diva 高木紗友希のいない今日。
そこにもういない。
そんな瞬間は突然訪れてしまう。
2020年、死にそうな、ラスト3ヶ月。
僕のiPhoneからは、決まって、あのアイドルグループの歌が流れていた。
「Juice=Juice」
彼女たちの、音楽と歌声が、とてつもないパワーをくれたことは間違いない。
2021年、最初のnoteになにを書こう。迷ってるうちに1ヶ月が終わった。
たった数ヶ月前だけど、自分の人生に納得できなくて、許せなくて、悔しくて、これから先の未来に希望とかそんなもんも抱けない、やるせなさだけの毎日を乗り越えて、受け入れて、この、日々のやるせなさも、いつか自分の中で、思い出に変えてやると、そう思えたのは、日常の中に彼女たちの歌があったから。
そんな、Juice=Juiceに出会いのきっかけをくれたのは、間違いなく彼女の存在だった。
高木紗友希
Juice=Juiceの、いや、ハロプロの歌姫。
と言われる彼女との出会いが、Juice=Juiceの音楽に触れるきっかけだったことは間違いない。
同じ、ハロプログループ。モーニング娘。に属する、牧野真莉愛と共演したネット番組で、初めて彼女の存在を知った自分は、まだ、モーニング娘。ファンになって数ヶ月。
そんな自分はまだハロプロの音楽全てに触れる余裕もなくて、彼女の輝きを知らないまま、その、優しい性格と、雰囲気に魅了された。
ハロプロにどんどんとハマるうちに、彼女は、とてつもなく、歌唱力の高い子と知り。
その歌声は、アイドルという、領域を超え、多くの人に評価される、歌うために生まれてきた、そんなふうに表現されることもあった。
彼女の歌声は、代々木や、武道館の天井を突き破るような、声量と、鼓膜も心も振るわせる、そのビブラートと、見るものを圧倒するフェイクの持ち主で、それはもう、一撃でファンになった。
だからこそ、彼女の歌をいつか、生で聴くことが、自分の人生の中で、1つの些細な夢へと変わった。
とはいえ、アイドルというのは、泡沫だ。
その泡沫性に、人は魅了されるのも、間違いない。
あまりにも、突然に、報道から、1日で、彼女はJuice=Juiceを去ることを決めた。
アイドル=恋愛禁止
教師にも、教科書にも、母親にも教わったことがないのに、その固定概念はいつの間にか、人々に植え付けれる。
事務所の対応、今時、恋愛でグループ脱退は人権的にどうなの?などなど、意見は、様々だし、実際に彼女が、あのような行動を取っていたことも事実ではあるけれど、正直なところ、そこはもうどうでもよくて、自分が好きになった彼女の歌声が、もう、Juice=Juiceとして、2度と聞けないということは、とてつもなくショックだし、ニコニコと顔くちゃとして笑うさゆべぇも見れないことも、やっぱりショックだ。
彼女自身が、Juice=Juice、ハロープロジェクトの活動終了という、選択肢を選んだということは、もう、アイドルとしての未練はないのかもしれない。
ただ、言いたいことは、高木紗友希という、アイドルは、ハロープロジェクトの歌姫だったことは間違いなかったこと。
そして、そんな彼女が卒コンを行うこともなく、このアイドル世界を去ってしまうということの切なさ。
言いたいことはまとまらなくて、彼女の魅力をもっと伝える方法は山ほどあるのだけれど、それどころじゃなくて、ただただ、高木紗友希がもういない、明日が、訪れてしまったこと。
こんなことを言えば、綺麗事だし、もっと、高木紗友希を信じて、デビューの頃から、応援しているファンもいるに違いない、そんな人達からすれば、たかが、2年ぐらいのファン歴で、しかも、LIVEで彼女の歌声すら聴けなかった、自分がいうのはあまりにおこがましいのかもしれないけれど。
歌うことだけは辞めないでほしい。
いつか、帰ってきてほしい。
君の、Juice=Juiceの歌で、なんとかやってこれたんだ。
強くこの左足で 土を蹴る音が響く
そのハードルを飛び越え 新たな時代を刻もう
また助走が必要なら ここへ戻ってくればいい
何度でも立ち上がろう
行くぜ!私たちの未来!
Juice=Juice!!!
Juice=Juice 『未来へ、さあ走り出せ!』
高木紗友希はばかやろう。
そんなふうに言った、ゆかにゃの言葉が、心に響いた夜。
許してほしいとも思わない、そんなふうに、高木紗友希は、最後のブログに書いていた。
アイドル=恋愛禁止
この当たり前が無くなることはないかもしれない。
それでも、また、戻ってきて。
新たな未来を僕に見せてください。
また、どこかの未来で、君の歌声を宇宙まで響かせて。
ありがとう。
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