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フランスに留学していた黒崎愛海さんの失踪に関する裁判で出された検察側の主張をまとめました。なぜフランス警察がセペダ被告を疑っているかがわかります。

フランス東部ブザンソンの大学と筑波大学のパートナーシップとしてフランスに留学していた黒崎愛海さん(当時21歳)が2016年12月に行方不明になった事件で、殺人罪に問われているチリ人の元交際相手ニコラス・セペダ被告(31)の公判が29日、ブザンソンの裁判所ではじまった。裁判は、最低2週間続き、判決は4月12日の予定だ。

2016年12月4日から5日の夜、優秀な奨学生である黒崎さんが大学から姿を消した。2014年秋に出会った彼女の元交際相手のセペダ被告が、彼女を最後に見た人物になる。

始まったばかりの裁判では、事実確認のため事件の詳細を描きだす作業が行われている。

そこで、4月1日までの現在までに、裁判で検察が証言したことをまとめてみた。

あまに日本のメディアでは公にならない事実や、フランスの警察が、なぜ遺体も発見されてなくてもセペダ被告を疑っているのかが、わかります。

明らかになった事件までの様子


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