見出し画像

わたしのための!

昔々、明確なゴールに対してタイムプレッシャーのある仕事に追われていた頃、私の武器は集中力でした。

3時間くらいは簡単に集中できてたんですね。カッ!とスイッチが入ったら、半日くらい仕事し続けてトイレに行くのも忘れてた、みたいなこともよくありました。(体に悪いから、今タイムマシンでちょっとアドバイスに戻れるなら「やめろ」と言います)

当時の仕事が好きだったかと聞かれると、今となっては「そんな昔のことは忘れたよ」なんですが、雲を掴むようなもわもわしたものに言葉を、輪郭を、定義を与えてカタチになった時の爽快感や達成感はなんとなく覚えています。アチーブメントタイプだったの。

それに比べて、最近の私は、その集中力が1時間もたないのです。同じことに最大出力で焦点を当て続けて考えられる時間はせいぜい20-30分。

自営業になって今いただいている仕事は明確に「好きだ」と言えるのですけどね。薬のせいか、加齢のせいか、その両方のせいか。

無理するとバーンアウトして回復に時間がかかることになるので、最初は混乱して、そこから開き直って試行錯誤する中で、最近たどり着いたやり方は、毎回着手する際に意図的にタイマーをセットして、30分超えたら強制的に短い休憩を入れたり、何か口にしたり、別のことをするようにしています。2種類の仕事を交互にするとか。

そんな私、基本は自宅で仕事をしているのですが、7月以降、実は週に1〜2回くらいは六本木の文喫で仕事をしています。展示してある雑誌や新書、買わなくても滞在中に読むことができるので、ちょっと調べ物をしたり、State-of-the-artな物の考え方を仕入れたりするのに実にちょうどいい。心理学社会学系哲学系の書籍が手厚いのも嬉しい。家にこもってるより、通勤的に歩くことで運動不足解消にもなる…少しは。

だけど何よりこのスタイルが気に入っているのは、実は、そのぶつ切りの休憩タイムに自分の職務領域とは関係ないいろんな本たちと出会えること。30分刻みの休憩に偶発的な情報と出会うことにつながって、仕事のリズムをつくるのにすごく役立っています。

今日は、表題の雑誌に出会いました。BIRDER ... 小鳥好きな私のための雑誌じゃありませんか!

ハヤブサ特集を眺めて(なんて美しい生き物!)勢いでこの文章を書きおろして、ちょっと長めの25分休憩は終了。

さて、仕事に戻ります。

この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?