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ハローワーク求人票のあるあるとは

ハローワーク求人票で、転勤範囲が示されていても、求人者の事業拡大で全国転勤とか海外転勤もあり得ることも念頭に入れなければならない。

ハローワーク求人票で、賃金の下限と上限があり、幅を持たせて明記されているのがほとんど。ハローワーク求人票で、下限が15万円で上限が30万円だとすれば、現実は採用時の賃金が15万円であり、長期勤続や、ずば抜けた勤務成績をベースにして、ようやく、30万円を貰えるということ意味していることが多々ある。

そうであるなら、ハローワーク求人票で、下限も上限も一律15万円と明記して、採用時の賃金をより明確に記載するよう求人者を指導すべきだ。

ハローワーク求人票で、総支給額が明記されているが、求職者目線に立って、税金や社会保険料を差し引いた手取り賃金額を明記してくれると有難い。

ハローワーク求人票で、社会保険加入をしない求人者が相変わらず多い。求人者の言い分としては、採用して数か月で辞めたり、酷い時には、社会保険加入後に辞めたりしている人もいるので、本当に定着するのか見極めたいと言う。

それなら、ハローワーク求人票で、社会保険加入は2か月後とか数か月様子を見て加入手続きすることを明記すべきだと思う。法的は、2か月以内の期間で契約してその期間を超えた後、その時点で強制加入になることを知らない求人者が多い。ハローワークは、求人者に しっかりと法的な説明をして社会保険の加入を指導すべきだと思う。

ハローワーク求人票で、賞与の実績が書かれているが、採用後は実績の賞与がそのまま、支給される訳ではない。あくまで前年度の賞与実績であり、今年度の賞与額ではない。前年度の賞与が月例給与の3か月分明記されていても、場合によっては、経営の業績悪化により賞与が不支給ということもある。また、勤務能力や勤務成績が低いため支給されないこともある。採用後1年間は賞与を支給しない求人者もあるなど勤続年数によって賞与の支給可否を決める求人者もある。賞与とは、必ずしも支給されることが保障されたものではないことを理解する必要があると思う。賞与が保障される職業はハローワークを含む公務員だけ。

ハローワーク求人票で、昇給の制度は有りで、前年度の昇給額や%が明記されているが、昇給対象基準に該当しないことや勤務能力や勤務成績が低いため昇給しないこともある。昇給金額は、勤務実績や経営業績が芳しくない時は、昇給しないこともある。昇給とは、必ずしも昇給されることが保障されたものではない。ハローワークを始め公務員でも休職している人や能力があまりにも低い等の勤務実績のない人には、昇給しないこともある。昇給とは時々の経済情勢や勤務能力と勤務成績に左右されるものだと考えていた方が良い。

ハローワーク求人票で、その他の手当欄があるが、家族手当とか扶養手当とか皆勤手当とか住居手当とか、様々な名称の手当が明記されていることもあるが、手当金額のほかに、支給基準や支給対象の範囲を明記してくれると分かり易いので、ハローワークには努力して欲しい。

ハローワーク求人票で、性別不問と言いながら、ハローワーク窓口で、裏情報で、性別指定していることが多い。男女雇用機会均等法では募集採用では性別差別は禁止されているのに、ハローワークの言い分は、求人票に性別を書けないという理路整然としない言い訳を言い、女性が多い職場とか若い男性が多い職場などの隠語で判断して欲しいと言う。法律を守るべき公的機関のハローワークが言い訳したり、ハローワーク求人票に隠語を使うことがあってはならない。ハローワークが法律を守らなければ、求人者を始め誰が法律を守るのかという法治国家の根幹を揺るがす大問題だ。

ハローワーク求人票で、経験者限定の求人には年齢不問となっているが、ハローワーク窓口での裏情報では、しっかりと年齢制限がある。ハローワークの言い分としては、年齢制限指針では経験者限定の求人には年齢制限をかけることができないと言う。しかし、年齢制限指針には法的拘束力がないので、年齢制限のある経験者限定の求人の申し込みの受理は拒否できないのだから、ハローワーク求人票に「求人者に対し年齢不問にするように指導中」といった文言を明記して経験者限定の年齢制限のある求人を受理すべきだ。それをしようとしないハローワークには、表向きの年齢不問で良しとする姿勢が垣間見れる。また、60歳とか65歳の定年制がある求人事業所の正社員求人が年齢不問なんてあり得ない。定年60歳なら、年齢59歳以下だし、定年60歳なら年齢64歳以下だ。年齢制限指針の理由では定年を理由とする年齢制限は認められているのに年齢不問にしている。ハローワークは求職者の立場に立った目線で、年齢もしっかりと正確性と明確性を示して欲しい。

ハローワークインターネットサービスや求人検索機で探した、年齢不問と性別不問のハローワーク求人票を携えて歩いて、ガソリン代や汽車賃などの通勤費用を使って、長い時間を掛けて、ようやく、ハローワークに辿りついて窓口で相談すると、裏情報で年齢制限があるだの、裏情報で性別指定があるだのを理由にして、紹介できないと言うことは、公的機関のハローワークがやるべきことではない。法律を垂範率先して労働法令を遵守すべき立場にあるハローワークは、求人者に対し、コツコツと雇用管理全般に渡る助言と指導をして、コツコツと真の性別不問の求人と真の年齢不問の求人の受理に取り組んでいくべきだと思う。求人票の上辺だけの性別不問と年齢不問と着飾ったハローワーク求人票ではあってはならない。

いずれにしても、今後のハローワークには、しっかりと労働法令を遵守し、求職者目線の立場で、明確性のある、かつ、正確性のあるハローワーク求人票を期待したいと思う。


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