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気ままにウクレレ本紹介『ウクレレ快楽主義』

#2『ウクレレ快楽主義』


ウクレレ快楽主義
1992年12月18日 初版発行
責任編集 関口 和之
発行 TOKYO FM出版


「神は何故ウクレレを賜ふたか」
どうやら世の中には気持ちよくなることは難しいと考えている人たちがいるらしい。しかも、簡単に気持ちよくなることはいけないことなどとも思っているらしい。
難しいことは言わない。
ちょっときれいな空気を吸い込んで、それでもって、ウクレレを一掻きしてごらんなさい。
幸せの素が自分の中にあったことに気がつくから…。
という関口和之さんの「ウクレレ快楽主義宣言」なるものから始まるウクレレ本です。(本文より抜粋しています)

今読むととてもシュールな本で、マンガあり、ハーブ太田さん(当時は漢字で記載されてました)の真面目なインタビューあり、著名な?ウクレレ愛好家の「私にとってのウクレレ」的な記事、ウクレレの歴史、基本テクニックの紹介、ソングブックと盛りだくさんの内容です。

カマカの工場の紹介記事もあり、あのサニーDさんはもともとカマカの職人さんだったんだーとかいろんな発見がありました。歴史の教科書?資料集?を見ているかのような気持ちになります。

当時のウクレレ愛好家の皆さんが、ハワイへ行って、カマカの工場や、ウクレレフェスティバルを見に行って集めた資料を日本に届けて、日本でもウクレレの文化を広めようという先人達の熱い想いが伝わってきます。
間違いなく今の日本のウクレレブーム?ウクレレ文化の礎になった一冊ではないでしょうか?

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