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産後のお尻ケアは美容の前に健康問題である

最近、身近なところで妊娠・出産ラッシュ。と言う私は43歳で、ひと昔前なら「娘さんの世代が?」と聞き返されそうだけど、いやいや同世代とかちょっと後輩とか場合によっては年上の友達も。というわけで、いまどきの日本人の再生産事情はかくも高齢化しているのだなとしみじみ思うこの機会に、私が産後にお世話になってよかったサービスを紹介したい。

ほんとに感謝しているプロフェッショナル、それは産後の出張骨盤ケア、+March の島田さん

赤ちゃんを産んだ直後の女性の骨盤は開いて、お尻が台形になってしまう。そしてこれは放置すると自然に「母ちゃん体型」として定着してしまうので、もとに戻したければ意識して取り組まなければならない。

ドラマ Sex And the city でも、産後、お尻を気にしているミランダに対して「ケツデカ!」と悪態をつく心無い男に「彼女のお尻が大きいのは、子供を生んだからよっ!」とキャリーが怒鳴り返すシーンがあった。退却しながらも言いたいことを堂々と言うのはさすがニューヨーカーって感じだったけど、とにかく、産後のお尻は大きくなる。

ミランダ役のシンシア・ニクソンは本当にこの時出産していたらしい。本物の産後のお尻、説得力がある。それで次のシーズンではすっかり体型を戻していた。さすが女優。

だからまあ美容というか自尊心の問題としても「子供を生んだとは思えないね」と言われるお尻に戻すことは大事なんだけど、実はそれ以前に、これは健康問題でもある。骨盤開きっぱなししとくのは腰痛にもつながり、後々、重篤な更年期障害にも悩まされやすくなるのです。

骨盤周りの筋肉は、産後半年くらいは特殊なホルモンの働きでゆるゆるしている。だから、その間に無理せずしっかり体を立て直すことが大事ですよというのは常識になっていて、最近は産院でも「とこちゃんベルト」などを使ったセルフケアの指導をしてくれるところも多いんじゃないかな(少なくとも東京都内の大きな産院はそんな感じだと思う)。

だけどどっこい、産後は一時的に骨盤底筋が行方不明になるし、左右の脚のバランスなんてわかりゃしない異常事態なので、特に回復力に劣る高齢出産の新米ママにとっては自力で整えるのは至難の業。

じゃあ他力に頼ろうかと思っても、そもそも産後直後というとのは、普通のマッサージとか行ったらかえって痛めてしまうのではないかというこわさもある。(鍼灸や按摩に行くにしても、ちゃんと産後専門の知識と技術のある先生を選ばねばならない)…そしてなにより生まれたての小さい赤ちゃんと一緒の産後って、ほんとにちょっとした外出もままならないのよ。

そこで、私が助けられたのが、産後専門の出張整体をされている島田さんのケアだったのです。

家に来てもらうとなるとやはり信頼できるかというのが大切だけど、島田さんはその点、当時私が勤めていたGoogleの福利厚生のマッサージルームに月に何度か来てくださっていて知っていたので安心でした。そっちでは主に妊娠中の女性社員のご指名で、島田さんの予約枠は、毎月の予約受付が開始したらその日のうちに押さえないとすぐに埋まってしまうほどの大人気。

島田さんご自身も小さい子供のお父さんなので、横でフニャフニャする赤ちゃんをあやすのもお手のもの。「えっ、こんなのでいいの?」って驚くようなソフトタッチなのに、施術前後で骨盤周りを測るとびっくりするくらい体が整う。わたしなんか一回目には実に20センチ以上!骨盤周りが締まった。それも普通に暮らしているとまた開いてくるので、月に一回、3〜4回やることでメンテナンスして、腰痛知らずに体型を戻すことができた。トコちゃんベルトのサイズが途中で合わなくなってSサイズを買い直したくらい。

めちゃくちゃ感謝してるのでどこかで紹介したいと思っていたのをようやく書けた。地理的に東京近郊に住んでいないと実質ご本人にお願いするのは難しいとは思うけれど、産後ケアについてはいろいろな媒体で記事も書かれているようなので、そういうの読んでコンセプトを知ったり、類似の鍼灸院など探して行くのでもよいと思います。

産後のセルフケアについては他にもいくつか紹介したいところがあるので、また気が向いたら書きます。

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