夏休みの勉強場所

 受験生のいるご家庭では、夏休みは家族も苦しい期間ですね。
家庭の中が重い空気でいっぱいで、家族も息が詰まってしまいます。

 受験生がいると、テレビの音にも気を遣いますし、リビングで他の家族が大声で笑ったり、あるいは喧嘩するのも気を遣ってしまいます。
遊びに関する話題も気が引けますし、楽しいことを話すだけでもなんだか申し訳なくなってしまいます。
 
 かと言って、受験生である子供が夜遅くまで、スタバなどのカフェで勉強してくるというのも、家庭内の空気は軽くはなりますが、やはり少し心配です。

 受験生の子供のために、他の家族がすべてを犠牲にする必要はないと思いますが、少なくとも気を遣っているところは示してあげた方が良い結果に繋がると思います。
 家族でテレビは見るが、テレビの音が受験生のいる部屋まで届かないように小さくするとか。
 もしリビングで勉強したいというのであれば、仕方なくテレビなどは諦めて、同じリビングにいるけれども、家族も静かに本を読んだりして過ごすとか。家族も協力してくれていて自分と同じ気持ちであると実感することは、難関大学を目指す受験生にとってはとても心強いですし、言葉の何倍も応援の気持ちが伝わります。受験するのは本人ですが、だからと言って家族が他人事のように捉えず、一緒に頑張っている姿を示すことは、何よりもの力になります。くれぐれも受験が終わるまでは、家族の我慢を恩に着せないようにしてくださいね(笑)
 
 そして、もしカフェなどの方が勉強が捗ると本人が言うのであれば、本人の言う通りにさせてあげてください。
 どうすれば勉強に対するモチベーションが上がるかは、受験生によっても違いますし、本人が1番良くわかっていることなので、くれぐれも親の価値観の中での「受験生の理想像」を当てはめることの無いようにしてくださいね。
 そこは受験生本人を信じるべきところで、信頼関係が築けるところでもあります。

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