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白露のお稽古模様

 昨日のお稽古風景。

割蓋の薄器

 昨日も、割蓋の平水指でのお点前だった。
 普通、水指が割蓋なら、薄器は割蓋のものにしない。カブるから。でも、薄器にも、使う時季というのがあり、例えば、真冬に平水指にはしない。

 ちなみに、この割蓋の薄器は、斜め上から持って、親指で軽く蓋の左側を押さえて、右側を開けて、中の抹茶を掬(すく)う。

義山和尚さんという人の書

 お軸は、「千里同風」。みんなに同じ風が吹く、というような意味らしい。

拝見に出された道具

 濃茶の点前の後、正客(一番上座の客)は、道具の拝見を亭主(お点前をした人)に願い出て、亭主が茶碗などを水屋に仕舞ってから、拝見する。
 右から、(濃)茶入は備前焼、茶杓はべっ甲、仕覆(しふく。濃茶入を包む入れ物)は波🌊うさぎ🐰。

 見出し画像は、昨日の朝に散歩した時に撮ったオミナエシ。でも、お茶花には用いられない。漢字で書くと「女郎花」となって、イメージが悪いからなんだと。カワイイ花なのに、勿体ない話である。
 茶花には、トゲがある、匂いが強すぎる、名前のイメージが悪い等で使われない花が割りとある。花は悪くないのだが…。

           🐻

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