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大きさじゃないのだよ

ゴールデンウィークって、ポカポカなイメージ。5月に入ると同時にそれらしくなってきたけれど、昨日・一昨日の東京はだいぶ寒かったですね、しかも凄い風で!

初日に油断して薄着でいたら、まんまと風邪を引きました。普段、保育園で涙をためて頑張っている息子をいっぱい甘えさせてあげたかったのに、病院で点滴まで受けてぐったりのびている、4月の最終日でした。それにしても風が強い。

この天気は「鯉のぼり」には追い風だけど、小さなものでもマンションのバルコニーに立てかけようものなら、根っこからふっとばされて、事件が起こりそうです。なので、折り紙の鯉のぼりと兜を作りました。柏餅は商店街の和菓子屋さんで買いましょう。都会暮らしはコンパクト上等。

今の住まいからは飛行機を使っても新幹線を使ってもdoor to door でたっぷり6時間かかる私の実家では、例年この時期は弟のために、文字通り「屋根より高い鯉のぼり」が立ちました。空間ばかりはたっぷりある田舎の家で、思えば、子供にすくすく育ってほしいと願う気持ちのぶん、巨大な形にしたくなる親心だったのでしょう。でもね。大きさじゃないのよ。ちっちゃな折り紙でも、世界一の愛がこもってるんだよ、息子よ。

5月5日の当日は、その実家に帰省して過ごす予定です。90歳を超えるわたしの祖母はいまだピンピンしていて、昨年・一昨年にかけて急に3人の男の子の「ひいばあちゃん」になりました。その曾孫ボーイズを一堂に集めて庭でバーベキューを企画しているというので、もしかしたら、大きい鯉のぼりを見られるかも知れない?とちょっと期待をしています。連休後半は体調をととのえ、息子とゆっくり遊びたいです。

それにしても、点滴ってすごいね。食べずして動くエネルギーが得られるという。主に寝ていただけとはいえ、束の間アンドロイドな気分でした。「食」から解放されたら、人生はどんなにか楽でしょう。でも、美味しいものに出会った時のあの歓喜は手放せないなあ。つくづく人生は、めんどくささとよろこびのセットですね。

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