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【東の京】続!!日本全国のミルクまんじゅうを全部取り寄せて食べる

これまでのあらすじ:
博多通りもんの影に隠れた日本全国のご当地「ミルクまんじゅう」を探し求め、60種近くを食べ比べたライターのるゆにつ。
一通り食べ終えて安心していたのもつかの間、まだ見ぬミルクまんじゅうが我も我もと押し寄せてきてーーー!?
るゆにつは乳菓を制し、今度こそマイベストミルクまんじゅうを決めることができるのか。
バター、練乳、生クリーム。乳製品にまみれた聖戦が今、再び開幕。

戦いの模様はこちらから

天平庵:東の京(奈良県)

アーバンでスタイリッシュなパッケージ

今回のミルクまんじゅうは、日本に菓子が初めて伝わった場所、いわば菓子発祥の地である奈良県の和菓子屋さん天平庵(てんぴょうあん)さんの東の京です。

しかしこちらは奈良県の名物ではなく、その名の通り東京みやげとしてその名前を知っているという方も多いかもしれません。

2019年にリニューアルしたパッケージにも東京タワーを始めとした東京の名所が描かれており、奈良の雰囲気はありませんよね。

東京駅構内にあるecute東京内、小平市にあるお店でも、東京みやげとして販売されています。

そして2024年2月4日現在、天平庵さんのオンラインショップからは東の京は消えているようです。
筆者が購入したときはネットで広告が出ておりそこから通販ができた(多分天平庵のサイトでなく、東京の百貨店の通販サイトだったような……)のですが、今はもう店舗でしか買えないのか、製造自体をやめてしまったのか……?
こちらは現在お店の方に問い合わせ中です。回答があり次第追記させていただきます!

販売から5年以上ロングセラーだった東の京をやめてしまったことは考えにくいので、きっと今は通販を行っていない、ということであってほしいです。なむなむ!

でかでかとローマ字で名前が書いてあるのに、ずっととうのきょうと読んでいましたが、ひがしのきょうだったのですね。
モチのロンみたいな。心の臓みたいな。リズムがいいのでつい……。

実食!

バランス◎

切ってみるとあんの柔らかさ、滑らかさがかなり博多通りもんに近いことに気づきます。

皮は通りもんのほうが遥かに薄く、しっとりとしていますが東の京もパサパのサ感はなく、ほどよいしっとり加減です。

食べてみるとしっかりとした甘さの中にほんのり塩味があり、これはバターと粉乳のコクかな。
香りは優しいミルクの甘さです。

東の京、全体的なバランスがかなり良く、優等生のおいしさです。

餡のミルキー度…★★★★★
香り…★★★★
全体の口溶け…★★★★★
皮との一体感…★★★★★
バランス…★★★★★

まとめ

古都、奈良県で生み出され、東へ移った現代の都、東京で名物となった東の京。

伝統にとらわれず、和菓子と洋菓子の垣根をとりはらい新しいお菓子を作り続ける天平庵さんが、まさに”伝統と革新を併せ持つ”西洋菓子のミルクまんじゅうを作っているのは必然的なことと言えるでしょう。

天平庵の解釈した東の京、ぜひ一度は食べてみてほしいミルクまんじゅうです(今はもう買えないのかもしれませんが……)。

天平庵さんのサイトを見ていたら、『藤花』というおまんじゅうもどうやらミルクまんじゅうらしいということに気づいたので、これもまた取り寄せなくてはいけませんね。

公式サイト様より

多くのミルクまんじゅうに使用されるのは白インゲン豆、大手亡豆などで作る白あんですが、こちらは藤の花の淡い紫色を表現するために、北海道十勝産小豆「エリモショウズ」で作ったこしあんを使用しています。

ですがそのこしあんにたっぷりの練乳を加えて炊き上げているので、れっきとしたミルクあんに分類されますね。
これは食べてみなくては。

ミルクまんじゅうを食べていたら、新たなミルクまんじゅうを見つけてしまう。
ミイラ取りがミイラになる、を地で行っているほど、奥が深いミルクまんじゅう。

まだ取り寄せられていなくてブックマークしてあるものが20種以上ありますので、引き続きよろしくお願いいたします(?)。

それではまた次回🌕

今回のお店:東の京(天平庵)

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