたいに、時々バンビもちらりと見る。最後は、ガッと生死を賭けたレースが始まる。どっち応援したらええねん!ってなった。こういう時はまっすぐは走らないんやな。キュンキュン軌道を変えて逃げる。うおおお。

4/14 (Fri) サファリ3日目

• 朝起きて出発。昨日のドライバー兼ガイドの手落ちによる足止め分の帳尻合わせか、5時40分起きとなる。早すぎません?
• 朝キリンはとてもフォトジェニック。かっこいい。(1)
• 結局サファリカーでは半分ぐらい寝てた気がする。意味ない。
• さて帰り道、帰り道はフロントシートに。サファリ時以外の席がいい。
• 勇気を出してーCCレモン!と、帰りの送迎場所は、ダウンタウンエリアをお願いする。
• 治安がよくないこのエリアに足を踏み入れたのは日本人宿があったから。
• 宿には誰もいなかった。今日入れ替わりで8人が出ていったと聞かされた。

(注記)
1. 日の出に浮かぶキリンとその影はとても絵になる。朝キリンと名付けた。

4/15 (Sat) ニューケニアロッジは快適にて vol1

• 朝起きて、何をするでもない。淹れられたチャイを飲む。美味。
• 記憶のカケラもない。出かけたからすら不明。飯ぐらい食いに出たか。

※注記
多分、ダウンタウンエリアにビビっていた。

4/16 (Sun) ニューケニアロッジは快適にて vol2

• 朝起きて、何をするでもない(ここまで同じ)
• 昼前に出掛けてみた。レストランで飯を食って。ヒルトン近くのマサイマーケットを覗いたら、Peterがいた。(1)
• 500シリングで展望台に登って街を見渡せば、なんとなく満足感が胸を占めた。Java Houseでコーヒーを飲んで、宿に戻った。それだけのこと。

(注記)
1. 誰やPeter…。サファリツアー会社を紹介(斡旋?)してたおっさんかな。彼らにも送客に応じたバックがあって、特定のツアー会社に所属してるわけではないんちゃうかったかな。ツアー会社と言うても、自社でツアー運営しているところと、紹介だけしているところがある気がする。原理的には、前者の方が値段交渉ができるラインが深くなる気がする。気がするばかり。

4/17 (Mon) ニューケニアロッジは快適にて vol3

• 朝、Manaちゃんと大学生に起こされた。Masatoさんや、Masatoさんや!と騒ぐ大学生は、カイロで会った子であった。ああ、君はダイテンコウの。
• なんか嬉しかった。「この人や!」って喜ばれるのは気持ちがいいものなのかもしれない。なんとなく。「うるさい、うるさい!」言うて。こっそり嬉しかった。
• Teriyaki Japanなるところに行く。こりゃうめーや。日本人コミュニティの楽しさを味わいます。
• Java Houseでコーヒー飲んで、飯は肉を食べて(そんなにうまくない)、トランプをして寝る。

4/18 (Tue) Naivasha(ナイバーシャ)

• Naivashaは手頃なスポットで、一緒に行くことになった。
• エチオピアで会ったManaちゃん、エジプトで会ったYudai、あと自転車で世界一周をしているYuki君との4人組で出掛けます。
• ナイバシャ湖の散策はいまひとつ上手にはいかず、宿について一件落着。えらい歩いたで。若さでカバーできるのはいいところ。荷物持ちなどしながら歩いた。(1)
• 夜、咳と涙が出た。蚊よけネットに振りかけられた何かしらのスプレーの成分が顔にかかっている気がすごいする。こほぉ!こほぉ!なった。
• 部屋は2つ別々にあったけれど、ベッドのマットレスを動かして、無理やり4人で寝た。サークル合宿か。

(注記)
1. Yudaiがジャンケンに負け、荷物を4人分担いで歩いている時に、ケニア人が何してるんだ?と聞いてきたので「He is a donkey(彼はロバです)」「I'm a donkey(僕はロバです)」などと返していたら「That's not fair」と返ってきた。優しいな、ケニア人。

4/19 (Wed) Naivasha(ナイバーシャ)2日目

• NaivashaのNational Parkはとても良かった。チャリで走り回って、Zebraが近くて。見つからなかったキリンが名残惜しいけれど。(1)
• コスパ含めて考えたらMasai Maraレベルに満足した。もしかして、楽しさってのは、共有されると増すものものなのか。
• 宿に帰って飢餓状態。Pilauを大量に食べた。皆満腹を訴え、僕も訴えた。実はまだ食えたけど。
• 皆でダイテンコウをしていたが、Yudaiが眠気にやられた。

(注記)
1. 僕は多分、キリンが好きなのかもしれない。このNational Parkはチャリで走り回れるサファリとなっています。

4/20 (Thu) Kenya最終日

• いい日旅立ち。朝からゆるりとして、Teriyaki JapanからJava Houseへと、いつもの流れ。
• じゃんけんをして引き分け以下ならコーヒーをおごるという奴隷のような遊びをして、宿に戻る。
• Uberは2件ドライバー側からのキャンセルがあった。多分ここでは確認電話が必須なのかもしれない。
• 50分前に空港に到着。あと10分ぐらい余裕を感じた。ケニアはよいところでした。

(以上)

よくぞここに辿り着き、最後までお読み下さいました。 またどこかでお目にかかれますように。