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解釈の差

 『論語』や、孔子について書かれた本を買い漁って?いるうちに、結構な数になった。
 主なものをあげると、
『完訳 論語』井波律子(岩波書店)
 『論語抄』陳舜臣(中央公論新社)
 『論語』金谷治(岩波書店)
 『論語』吉田賢抗(明治書院)
 『論語 上、下』吉川幸次郎(角川ソフィア文庫)
 『現代語訳 論語』宮崎市定(岩波現代文庫)
 『論語』土田健次郎訳注(ちくま学芸文庫)
 『マンガでわかる論語入門』周春才、漆嶋稔(JMAM)

 『孔子』金谷治(講談社学術文庫)
 『孔子伝』白川静(中公文庫)
 『孔子』和辻哲郎(岩波文庫)
 『マンガと図解で知る④孔子 その人と思想』和田倫明(清水書院)
 『孔子はこう考えた』山田史生(ちくまプリマー新書)

 …一部でも、これだけある😅。

 そこで感じたのは(訳だけのは除いて)、子路に関する解説で、だいたいその本ごとの格が分かる、というものである。
 例えば、公冶長篇「顔淵、季路侍す」という26番目の章だ。孔子に、理想を言ってみろと言われて、まず子路が「願わくば車馬衣裘、朋友と共にし、之れを敝りて憾み無からん」と言ったことの解説だが、

『孔子はこう考えた』より

 ガラがわるいのは、子路よりもむしろ…(この先は敢えて言わない)☹️。

『孔子』金谷治・著より

 同じ子路の発言に対する解説だが、かなり差があると言っていいだろう。
 深いわぁ🥰。

 先ほどの解釈だが、

『孔子家語』にある孔子との初見

 まあ、(『孔子家語』によればだが)子路が初めて孔子に会った時、「学、豈(あに)益あらんや(学んで何かいいことでもあるのか?)」なんて言ったらしいから、その時は、同輩に煙たがられ、後輩に軽んじられる…てな存在だったかも知れないけれど😅、孔子に弟子入りしてからは、ちっとガサツな面があったにしても、以前ほどでは無かっただろう(と、思う)。

 だから、『論語』の訳注本や、孔子について書かれた本を買うときはよほど気を付けないと、あまり格の良くないモノに当たってしまう。
 本屋なら、パラパラっと読めるし、図書館で借りるにしても、内容を確認できるけど、ネットなどで注文した場合は、出来ないからなぁ😓。
 せっかく買った本が、内容の品格イマイチだったらガッカリだよね?

 今回は随分長文になってしまった😅(しかも大半は愚痴だし)。読まれて不快になられたら、申し訳ないです😓。お気を悪くされんで下さいな😢。

            🐻

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