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「Misery」 ホントはこんな風に歌ってんじゃねぇのか?【ビートルズ全曲歌詞和訳チャレンジ】

皆様、ご機嫌いかがでしょうか。

ビートルズを勝手に和訳しはじめて

さっそく各方面から少々の賛辞と

大量のお叱りを頂いております。

が、そんな事は一切気にせず

本日もいってみましょ。


本日は
アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」
その2曲目、

「Misery」

です。

前回の「I Saw Her Standing There」に比べると
いささか地味な印象を受けるこの曲。

実はビートルズがまだ売れていない頃
イギリスの女性シンガー、
ヘレン・シャピロさんの前座で
ツアーをしていたそうで。

この曲はそのヘレン・シャピロさんに
歌っていただくよう作られたそうです。

ところがヘレンさん、
「歌詞の内容が暗すぎるわよっ」
という事でガン拒否。

かくしてビートルズ自身が
歌っておるわけです。
さあ、
いかに暗い内容なのか、
こんな感じで御座います。

「Misery」
(これは・・・ひどいっ)


The world is treating me bad
... misery!
世の中みんな僕をいぢめる
・・・ひどいっ!

I'm the kind of guy who never used to cry.
The world is treating me bad
... misery!
本来僕は泣いたりしないオトコノコなのに
世界中が僕に辛くあたるのよ
・・・ひどいっ!

I've lost her now for sure.
I won't see her no more.
It's gonna be a drag
... misery!
あの子に完っ全にフラれたよ
二度と会えないだろうな

これはかなりひきずりそうだ
・・・みじめだっ!

I'll remember all the little things we've done.
Can't she see she'll always be the only one, only one?
彼女とあんな事やこんな事、全部覚えてるのに
わかっちゃもらえないのかなあ
僕にはいつもどんなときも彼女しかいないのにっ

Send her back to me,
'cause everyone can see --
without her I'll be in misery!
彼女を返してくれよっ
あんた達にも気持ちわかるでしょうがよ
彼女がいない人生なんて
・・・みじめで、悲惨で、ひどいよっ!



ヘレンさん、
気持ち、分かるわあ。

これはひどい。

未練タラタラな男の歌ですな。

明るい曲調、
軽快なピアノの調べに乗る
陰鬱でストーカーの可能性を感じさせる
ダメ男の叫び。


これがビートルズ、
ファーストアルバムの2曲目なのです。

意外ですね。


ああ。
やっぱりこの連載、
楽しいわ。


では次回、
3曲目
「ANNA(GO TO HIM)」を
お届けします。

お楽しみに。

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