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ドイツのティアハイムというところ

 My friend Vera told me, 

「I was seeing a Shiba boy running in cycles in his tiny box. Whereas I  almost started crying,  one girl next to me pointed at him and said ''Kawaii''.」

日本に行ったことのある外国人に出会うと、スーパークレイジー!って旅先での楽しい思い出を語ってくれる人が多いけれど、決まっていつも、「あの小さい箱に子犬や子猫を入れて売っているのはなんなの?あれはよくないね、幼すぎるし、やめた方がいい。」って言われる。

それじゃあ海外には日本のようなペットショップはないのかというと、例えばドイツにはない。じゃあどこでペットを探せるかというと、日本のようにブリーダーから譲り受けるとか、ネットでも購入できたりするけど、他にもティアハイムという場所がある。


「Tierheim:ティアハイム」と呼ばれるドイツの動物保護施設はドイツ語で「動物たちの家」を意味する。ベルリンティアハイムのように何千匹を収容できる大規模な施設から数匹の犬を保護できる小さなものまで形態は様々で、大小合わせてドイツ全土に1000箇所以上もあるといわれている。

(↑国内最大のベルリンのティアハイム。もうでかすぎてわけがわからない。)

日本の動物愛護センターやいわゆる保健所などとは違い施設の運営は100%民営、街の保護団体が行っていて、数名の事務員や獣医師などが雇われている以外はそのほとんどがボランティアスタッフである。だから人件費はそこまでかからないけれど、もちろん餌代とか治療費とか施設の管理費とかもろもろお金が必要になる。その資金はどこから来るの?っていうと、それは団体に加入しているメンバーシップの会費や市民や企業からの寄付によって賄われている。聞くところによると、市や町からもちょっぴり補助金が出るようだけど、「全然足しにならないわ〜」って言ってたから資金繰りはやっぱり大変みたいだ。

ティアハイムの役割は主に2つあって

①なんらかの理由で飼い主を失ってしまった動物達を保護すること。    ②彼らにふさわしい新しい家族を探して引き渡すこと

(これ以外にも、野生で怪我をした動物達を一時的に保護し自然に返してあげるような仕事をすることもある。)

ティアハイムでは日本の保健所のように何日以内に飼い主が見つからなければ殺処分されてしまうということはまずない。それでも、攻撃性が強すぎてトレーニングしても社会に戻れそうにない犬とか、瀕死で担ぎ込まれた動物などには安楽死が検討される場合もある。「でもそれは本当に本当に最悪の場合ね」、って言ってた。だから基本的には飼い主が見つかるまでずっとそこに入れるけれど、見つからなければそこで死んでしまうことだって普通にある。

シェルターには犬や猫以外にもうさぎや鳥、小動物などたくさんの種類の生き物がいる。それぞれの生き物がのびのびと暮らせるようにはどうしたらいいかとスタッフ全員が日々工夫を凝らしながら、彼らにとってできる限りベストな環境を与えてあげられるよう努力をしている。



というこれらの話は全て、ハンブルクティアハイムのパンフレットを必死で翻訳した情報+そこのボランティアスタッフであるHeikeから聞いた事。

ありがとございます。