ヨーヨーの結婚観

わたしがお昼ご飯を作っているところに顔をのぞかせて、おもむろに

「オレ、Rちゃんって美人になると思うんだよ」

と、心の内をうちあけてくれたヨーヨー（5歳）。

オレの「オ」にイントネーションを置いて発音するのが、今時の東京男児風である。Rちゃんは保育園のお友達。前から好きって言っていたけど、なんか言い回しが高度化？している。

「そっか。他の女の子たちは？」

「他の女の子も、み～んな、可愛いけど。オレはRちゃんが、いっちばん、大好きなんだ！」

「そう、Rちゃんが大好きなのね」

「オレは大人になったらRちゃんと結婚するかも」

「結婚したいくらい好きなんだね？」

「…ねえ、男の子は男の子と結婚しちゃダメなの？」

・・・多分君が思い浮かべているのは、”相棒”と呼んでいるSくんか、Hくんか、Kくんだな。(最近特に4人で仲良くあそんでいるらしい）

「うーん、たまに、男でも男が好きだったり、女でも女が好きだったりして一緒に暮らす人もいるから、ダメってわけじゃないけど、男と女が結婚するのが普通だね。それで子供がうまれるし。」

「女の人と女の人が結婚したら、子供が4人もうまれて大変だね！」

「えっ？！」

「ママは僕とあーちゃんの２人も子供を産んだもんね、すっごいね！」

「…お、おう、いや、え～っと。」

･･･ちょうどご飯が出来て、なんか助かった。