ひどい首こり・肩こりが一瞬で消失。驚くべき心と体の関係性。
4月は
ハーブ栽培をする者にとってすごく忙しい時期。
たくさんのお世話のなかの一つに、苗を育てるという作業があって、毎日、温度管理や水管理が必要になります。
朝、気温が上がる頃にビニールハウスを開けて、室内温が上がりすぎないように調整して、夕方、寒くなる前にハウスを閉めて保温してあげるのです。
だから、出かけられない。この時期は。
それなのに。
1泊で出かけてしまいました。愛媛県松山まで。
温泉につかってゆっくりのんびり骨休め…なんて目的ではなく、歯医者さんに行くために。
知らなかった不都合な歯の真実
歯の治療をしたことがある人なら当たり前のこととして
・削る
・詰める
・抜く
・麻酔をする
・レントゲンを撮る
これらをされてきたかと思うのですが、これ、全部ダメでした。
いろいろな意見があるのは承知で、わたしが得たことと主観を書きますと
そもそも歯には、自分で治す力がある。
多少の虫歯なら、再石灰化(聞いたことありますね)して自分で虫歯の進行を止めます。
もちろん、虫歯の原因になるようなことをしないという前提があってです。
自己治癒力を上回る要因があれば、虫歯は進行します。
そもそも、虫歯になるのはどうしてか。
甘いものを食べすぎるから。
ダラダラ食べ続けるから。
上手に歯磨きできていないから。
もともと歯が弱いから。
いろいろあると思うのですが、歯に入るヒビ、これが大きな要因のようです。
そのヒビに菌や甘いものが入り込み、虫歯になっていくのだそう。
歯も体の一部。心とつながっていないはずがない。
で、ここが、わたし的なるほどポイントなのですが
ヒビが入るのは
頑張るから。
歯を食いしばるから。
なのだそうです。
ですよね。
歯が勝手に自分でヒビを入れるわけじゃあるまいし、やっているのは全部自分。
内臓や血液、骨格、筋肉だけじゃなく、髪や爪、歯に至るまで、体というものすべては自分の意思に極めて忠実に動いてくれているのだな、ということをここでもあらためて思い知ったのでした。
そうは言っても、重いものを持ち上げるときは食いしばるし、ストレス社会で歯を食いしばってしまうシーンも多々ありましょう。
甘いものもあふれかえっています。
現代社会、虫歯にならないほうが難しいのかもしれません。
なってしまった虫歯は、最低限の治療で治していくほかないのだろうと、個人的には思っていますが、いまの歯科治療全体の治し方がまたなんというか。
ゴニョゴニョ…(めちゃくちゃみたいだよ)
歯が「それ以上削らないでくれ」と言っているのに、麻酔で黙らせてゴリゴリ削る。
歯が自分で治ろうとするのを待たずに削ってしまう。
あげく、神経を取る、抜いてしまう。
歯は取り替えがきかないその人だけの大切な部品なので、すぐに削っちゃいましょう、抜いちゃいましょう、は本当にやめたほうがいいらしいです。
まぁ、わたしは子どもの頃から歯医者通いが多くて、結構な率で歯を削って抜いてをしてきてしまっているので、もう後の祭りなのですが、それでも、いま残っている歯を大切にする生き方をしていきたいものだとあらためて思いました。
一瞬で消えた! 古き友 「首こり・肩こり」
今回の歯科治療にはさらに続きがあるのです。
これがもう衝撃以外のなにものでもなく。
わたしの体の標準仕様なのではないか???と思うくらいに、いつもいつも一緒だった、ひどい首こり・肩こりが一瞬でどこかに消え去ってしまったのですよ。
うっそだぁ〜(疑)って思いますよね?
わたし自身も思いましたもん。
編集・ライター時代からデフォルトだった首こり・肩こりが、農業を始めてからますますひどくなって、これはもう職業病なのかもしれないな、なんて半ばあきらめていたのですが、それでも毎日、ハーブオイルでケアをして、胸鎖乳突筋だの耳下腺だの肩甲骨周りだのを入念にマッサージして、ヨガもして、ハーブティーも飲んで、凝りや疲れを溜め込まないようにしてきていました。
それがです。
治療をして帰ってきたその日の夜、お風呂の湯船のなかで、いつものようにほぐそうと思って触れたら…
あれ?????
ない!どこいった!?
えっ!? あれ!? 痛みはどこいった!?
となったのです。
してもらった治療といえば、詰め物が取れてしまっていた歯を、削りもせずにセメント(セメントというのもポイントなのですが長くなるので割愛)で埋めて、以前、別の歯科医で被せてもらった金属を少し削って噛み合わせを調整しただけです。
たかが噛み合わせ。されど噛み合わせ。すべてはここから始まっていた。
そう!重要なのは噛み合わせなんですよ。
顎というのは耳の付け根の部分で頭蓋骨と繋がっていて、そこを至点として左右前後に動くような仕組みになっています。
つまり、振り子のように動くことで、体全体のバランスをとっているようなのです。
ホームポジションとしては、まっすぐ真ん中。
でもわたしの場合、3年前に他院で被せた左奥の歯の金属が当初から盛り上がっていて、「ぶつかっているな」という自覚もあったのですが、その歯の盛り上がりのため顎が右側にずれてしまっていたようです。
そうすると、左側の首筋が絶えず緊張状態になってコリになり、その緊張やひっぱりが左肩全体、頭部全体にまで広がってしまっていたようです(バランスを取るために右側にも)。
先生曰く、その状態が続くと、左胸や頭部の血流がさらに悪くなり、いずれ心臓にも影響をして重篤な心臓病になったり、脳卒中を引き起こしたりもしかねないそう。
実は。
ちょうど3年くらい前から、動悸や不整脈が出るようになって、頭痛持ちではなかったのに、度々頭痛もするようになっていたのです。
しかも、いくら休んでもいくら眠っても、慢性的な疲れが取れない。
更年期だと思ってそれらに付き合っていましたが(ハーブティーで動悸・不整脈はおさまりました)、それも歯からか!と本当に驚いたのです。
治療をしてもらってから、今日で4日目。
その間、草刈機をガンガン使っても、ノコギリ鎌で草を刈りまくっても、重い苗たちを運んでも、ほぼ疲れないし、コリというものがほとんど起きません。
もちろん、体をハードに使ったなりの筋肉疲労や全体的な疲労感はありますが、以前の体からしてみたらウソのようです。
自分の体を使った人体実験。
本当に、いい経験をさせてもらっています。
歪みがなくなり、緊張が取れ、体液も気もめぐりやすくなって、基盤が整った感じです。
ベースが整ったいま、ハーブのチカラや花の波動も、さらにわかりやすく作用してくれるようになるのではないかと感じています。
ズレてなんぼ。ズレがあってはじめて自分を知ることができる
加えて。
これはまだこれからの経過観察になりますが、ものの見方、捉え方もさらに変わっていくような気がしています。
わたしたちというのは、健やかで、濁りなく、まっすぐな状態をいつも目指そうとしてしまいますが、それだけでは正直、おもしろくないのですよね。
ちょっと悪いこともしてみたい。ちょっと大変な目にもあってみたい。
無意識レベルのどこかでそう思っている節があります。
だって、すべて経験ですから。生きることは経験。
どんなことも経験したいんです。プロセスを感じたい。
そのためには、振れ幅が必要。
ズレこそが、振れを起こすための出発点。
そして、振れてみたからこそ、ホームポジションがわかる。
そんなふうに思っています。
繰り返しになるけれど、本当にいい経験をさせてもらいました。
今後は、噛み合わせの微調整(実は、左を整えたら右側がぶつかる感が出てきました)をしてもらうために、定期的に松山まで通うことにします。
あれ?この不調…と思ったら、噛み合わせを疑ってみるのもアリかもしれませんよ。
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