見出し画像

冬の雨

風邪をひきました。

違う国で暮らし始めるって、基本的なことが違いすぎてなれるのが大変です。その一つが、冬の雨。

ロンドンって、ー緯度は高いのですが(ロンドンは北緯51度、札幌は北緯43度)、暖流の影響で日中気温が0度を下回ることはあまりありません。

だから着いてすぐは、あれっ、思ったより寒くないぞ?と感じたのです。

でも、しとしと地味な雨がよくふります。これが厄介で。

英国人は多少のことでは傘をささないというのは本当ですが、彼ら、極寒地用みたいなモコモコの防水ダウンや手袋や濡れにくい靴で雨に備えてます。

手袋がないと、夕方に小雨に降られでもしたら、風が突き刺す氷みたいになって、手が冷える。

足元も大事。私自身はゴアテックスのシティブーツ買ってきたのが大正解だったけど、子どもたちは傘をさしていても簡単にスニーカーの中まで濡れてしまいます。

オニツカタイガーのこのモデル、大正解

先週金曜日にあーちゃんの小学校面談、土曜日にヨーヨーの日本人学校補習校デビューが続き、それぞれ歩きの道で雨に振られた子どもたちは寒い、寒いと言っていたところ、やはり風邪を引いてしまいました。

ヨーヨーは靴屋に直行して、学校用の靴とあわせて長靴も買い、靴下も替えたけど、手遅れだった。

で、この週末、あーちゃん→ヨーヨー→わたし→旦那の順番で、多分同じ種類の風邪に倒れました。

時世柄、味覚はあるよねとか、この背中の痛みは関節痛じゃなくて重い荷物持ちすぎたからだよね?!とか、気になるところでしたが、政府がラテラルフロー(簡易的抗体検査)キットを無償で配布しているのを旦那が取りよせていたのでチェックしたら、陰性だった。よかった。

けれど、やはり体調悪いと気分も落ち込み、あー、日本なら馴染みのお医者さんにかかれて、冷えピタもあって、梅干しがゆとか、素うどんとか…あぁ。と、異国の辛みをひしひしとうけとめました。

街に出るときはマスクしてサニタイザー持ってたのに風邪に取り憑かれてしまった。疲れて弱ってたから。

体力に余裕を持って暮らせるよう、基礎的な装備を整えるのって大事だなって痛感しました。

表題写真はちょっと前に訪れたキューガーデンの巨大植物です。

大きな温室を見て回るんだから雨でもいいんじゃない?と思ってたら、皇居と同じくらい広大な敷地に点在する温室の間を歩く距離が長くて(天気良ければ気持ちいい散歩なんでしょうが)、子どもたちはここでも靴が濡れ、ランチタイムに乾かすので、一騒動。そのあと晴れてからのプレイグラウンドは大喜びで、つれてった母ちゃんの名誉挽したんだけど、そのとき風邪を引かなかったのはただ運が良かったから。

辛かったよね。ごめんね。これからはホントに気を付けていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?