Sell Your Soul

魂を悪魔に。

ではなく、勤め先の年に一回開催される、オークション型チャリティーイベントの名前です。

自分のスキルを社内で競売にかけ、一方で、同僚が出している他のスキルで面白そうなものに応札します。落札したら寄付先のNPO活動を選び、会社がその金額を倍にして寄付してくれるという仕組み。自分が売ったスキルはボランティアとして無償提供するのです。とてもすてきな仕組みです。

IT企業ならではの先端技術の解説講座などももちろんありますが、「おいしいXXXの作り方おしえます」「XXXの個人練習指南します」等の趣味的なものが主流で、実はわたしは例年、山登り関係の座学を出品しています。本当は「登山ツアー」を開催して自分も楽しみたいところですが、小さい子供がいるとなかなか時間が自由にならないので。今年は「海外登山の経験をお話しします」という講座を実施しました。

それで、折しもそのためのプレゼンをまとめている最中に知ったのですが、黄熱病の予防接種の証明書（イエローカード）って、まさに今月７月１１日から生涯有効になったんですね。

わたしはちょうど１０年前の２００６年に、最初の海外登山としてキリマンジャロに行った時に接種していて、有効期限が切れる前にもう一度使いたかったけれど叶わなかったと残念に思っていたところでした。だからこのニュースはとても嬉しい。イエローカード、捨ててなくて良かった。アフリカがわたしを呼んでいる気分だ。といっても、すぐに飛んで行けないのが、ママン業の辛いところ。

登山歴から足元の数年は差し引かねばならないくらい、ここ暫くは山には行けていないけれど、当時の写真や記録を引っ張りだしてみるのは、楽しい作業でした。そしてプレゼンはとても好評だったので、当時の記録をすこし加筆してnoteでも公開していこうかなと思いつきました。最近、引越のどたばたなどで更新も滞っているし。というわけで、当面すこしづつアップデートします、キリマンジャロの話。

※　写真は、キリマンジャロではなくエベレスト街道のものです。