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キャリアコンサルタントが試しに社内公募に手を挙げてみた話。(50代が悶々としていたこと)

おはようございます。齋藤亜瑚です。

社内公募に応募してみたらどうなるのか?どんなことに気を付けなければいけないのか?
実際に私が昨年経験してみたことをここnoteでまとめてみたいと思います。

「新規事業の立ち上げメンバーを募集します」
「10月からプロジェクトに異動することになります」
「応募したかどうか現職にはわからないよう、守秘義務は厳守します」
と発表されたのが4月末のこと。

それまでの私は、この会社で5年以上契約社員として働いていました。
中小企業・ベンチャー企業での勤務歴が長かった私は、すでに50代。良い意味でも悪い意味でも少しこの会社の企業では浮いていた部分があったと思います。
50代の一般社員なのに?「数値目標」を与えられると「ガツガツ」その数字を追いかける癖があり、「勤務時間を問題なく穏やかに粛々と働く」他のメンバーからは「お給料変わるわけじゃないのに」と呆れられたこともありました。

実際、期の目標は与えられるのですが、それらをハイ達成してもその評価が給与に反映されることはほぼありません。
考えてみたら、大手企業が給与形態を大きく変えるようなインパクトを与えるような金額的な実績ではないので当然といえば当然かもしれません。でも、心の中では落胆していました。

40代の頃「社員にならないか」との打診を受けたこともありましたが、副業が認められていない会社であること、給与もかなり控え目なこともあり、「ダブルワークが自分の性には合っているので」と断ったりもしていました。

「みんなが言うように、お給料変わるわけじゃないのに、なぜ頑張るんだろう」
「このまま定年まで仕事内容も大きく変わることなく過ごすことになるんだろうか」
「これまでの経験は活かせることなく、本当に私の社会人生活ってこのまま終わるんだろうか」
とぼんやり、悶々とする日々。

「グループのメンバーとの人間関係もとくに問題はないし、定時に帰れている。在宅勤務も認められている。環境を変える必要はないじゃないか」と思う自分もいる。つまり、転職するほどではない。
でも、何かを変えたい。

つまり、この「社内公募」に手を挙げてみない選択肢は、私にはなかったわけです。

「そうはいっても、たくさん希望者が手を挙げたら、50代はさすがに弾かれるわよね」
という懸念もありましたが、周りの反応は
「どうせ大変な思いさせられるだけなのに、やりたい人いるのかな?」
「給料も変わらないのに…」

というネガティブなものばかり。

本音なのだとしたら、チャンスかもしれない。

「発表された社内公募に興味がありますが、何をする仕事なのか今一つわからないので、もう少しお話を聞かせていただきたい」と社内メールを担当役員に送信した週明け。返信が届いていました。

再来週、社長を交えての面談を組みます。と書いてありました。

面談。
いや、これは面接に違いない。
一応、準備はしておこう。

面談日程が決まり、異動へ本格的に動いていくことになりました。

今日はここまでです。齋藤亜瑚でした。



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