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継続することでしか見えてこない向こう側の景色。

 限られた時間の中で、最大のパフォーマンスをお客様の目の前でLIVEし続け、その仕上がりを3週間〜4週間程度"指先のハードウェア"としてお客様の目に触れ続けるという、なんとも緊張感の続くドM的お仕事、ネイリストという職業に従事して早18年もの月日が流れます。

その技術の重み以上にものすごく重要な要素で
私がとても大切にしていることに

毎回のカウンセリングがあります。

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お客様に何度再来店していただいても、
都度伺っておきたいことが
色々とあります。

仕上がってお客様が満足したら終了、
そんなことは決してなくて、

その方の日常や、家族構成、生理周期、
最近の仕事やプライベートはどうか、
今まで、これから、◯年後...などなど、

それらを総合的に分析してからでないと、
その日の本当にベストな施術内容を
ご提案することは出来ないものです。

デザインはその上に乗せる
外見(容姿)そのものになるけれど、

見えない部分で丁寧に仕込まれて
仕上がったネイルは、


手間をかけて臭みをとったりアクを抜いたり
下処理をして作られた繊細な日本料理と
似ていて、

完成度と予後の品格に
絶妙に差が出てくるものだと
思っています。


それは
技術者である私達の自己満足とはまた異なって、


重ねるごとに健やかに育まれて立体感を
形成しながら
爪が指先と一体になり
なんともいえない特有の表情で
美しさを演出してくれます。

そんな風にしながら、所作(しょさ)は
育まれるものと思っています。

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先を見据えた技術を提供したい。

そう思った時に、技術をのせる"爪"のことを
深く知らなければならないわけですが、

"爪"は皮膚細胞から派生するので、

皮膚を勉強しないとはじまらず、

皮膚を勉強すると、
人体を知らなければ理解に苦しみ、

人体を追求していくと、
人体をカタチ作っている
""にたどりつきます。

そして、どうしても
カラダが食べ物から作り変えられている、
つまり、
自分自身で肉体を作り上げていることに
どう転んでも行き着いてしまうわけで、


肉体は習慣の積み重ね、

それに尽きてしまうのに、


習慣と呼べるようになるまで実行しても、
それを継続するのが至難だったりするのが

人間の性(さが)なのかもしれませんが..

「継続しつづけるためにどう工夫すればよいか」

を逆算してお客様に提示したいなと
思っていて、

結局簡単にできることを
コツコツ積み上げていくことが
最大の結果を生み出すことを
これからも提唱していきたいと
思いがあります。


コレって遠回りに見えて実は、
一過性でない生涯をかけて結果を出すための
ルート
にほかならなくて..

ショートカットで手にいれた結果は
それなりの副作用や反作用が
つきものだということを

20年でのべ1万人は軽く超えている
深いカウンセリングをし続けた答えであると
同時に、


自分が転げながら遠回りをして
通ってきた道として体感し、何より
自分のカラダに深く刻まれたからです。

肉体的にも精神的にもしんどいと
感じていた若かりし日の自分にはもう、
戻りたくありません。


人体の不可抗力によって多少のシワやシミが
刻まれたとして、

納得して日々過ごす今の自分の方が
私らしくて生きやすいのです。


「骨」が気になり出しました。


肉体そのものも
容姿も、
ひいては考え方(思考)なども

自分で取捨選択してきて
導きだしたもの。

それに気づいてからのここ10年は
自分探しをすることもなくなり
占いに行くこともほとんどなくなりました。
(20代はあんなにアテにしていたのにです)

そんなことよりも、

体のあらゆる細胞にそれぞれ寿命があり、
生まれ変わりつづけている
ことを深く知る
ことの方がよっぽど建設的で、

"生きている状態"をリアルに感じることで

口に運ぶものも、
スーパーで選ぶ食材が変わってきて、

カラダに溜まっている毒素を排出させたいと
思うようになり、

そもそも毒になるようなものをカラダに
溜め込みたくないなと思うようになりました。

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朝、起きて、

「あれ?なんか肌に透明感が出てやしない?」

と一喜(!)しながら刻む毎日は楽しくて、

明日も是非透明感のある肌を見せて欲しいから、

自分にしか分からない変化楽しみながら
カラダにいいことを継続するチカラを
少しずつ貯金しています。


骨粗鬆症検診

脂肪や筋肉と違って、骨は一旦形成されたら形を変えることができなくてどうにもならないものという認識で今まで生きてきてしまいましたが、

骨も更新していることは随分前に知りました。

骨(骨格)は、持って生まれたもので
変えられない先天的な部分は当然ながら
あると思うのですが、

骨を壊す砕骨細胞によって
古くなった骨が溶かされて吸収され、
血液によって運ばれたカルシウム達らが
骨芽細胞によって再生されて、
外から負荷をかけられることで
強く生まれ変わっているそう。

そもそもワタシの中の骨の質って
見えなさすぎて、
どんなかんじ?なんだろうか、

頭の片隅にどうしても"骨の中"のことが
引っかかってきたので、


先日市の骨粗鬆症検診をはじめて
受診してみることにしたんです。


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結果は、
骨密度は基準値の正常値を超えて規格外。
日本人女性の平均よりだいぶ高い水準でした。


この結果を実は、

「やっぱりそういうことなのかな」と
妙に腑に落ちた感覚があります。

35歳の忘れもしない「死ぬかと思った」
あの日から、

コツコツ栄養を整えながら食事をしてきた
心あたりがありました。

あれからそろそろ9年が経とうとしていて
人生はものすごいスピードで1分1秒を
刻むなぁ、月日がたつのが早いなぁと
思いながら、


ひとつ言えるのではないかなと
思っていること。

爪や髪は皮膚に連動しているから、
皮膚が健やかに育まれ続けたら
爪や髪も健やかに生えてきやすいことを
前提に。

東洋医学の
人体を部品(パーツ)で見ずに、
体全体(システム)が繋がっている考えを
もとにすると

皮膚を健康的に維持する生活、つまり
バランスのよい食事、適度な運動、質のよい睡眠、ストレスコントロールなどの当たり前すぎる「健康的だといわれるようなこと」を真面目に継続していれば、

おのずと
骨も連動してくるだろうなと思えること。


体や皮膚が変わっていくのを見たり
体感はできるけれど、

"骨"って普段何かを自分で感じるとることが
しにくいパーツだからこそ、

日々の積み重ねが現れる動かぬ証拠では
ないかな、

そんな気がしています。

支障が出たのに気づいてからでは
簡単に改善できなそうな見えない体のパーツ。


でも、気が付かないうちが勝負と言えるとも
思ってもいます。


予防に勝る治療法は無いと言われます。


未知というのは、どんな可能性ももっていて。
そして、その可能性にいち早く気づいて
操作することができる
のは他でもない、
自分自身であり、継続力も行動する以外に
魔法のようなものがない
ということ。


この骨の成績表を心に刻み、
今回の結果に奢ることなく、

来年もこの数値をたたきだすことを

目標にして生きたいなと、思います。

東京オリンピックでメダルを取った選手の皆さんが、すでに次の目標に向けて準備をしていることに感銘を受けて、

まさに、そう感じた2021年の夏。

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デルタ株が猛威を振るい、もはや災害レベルという感染爆発が広がる中、医療崩壊の危機を目の当たりににして、

「自分の身は自分で守る」

そんな風に言われるようになりましたが、

自分で、予防すること。

令和を生き抜くために必要な知恵となり、
これからの最低限のマナーと品格に
繋がるのではないかなと、

昨日のニュースをみながら感じたのでした。

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