日本からイギリスへ 青天の霹靂の海外転勤話。せっかく合格した日本の小学校はどうする、我が家?
お父さんです。
このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。
今回の記事について
前回までの記事で、小学校受験に関するすべての事を書きました。受験がようやく終わり、久しぶりに静かな正月を迎えた我が家に青天の霹靂のできごとが起こります。それは突然のイギリスへの転勤話。せっかくの受験の苦労が。。。という我が家の気持ちを知らない会社の上司からの転勤話に我が家は浮足立ちます。
小学校受験のお話は、ちょうど30記事書いたところで終了し、ここからはイギリス編に移ります。皆さんの参考になれば嬉しいです。
子供2人の受験も無事に終わり、久しぶりに平和な正月を迎えた我が家でした。とりあえずこれから数年間は入試とか受験とかそういう大変なものとは縁遠い生活が送れるなぁと思ってホッとしていた時期です。
娘は、入学した都内の私立小学校2年生の3学期で、息子は保育園の年長さんでお受験も終わり、4月からは小学1年生!という1月初旬のある日の事でした。新年早々会社でバタバタといつも通り仕事をしていたら、上司から「ちょっと良い?」と声掛けが。あれ、仕事で何かマズイ事でもあったかなと思いつつ、上司に促されて少し離れたところにある小部屋に連れていかれ、
「どうしたんですか、例の案件のことですか?」と自分なりに思いつく事を話したら、
「いや、仕事の話じゃないんだ。人事の話なんだけど、4月からロンドンに行ってもらう。お前がやっている仕事に関する人員が急にイギリスで必要になって」と。。。
一瞬息が詰まりました。
だって、そんな話は今まで無かったし、異動の希望も出してないし、そもそも英語そんなに話せないし。とはいえ典型的な日本企業のサラリーマンである私に選択の余地は無さそうでした。とりあえず「ちょっと1週間くらい考えさせてください」とだけ上司に伝えてその場は終わりました。
その日、家に帰る途中は非常に気が重く、妻になんと伝えようか、どうやって断ろうかなどと色々と考えて、結局家に帰るまでに自分でも考えが整理できないまま着いてしまいました。子供たちを寝かしつけて、「ちょっと良い?」と妻にテーブルに着くように促し「実は。。。。」という話をしたところ、妻の最初の反応は、
「えー、せっかく小学校受験が終わったのに、どうするのよ!?」でした。
やはり。予想通りの反応。そりゃ、そうです。苦労して合格した小学校。
娘は春から小学校三年生で、息子も春から小学一年生。二人とも頑張って合格した小学校の生活がやっと始まる。これからは中学受験も考えず、伸び伸びと育って欲しいと思っていた矢先の出来事で、なんでまたこんなタイミングで海外かと思いました。加えて我が家は共働きなのでそれも含めて「どううするのよ!?」というコメントだったと思います。
とは言っても、断るとサラリーマン的にはあまり良くない事が起こる気がするし、イギリスって年がら年中、雨が降ってる&曇ってると聞くけど先進国だし。等のとりとめのない話をしてとりあえず1晩お互いに考えてみる事にしました。
翌日。またテーブルに座って妻と話し合いをしました。整理した事としては
①娘、息子の学校は一時的に親の転勤で海外に行っても復学できる事
(6年生までに復学する必要あり)
②息子の学校は、海外に行っている間も授業料を払い続ける必要がある事(完全に意味不明)
③妻は会社制度により、一時的に休職しても復帰できる制度がある事
④ロンドンには日本人学校があり、結構良さそうな事
⑤当然ながら日本の学校に戻る時のために学力を維持する必要がある事
などを話しました。
まぁどうなるか分からないけど、どうやら私の会社的には断るという選択肢は無さそうだという消極的理由が70%くらい。あとイギリスという環境は悪くないのではという積極的理由が30%くらいで妻とイギリス行きを合意したのが1月15日くらいでした。そしてその旨を会社に伝え、妻は会社に休職を申請しました。
子供達にはすぐには伝えず、私がイギリスに渡航する2週間くらい前の3月中旬に家族会議を開催し、イギリス行きについて子供たちに説明しました。
「お父さんはイギリスにお仕事で行く事になったんだよ。でもせっかく行くなら、家族みんなで行くのが良いと思うのでお母さんと話をしてみんなで行く事にしようと思う。せっかく頑張って小学校受験を頑張ったけど、また日本に戻ってきたときに学校にも戻れるみたいだからイギリスに行こう」と。
子供たちは、「うん、良いよ」とあっさりと承諾してくれました。まぁ当時小学校2年生と年長さんなので、そこまで意志が無いと言えばない年齢なのですが、いずれにせよ分かってくれたようだったのでホッとしました。
そして、私自身は会社から打診を受けたちょうど2か月半後の4月1日にイギリスに飛び立ちました。妻と子供たちは、私が4月にイギリスに渡ってから3-4ヶ月後の7月~8月くらい(子供達が夏休みに入った時期)に来るという事になりました。
こうして我が家は、あんなに苦労し、そして狂気の沙汰だった小学校受験からホッとする間もなく、今度は家族揃ってイギリスに行くという大きなチャレンジに挑むことになります。
次回からは、イギリスに渡った後に、どうやって子供たちがイギリスでの小学校に入学しまたイギリス生活に慣れて行ったのかの記事を書きたいと思います。
記事を読んでいただき、ありがとうございます。
今回から「イギリス編」として第二章が始まります。ぜひ引き続き読んでいただけますと幸いです。
続きはこちらです。
こちらもぜひ。
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