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「10分ハウス」の作り方

数ヶ月前の記事で触れたダンボールハウス。実は完成していて、時々お友達が遊びに来てくれます。すぐダメになってもいいと思って作ったのですが、ヨーヨーが気に入っているし、案外丈夫で長持ちしています。ご覧の通り、2歳児が3人入っても大丈夫。

日頃は奥の女の子が腰掛けている「テーブル」にままごとのお皿とコップのセットを並べ、プラスチックの果物をナイフで切って「まくちゃん、どーじょー」とふるまうのがヨーヨーのお気に入りの遊びです。(余談ながら、旦那が「まきちゃん」と呼ぶのを真似して、最近わたしのことを「ママ」ではなく「まくちゃん」と呼ぶのです。ちっちゃいから「き」が上手に発音できないのね〜!たまらん。)

写真では上が見切れていますが、赤く塗った屋根には煙突と、左上の高い位置に出窓もあります。右側には大きさの違う丸い穴を3つ空け、絵本カバーから切り抜いたかわいい数字イラストをクリアカバーで張りつけています。そして、小さい人たちはみんな、その一番下の大きい穴から出入りすることに魅力を感じるようです。正面に観音開きの扉があるんだけど。

このサイズのダンボールは滅多に手に入らないのでいろいろ気合がはいりましたが、実は、もっと小ぶりな箱でも、楽しいおうちが気軽に作れます。目下、うちに遊びに来てくれた小さい人たちはみな大喜びだし、大人には「どうやって作ったの?」と聞かれるので、プロトタイプとして何個か作ったけれど置き場所に困るのですぐに潰したものから、ひとつ、おすすめの作り方を公開したいと思います。道具はだいたい百円ショップで手に入ります。

10分でできるダンボールハウスの作り方

【用意するもの】

大きめのダンボール箱(例:500x500x600mm:Amazonでおむつを注文した時に届く、あの箱)、鉛筆、カッターナイフ、ガムテープ、定規*、コンパス*

*別のもので代替可

【作り方

1. ダンボール箱の上を開けた状態でフタ部分を立て、短い辺の両端から15センチくらいのところをマークして、切れ込みの端とマークをむすぶ直線を引きます。鉛筆線が引けたら、内側からカッターの背(or定規の角など)でキューっとなぞって型をつけ、折り込みます。

2. フタの長い辺をパタッと倒して縁をあわせ、ガムテープで内側と外側の両面から角を固定します。このとき、短い辺のほうが高くなって角が出るけど細かいことは気にしない。

3. 入り口を作ります。作業面を上にして行えば、下敷き要らずで楽ちんです。短い辺の壁面に丸い入り口を開けます。鉛筆で線が描けたら、カッターで切り取って出来上がり!(コンパスがあるなら下から10センチくらいの中央に中心点をとって半径17センチ。コンパスがなかったら、家にある一番大きな鍋蓋で原寸をとって、あとはフリーハンドで縁を広げましょう。多少いびつでも小さい人たちは気にしないので大胆に)

【図解 ざつい手書きで失礼します...

【補足

1. 屋根が空きっぱなしになりますが、1〜2歳児には「おうちの屋根は閉じているもの」という固定概念がないので、座るとすっぽり壁に包まれ、立つと頭が出るそのかたちを楽しんでくれます。イナイイナイバーしたり、ユサユサしたり。

2. 屋根の傾斜や入り口サイズはあくまでわたしの経験則で、それくらいの高さと幅が小さい人のワクワクを刺激する気がします。説明のために数字を付けましたが、本当はあまり考えずに適当でいいです。

3. 入り口こそ別に丸でなくてもよいのですが、そこはわたしの自説「小さい人は丸が好き」に基づくこだわりです。ボールとかアンパンマンとかトーマスとかプチトマトとか。(そんなことを書いてある教育書は読んだことないですが、この仮説にはかなり自信があります。だれか、児童心理学やっている人、検証してくれないかしら。)

以上、名付けて「10分ハウス」!適当な箱が手に入れば是非チャレンジしてください。このサイズだと元のダンボールの厚みもたいしたことないので、数日でへたってしまいますが、我が子の喜びようをみたダディ or ママンは、コスパ抜群のいい仕事したぞ〜!と思えるはずです。

と、ここまで書いたところで、偉そうに名付けるほどのマニュアルでもない気がして急に自信がなくなってきたのですが、多分こういうのって、やったことのないひとにとっては制作にかかる敷居がすごく高いので、どうしたらそれを低くできるかと考えながら、手書きまでやらかしてしまいました。もったいないのでこのまま公開します。

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