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「横薙ぎ」と「横殴り」の違い。

本日、夫との会話の中で「横薙ぎの雨だね」と私は発言した。
しかし、どうやら正しくは「横殴りの雨」というフレーズが正しそうだということがわかった。

横殴りという言葉には三つの意味がある。
1.横の方から殴りつけること。横面を殴りつけること。
2.風雨が横から強く吹き付けること。
3.手荒くすること。乱暴にすること。
(出典:goo辞書)

ちなみに、今回のケースのように強い横向きの雨のことをさす場合は、別の言葉では「横降り」という。
※また、似た言葉で「横なぶり」というフレーズを使う方もいるみたいだが、それは間違いである。
(「横降り」=「横な降り」などに由来する誤りである。)

ちなみにちなむと、「横雨(よこさめ)」という言葉も存在しますね。
これは「風邪に吹かれて横殴りに降る雨」という意味を持つ単語だ。
(意味に反してきれいな響きの言葉だなあ……)

続いて「横薙ぎ」について。
これは字面のままの意味で「横の方に薙ぎ払うこと」という意味である。
この言葉を使う場合は、風についての文脈で使用するらしい。

「横薙ぎの風」「横殴りの雨」ーー
風の場合は「横薙ぎ」で、雨の場合は「横殴り」なのだと無知な私は今日初めて知った。

言葉の誤用には気を付けましょうという記事でした。

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