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小学校受験で幼児教室に通う必要があるのか?

お父さんです。

このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。

今回の記事について                                      
今回の記事は、小学校受験において 幼児教室(塾)に通う事が必要なのかについてそのメリット・デメリットを両方の場合で考えつつ「初めてのお受験では幼児教室に通う方が良さそう。でも通わなくても合格はできる」と考える理由について書きたいと思います。皆さんの受験に向けた参考になれば嬉しいです。


前回、我が家の小学校受験が始まる前の「受験するべきか否か」の過程について書きました。 今回は幼児教室というか塾に通う事が必須かどうかについて書きたいと思います。

我が家は結果的に娘と息子の二人とも教室に通いました。ただ教室に行かずに都内の某国立小学校に合格した仲の良いお友達の家庭も知ってますので、一概にどっちが良いのかは分かりません。
初めて受験をされるご家庭にとっては何も分からない中、精神安定剤という意味での教室・塾は必要なのではと思います。特に試験の直前時期になると、親は両方ともかなりヒートアップしてきます。子供に感情的に当たってしまう事も頻繁にあります。
その時に様々なノウハウで冷静に対応してくれる第三者の存在は何物にも代えがたいです。

もし2人以上子供がいる場合、もしかしたら第二子以降の小学校受験の場合は、一人目でなんとなく全体の様子がわかるので、親だけでも乗り切れるかもしれません。ただ兄弟でも子供の性格・特徴は一人ひとり違うので、伴走してくれるパートナーまたは色々な不安を取り除くという意味での道しるべ的な存在として教室は必要なのかな思います。

メリット
-特に初めての場合、やる事やスケジュールの道しるべになってくれる
-冷静な伴走者として客観的な対応ができる(親は主観的になる)

-ほかの子供と比較する事で現在の立ち位置がより明確にわかる

デメリット
-お金がかかる。安くはない(月に3-5万円。直前期は20万円越えも)
-値ごろ感に客観性がなく、非常に不透明な構造

-相性が合わないと逆にストレスがたまる

中学高校受験のように「試験内容が分からない」ことは殆ど無いので、小学校受験の場合は親が教えられる領域は具体的にとても多いと思います。
ただ私の知る限り、特に私立小学校を受験する家庭の場合、ほぼ8割や9割は何らかの教室に通われているのではないかと想像します。個人的には当初小学校受験そのものに対して少々冷めた見方をしていた私の視点からすると、この業界は非常に透明性が低いために、どんな受験対策をすれば良いか、受験生サイド(ご家庭)にとって分かりにくく、結果的に教室に通わざるを得ない構造になっているのではないかと思います。

これは良くも悪くも、そういう構造になっているという事実です。
それゆえに、例えば教室の授業料についても、その妥当性が非常に分かりにくく、結果的に教室側の言い値で値段が決まっていくという印象を持っています。小学校受験をするご家庭は経済的にそれなりに恵まれた環境であることが多い事も相まって(我が家は裕福ではないが共働き)、相場が非常に分かりにくい(情報の非対称性が高い)というか不透明な市場構造だなーと思った記憶があります。

「この程度の金だったら糸目をつけないが、慶應幼稚舎や雙葉に入る事が大事!」という家庭にとってはそれで良いのかもしれません。幼児教室については、大小様々な選択肢がありますが、どこの教室もやっている事は大きくは変わらないのではとも思います。
我が家は小さな個人教室のところに行ってました。
とても良い先生でしたが正直言って決して安くはなかったと思います。

また相性というポイントも重要です。試験問題すら公開されないので、正直言って非常に不透明な構造になっている業界です。学校だけでなく教室でもそうだと思います。
その意味で、教室の先生と相性が合わないと余計にツライ。良いタイミングで良い助言をもらえると助かりますが、そうでないと親もストレスが溜まります。相性については別途書きたいと思います。

最後に教室(塾)に通わなくて大丈夫かという点ですが、我が家の友人で某国立付属の小学校に合格した家庭(共働き世帯)の場合、
①お父さんがガッチリと子供をサポート。公務員の家庭でしたが職場の上司に掛け合って比較的仕事の少ない業務にしてもらい、定時の5時には帰宅。
②試験の1か月前は半分くらいお休みを取って更にフルサポート。

という感じでした。
前述の通り、小学校受験の試験問題は大人にとってはそんなに難しくないので、「教室(塾)に通わない」というアプローチもアリだと思いますが、それなりの犠牲というか意志は必要なのではと思います。

すいません、長くなってきたのでまた次回に続きを書きたいと思います。
続きはこちらです。


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