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行乞。
僧の修業が一つで、托鉢を受けて生活すること。
当時の実質を言わば、流浪の乞食坊主です。
自由律俳句の俳人種田山頭火が、旅の空で遺した日記第一巻。
……第一巻からもうくじけてはる。

酔うてこおろぎと寝ていたよ

種田山頭火『行乞記』

だもんなあ……。

日記の形態は
日付け、天気、滞在地、宿泊所名、あったこと、そして最後に句となっています。
よくこんなにたくさん句ができますね……。ほぼ毎日ある……。
っていうか最悪の日と最高の日は句ができない、と記してあるってことは。
うわ、どんちゃん騒ぎを奢られた日も最高じゃないんだ……。

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