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もうひとつのTATE

日本からはるばるロンドンに来るなら、なにより大英博物館は外せない。アート好きな人なら、National Galleryナショナル・ギャラリーTATE Modernテート・モダンにも足を運ぶだろう。いずれもロンドンの中心にあって、常設展も素晴らしく、入場無料。

しかし、実はテート・グループにはもう一つロンドン市内に美術館がある。それがTATE Britainテート・ブリテンだが、上述の姉妹館に比べるとちょっと知名度が落ちるように思う。

私ときたら去年はTATEのメンバーシップ(有料の特設展や会員サロンが使える)ホルダーだったというのに、一度も足を運んだことがなかった。

テムズ川を眺めるTATE Modernの会員カフェが好きすぎて何度もリピートしてたからというのもあるるが、他にもRoyal Academy of Artsロイヤル・アカデミー・オブ・アーツとか、The Wallace Collectionザ・ウォレス・コレクションとか、とにかくロンドンには素敵な美術館が多すぎるのだ。

TATE Britainはそれらとはちょっと離れた、落ち着いた住宅街、Pimlicoピムリコにある。

ところが、ヨーヨーが急遽参加することになった、ハーフタームのクリケットのデイキャンプ会場が、たまたまTATE Britainから歩いてすぐのところだということに気がついた。

それで、送迎ついでにあーちゃんと二人で行くことにしたのだが、「ちょっとみてから公園に行こう」と思っていたのに反して、結局、10時から15時までずーっと(それがキャンプの時間なのだ)美術館で過ごしてしまった。

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40代半ばで夫婦はじめての海外暮らし。旦那は一年の私費留学を終え、現地で仕事開始。7歳と4歳で渡英した子供二人はバイリンガルになれるかな?表では書けないニッチな話や個人的な考えも盛り込みつつ、ワンコインで月に20本前後をお届けします。購読中はマガジン内の過去記事(200本以上)もすべて読み放題です。

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さまざまな調査で世界都市総合ランキング1位に輝くロンドン(2023年)。広い公園、無料の博物館、毎夜くりひろげられるウエストエンドのショー…

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