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クリスマスは開店記念日 -しがないWEBライターの雪山滞在記 24日目 12月25日(水)

24日目の12月25日。ようやく開店の運びとなった。
当初の開店目標から遅れること5日。ちょうどクリスマスである。

苗場に来てから、ずっとバタバタとしていた気がするが、特に開店前の3日間は店舗準備でカンヅメ状態だった。朝から日をまたぐほどの時間まで働きづめだったのは久しぶりのことである。

ちなみに昨年は開店前日の作業で朝4時くらいまでかかったそうだ。それに比べれば平和なものだが、とはいえ全員疲労の色は濃い。クリスマスどころではない。サンタのプレゼントは前日の夜に受け取ってしまったのだ。

24日目にして、はじめて自動ドアのスイッチを入れる。ウィーンという音に文明を感じる。ファミマのSEでも流したいところだが、残念なことに無音だ。

というわけで、ひとまず開店である。

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商品がそれらしく並んでいる。すごい。
当たり前だと思うかもしれないが、12月のはじめに訪れたころは本当に何もない状態だったのだ。

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訪れた当時の店の状態

しかし、ようやくお店の形を取れるようになっただけなのだ。課題も死ぬほどあるわけだし、何よりここから約3ヶ月間お店を運営していくわけなのだ。ここからが本番だ。さて、何をしようか。

ただ、ここまでが意外と長かった。お店開けるのって大変なんだなあ、と驚かされる。どちらかというと、回す方が大変だと思っていたよ。全然そんなことない。

具体的な工数としては、
・商品の選定、価格の設定
・取引先飲食店との商談
・配達
・新規営業
・商品発注と納品対応
・アルバイト用のマニュアル作成
・店内レイアウトの調整
・商品の陳列
・商品POPの作成
などなど。字面で見るとそんなに多いように見えけど、実際にやってみるとマジ大変。いやまあぼくはたいして何もしてないんだけどさ。

今回、僕らは商品選んで発注したり、陳列したりするだけだったけど、これに施工やら何やらが入ったりするわけでしょう? 予算とかもやばいじゃん。これからは安易に「老後は喫茶店やりたい」とか言わないようにしよう。

とはいえ、実際にやってみるといろいろと発見も多いし、何より大変だけどおもしろい。そんなことを考えながら、

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というわけで、新潟県・苗場の酒屋『SAKE BASE NAEBA』 開店の告知をさせてください。

SAKE BASE NAEBA 
新潟県 南魚沼郡 湯沢町三国236-2    google map
025-788-1271
営業時間
平日:13時〜21時  土日祝:11時〜21時
不定休

商品ラインナップは地元魚沼の日本酒を中心に、

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魚沼地域限定の日本酒「魚沼で候」や
地元長岡の食品会社カネイシフーズのおつまみ

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湯沢地域でよく飲まれている日本酒「鶴齢」や「坂戸山」。
八海山の日本酒を使って作った梅酒なども

地元新潟のワインや

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魚沼のクラフトビール。

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新潟には「風味爽快ニシテ」という限定ビールもある

そのほかにもおつまみやイートインコーナーもあるので、訪れた方はぜひゆっくりしていってね。

ちなみに新潟県って、酒造だけじゃなくて、ワイナリーやブリュワリーが結構あるんです。全ての技術が酒の醸造に注ぎ込まれている説。その辺りもぜひ遊びに来て深掘りしていってね。やっぱりこの苗場という場所はいろいろ凝縮されていて面白いよ。

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