白血病:かかるとどうなるの?
白血病って映画やドラマなどで治療中の様子はよく描かれるけど、かかってから入院するまでの事が結構知られてないと思うんです。ちょっと体験者としてそれを書いてみようかと
最初の症状は、顔の色が白くなることでした。大学にいた時にかかったのですが、久しぶりに会った父が「きれいになったね」きれいになる。色が白くなったと言うことだったんです。
最終的にはスッピンでいるのに友達に化粧が濃すぎると言われるほどに白くなっていました。
次の症状は脳貧血のようにふらふらする、それがずっーと続いたことです。いつも歩いているただの道でしゃがみ込んでしまう。
下宿からそれを母に電話したところ、「栄養のあるもの食べなさい」仕送りに少し足してくれました。これは今でもありがたい思い出 。
でも大好きだったオムライス屋さんに行って栄養をつけるぞ、と白身魚のオムライスを注文してみたのですが半分も食べられず。自分に何が起こってるのかわからなくて泣きました。
最後に出たのは高熱です。9度の熱が出たり下がったりしました。この後に及んでも大学生活続けていました。「ひどい風邪が続いてる」と思ったんです。
あの頃思うと涙が出ます。マンションには共同洗濯室しかなかったので、9度の熱がロキソニンで下がった瞬間をとらえて汗まみれの服を洗濯して、また熱が上がってくるので部屋に戻って横になって。
一応街の小さなクリニックに行きました。熱が高いことと体力が落ちてることで、風邪じゃないかなと言う診断で風邪薬をもらって帰りました。
お医者さんなら白血病を見抜けばいいのに、とは思いません。難しいです。結局大病院の血液内科にかかるまでわからなかったことです。
帰省したときに、一応医者である父が私の顔が異様に白くなっていることを気づいて、大きな病院の血液内科に連れて行ってくれました。
驚いたことにそこから直入院でした。家にも返してもらえなかった。パジャマ撮ってきたいんですけど、と言うお願いも聞いてもらえなかった。無菌室です
こういう感じで白血病になっていきました。めったに寝ることのない病気ですが、顔色が白くなるという症状が出たらとりあえず大きな病院にかかってみるのもいいかもしれません。
貧血であって白血病じゃなかったらそれはそれでめでたいことですし。
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