見出し画像

奇跡が起こったF1最終戦

どうも、ウクモリ ヒロオです。

昨日のF1選手権を観られた方の中には、いまだ興奮に包まれている…という方もいらっしゃる方も多い思います。私もそんな1人だという証しを、今日のnoteで書き綴っておきたいと思います。

ラスト1周まで諦めなかったマックスとレッドブル

*トップ画像を含め、HONDA.RACING公式サイトより引用させていただきました。

2008年のブラジルGPで感じた興奮。
あの時はレースはフェリペ・マッサが優勝しましたが、5位以内でチャンピオンが確定するハミルトンが、最終ラップでティモ・グロックを交わし5位でフィニッシュ。その時はわずか1ポイント差の攻防でした。マッサが涙ながらに「これがレースなんだ」と語ったのを今でも覚えています。

あれから時が流れ、ここ最近はルイス・ハミルトンが7年連続でワールドチャンピンに輝き続けていました。だからこそ、F1ファンとしては今年の2強、すなわちルイス・ハミルトンとマックス・フェスルタッペン、メルセデスとレッドブルという構図に歓喜しました。どちらも一長一短があり、不利だと思われていたメルセデスが後半急回復するなど、シーズンの面白さがエンディングに近づくにつ入れて倍増していったように感じます。そんな中、同点で迎えた最終戦。レースは序盤からルイスが猛スピードで差を築き上げ、圧倒的に有利な状況が続きました。一時期、チェコ(ペレス)のディフェンスに苦慮し、マックスとの差が1秒まで縮まりました。が、それ以降はソフトタイヤのマックスが、ミディアムタイヤのルイスに全く追いつかない状況が続き、ルイスの才能が光るレースが続きました。

なので、レースはこのままルイスが8度目のチャンピオンに輝くかと思われていた終盤にドラマが起きます。懸念していた後半のセーフティーカーの登場で、それまで築き上げてきたタイム差がリセットされ、ソフトタイヤのマックスが・・・という展開、誰もが驚いたと思います。なにせ、私はその前に寝ようとしていましたから、画面にくぎ付けになりました(笑)

結果的には最後まで諦めなかったマックスが、ワールドチャンピオンに輝き
ホンダのラストイヤーに華を添えました。ここ最近、ウェルカムプラザ青山に通い続けてきた私にとっても、今回の新チャンピオン誕生は本当に嬉しい出来事です。

*ホンダ公式サイトから以前入手したこの画像を引用させていただきました。

2019年のオーストリアGPでレッドブル・ホンダが初優勝を飾った時、ホンダが広告で「数えきれない悔しさが、私たちを強くした」という、おそらく彼らにしか表現できないであろう言葉を発信した時に共鳴し涙しました。だからこそ、今回はその先にあるワールドチャンピオンを獲得出来たことをなおさら嬉しく思い、応援してきて良かったなと思っています。

マックス・フェルスタッペン選手
レッドブルレーシング
そして、ホンダ

本当におめでとうございます。

ルイスの大人の対応に選手としての進化を見た

*The Guardian誌から引用させていただきました

先述の2008年の最終戦は、言動が激しかったルイスに非難が集中し、フェリペ・マッサに勝ってほしいと公言する選手が多かったのを思い出しました。私も当時、色々な意味で目立つルイス・ハミルトンという選手はあまり好きではありませんでした。ただ、レース中のチームとの会話は別としても、あれから長い月日を経て、とても成熟した選手へと深化している彼に好感を抱くようになりました。

昨日のレース終了後の直後、マックスに歩み寄ってきたルイスを見て、選手としての高い資質を感じました。あの状況下、心情的にはとてもやるせないものがあったかと思います。だからこそ、あの対応は大人だなと。

その直前、マックスとヨス親子の会話にルイスの父・アンソニーが祝福の言葉を伝えているシーンも中継され、観ている我々も嬉しくなりました。シーズン中はお互いけん制し合った中ではあるものの、昨日のレースを終えた後はノーサイド。メルセデスが上告を考えているため、チーム同士の関係性はもう少しギクシャクしてしまうかもしれませんが、少なくとも2人の関係は今では懐かしいセナとプロストのようなものではないことを祈るばかりです。

ホンダさん、いつかまた戻ってきて欲しい

2005年のマクラーレン・ホンダとしての復帰以降、苦労した末にレッドブル・レーシングとマックス・フェスルタッペンと一緒に手にしたワールドチャンピオンという栄光。行く末を考え撤退をする決断は、企業としての課題を考えれば仕方ないことかもしれません。ただ、ようやくたどり着いた頂点だったからこそ、課題が好転をした時には再びF1での頂点を目指して欲しいと願っています。

残念ながら日本では、レース人気が決して高いとは言えない状況が続いているがゆえ、コストがかかりすぎるF1への復帰はハードルが高いことも承知しています。承知はしているのですが、昔からホンダがいるからこそF1が好きなんだというファンが沢山います。角田君がせっかく本領を発揮しつつあるからこそ、今度はそのDNAを絶やさないためにも、いつの日か復活を遂げて欲しいなとも思っています。

色々な想いが交錯した2021年のF1シーズンは、これで一旦幕を閉じる訳ですが、既に始まっている2022年シーズンでも、名前は目にすることが出来ないかもしれませんが、ホンダの実力値を見せつけて欲しいと願っています。

こんなことを感じつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?