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見れどもあかぬ 君にもあるかな

ヨーヨー(2歳10ヶ月)には、同じ保育園に好きな女の子がいる。(その子を、仮にAちゃんと呼ぶ。)

登園のタイミングがAちゃんと重なった時には、おもむろに、以前も紹介した「不思議なリズムで上半身を大きく左右に揺らしつつ、腰を入れてスクワットみたいな動きをするダンス」を踊る。満面のニコニコ顔で、無言で。毎回。

この半年くらいで急速におしゃべりが上手になってきていて、他の子の時には「◯◯ちゃんだ!」って、会えたね嬉しいねを言葉で表現できるのだが。Aちゃんに関しては、喜びのレベルが一段高いようで、いきなりダンス。

保育園で誰と仲良しなの?と聞くと、毎回「Sくん(男児)」と答えるが、Sくんに会ってもダンスはしない。他の女の子に対してもダンスはでない。Aちゃんのときだけ。これはやはり初恋なのかな?!?

先生に伺うと、いつも一緒に遊んでいるのは「のりもの」の趣味を共有しているSくんで、Aちゃんとよく絡むわけでもないようなのだが。

わたし自身は小学3年生になるまで世界と自分の境界が曖昧なボーッとした子供だったから、小さな人の心がどういうかんじでウキウキしているのかよくわからない。パパに聞いたら「自分は最初に好きな子らしいものが現れたのは年長さんの時」というから、それでも5~6歳くらいだよね。いずれにせよ、0歳から保育園のお世話になっているヨーヨーの社会性の発達は、親の想像を軽く超えている。

ただ、観察する限りにおいて、彼にとってその気持ちは、純粋に目に映る世界に対する「うれしいな」のようなのだ。ドタバタした送迎時だけに、無言のパフォーマンスにAちゃんが気がつかず先に行ってしまっても気にするそぶりはない。だからどうしたい、とか、Aちゃんにどう返してほしい、とかいう期待にはまだ繋がっていないみたい。(ママに対しては色々ディマンディングなんだけどね〜)

いつからひとは、「好きな人」に対して反応を期待するようになるのかな?


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