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はじめてのクラウドファンディング《宇喜世クラファン2020》

国登録有形文化財「百年料亭 宇喜世」の小座敷を修繕し140年の建物を守りたい!

このプロジェクトは、2020-10-15に募集を開始し、362人の支援により11,210,666円の資金を集め、2020-11-30に募集を終了しました

CAMPFIRE

2008年、宇喜世の建物は国登録有形文化財に登録されました。

明治中期に建てられ、改修や増築を重ねながら、140年もの間、維持・保存に努めてきましたが、近年では、中越地震(2004)・中越沖地震(2007)による被害も大きく、建物の上階の小座敷は使用できない状態となっていました。

当時は団体様の旅行や会合など、大広間での宴会が主な売上でしたので、なんとか営業を継続することができていましたが、2020年、コロナ禍の影響で大宴会が激減。収束の兆しも見えない中、お店は開店休業状態が続きます。

そこで、修繕が必要で立ち入り禁止となっていた上階の小座敷を改修し、家族や親しい仲間など少人数でお食事を楽しめ、他のお客様との接触がほとんどなく利用できる環境を整えることで、新しい生活様式に対応した営業スタイルを構築し、コロナ渦を乗り切りたい。140年の歴史と建物をなんとしても次世代へ繋げたい。その思いから、「桜三階〈桜の間〉」「仲三階〈萩の間〉」「四階〈妙高の間〉」の修繕工事に着手することを決めました。

通常であれば繁忙のピークとなる年末年始の宴会シーズンを前に、2020年10月、はじめて「クラウドファンディング」に挑戦し、日本全国の皆様から支援を募りました。

国内最大級のクラファンサイト「CAMPFIRE」で開始したこのプロジェクトは、45日間の短期間ではありましたが、362名もの方々にご賛同いただき、目標金額を大きく上回ることができました。

また、サイトでのプロジェクト終了後にも、口コミで支援の輪が広がり、最終的に434名の方々から11,688,666円(2021年1月7日現在)ものご支援をいただきました。


活動中は、「CAMPFIRE」プロジェクトサイト内でも、日々工事の進捗をお伝えしてきましたが、今回この公式note開設を機に、普段から宇喜世のSNSをご覧いただいている方はもちろん、これから新たに出会う方々にも、これまでの宇喜世の取り組みを知っていただけるよう、活動の記録をここにまとめることとしました。