浮世絵の絵の具ー鉛丹ー 16 下井雄也 浮世絵の復刻 2020年10月15日 15:51 追記鉛丹はギリシャ・ローマ時代から作られている鉛の酸化物です。鉛丹・化学式Pb3O418世紀前半の文献には、産地は泉州堺、他大坂等とあり、20世紀初頭の文献にも「和泉國堺市に於て専ら之を施行す」とあることから、古くから国内では堺周辺で造られていたことが伺えます。硝石や明礬は鉛の酸化を早めることが添加目的ですが、製法によっては添加されないケースもあったと見受けられます。参考文献万金産業袋 六巻三宅也来[他]1732西洋百工新書. 外編 宮崎柳条 編1876Takamatsu Toyokichi On Japanese pigments.1878化學工業全書. 第7卷高松豐吉, 丹波敬三, 田原良純 編1901絵の具製造法矢野道也 著1904 #浮世絵 #創作のマストアイテム #絵の具 #鉛丹 16 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート