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滋賀県の待機児童に関する調査・考察(2021年版)

滋賀県の待機児童に関する調査を行いました。データは滋賀県が提供する「待機児童数の推移(平成29年度~令和3年度)」を活用しています。

滋賀県全体

まずは滋賀県全体の傾向から確認していきます。

利用児童者数

滋賀県全体での保育園利用者数は増加傾向にあり、2021年は35,640名となります。

待機児童者数

一方で待機児童に関しては、各自治体の施策により改善傾向にあります。

市町村別

待機児童者数の割合(2021年)

2021年時点での待機児童者数は以下になります。待機児童が多い順に野洲市、高島市、東近江市となります。

ワースト1位である野洲市の施策

待機児童者数県内ワースト一位という汚名を背負った野洲市も黙っているわけではありません。2020年から2024年にかけての子育て支援事業計画の見直しを行い、対策に出ています。

計画の一部見直しにより、地域型保育事業(小規模保育事業)を令和4年度に2園、令和5年度に2園の整備を促進する。今後、支給認定量の変動や情勢の変化を考慮し、必要に応じてさらに計画を見直す。

第二期野洲市子ども・子育て支援事業計画の一部見直しについて

令和4年度(2022年度)6月現在、予定通り2つの保育園が開設しております。

野洲市は本施策により2024年に待機児童0を目指しているようです。

考察

2017年に県内ワースト1位であったのは守山市でした。以降市政が複数の施策を取ることにより現在守山市の待機児童は0となっています。

良くも悪くもワースト1位となって悪目立ちすることが、急激な改善策につながるのではないかと思いました。

参考(Tableau)

今回の調査に利用した資料の一部をBI化しています。ご興味あればご活用ください。また別の観点で調査してほしいことがあればお気軽にご連絡ください。

滋賀県の待機児童

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