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あんときのデジカメ 番外編 讃岐の冬路の夕景 with BlackBerry PRIV

(はじめに)昨年9月にiPhone11 Pro Maxに機種変換したタイミングで、BlackBerryを手放したのですが、仕事の都合上、入力デバイスが欲しくなり、2016年発売のPRIVを入手しました。シュナイダー製のレンズ搭載に驚きましたが、ちょっとだけポリティカル・コレクトネスについても考えてみました。


 Yes We Can !

 あんときのデジカメとしては、iPhone11 Pro Max に引き続き、異色なカメラの出番となりますが、最近、BlackBerry PRIV のsimフリー機を購入したので、ちょっとばかり引っ張りだして讃岐の冬景色を撮影してみました。

 00年代末期、先のオバマアメリカ合衆国大統領が使っていたスマートフォンとして有名なのがカナダ製のBlackBerryという端末です。

 歴代大統領のなかでも演説の名手として知られるのがオバマ大統領でしたが、そのキーワードがYes We Can ! というもので、BlackBerryから発信されるツイートなどが話題になったものです。当時の僕は、BlackBerryではありませんが、同じようなクォータリーキーボードを搭載したNokiaの端末を使っていたのですが、そこからちょうどiPhone3GSに機種変換したぐらいのタイミングだったのではないかと記憶しております。その後、もっぱらiphoneを使い続けていたのですが、昨年の9月に現在のiPhoneに機種変換するまでの2年ほど、BlackBerryを使っていました。

 とはいっても最新機種ではなく、10年近く前のBlackBerry BoldでNTTdocomoの端末のsimロックを解除してもっぱら通話専用として使っていました。物理キーボードはたしかに使いやすく重宝したものです。

 そしてiPad状態になっていたiPhone6sがとうとう成仏されるに及んで、9月に現在のiPhoneに機種変更したのですが、やっぱり手元にBlackBerryを持っておきたいということで、「ポチッとな」という寸法です。

 といっても最新機種はやはり高額になるので、BlackBerryとしては、初のandroid端末となるPRIVです。コンディションのよいものが格安で出ていましたので、通信専用のsimを入れて使っています。

 ちょうど仕事でもガシガシ入力が必要になるという要請もありましたので、ちょっと冒険してみました。

ポリティカル・コレクトネスをあざ笑うのではなく……

 さてオバマ大統領の話題ですが、オバマ大統領が登場したとき、初の黒人大統領ということや核軍縮へ向けた積極的な態度が話題になり、世界全体として、明るい方向へ舵は切られていくのではないかと思われたものです。しかし、あれから10年を経た現在を概観すると、それは希望で終わったというのは否定し難い事実ではないかと考えています。もちろん、面倒くさい議論を参照するならば、オバマ大統領の核軍縮への態度の曖昧なことは承知しておりますが、それを言挙げしたところでいったい何のプラスになるのだろうかとも考えるのもひとつの事実です。

 さて、政治的な立場や考え方には、様々なものがあることは承知しております。しかし、立場や考え方を超えて、ともに取り組んでいかなければならないことはたくさんあります。例えば、暴力の蔓延を阻止しようと試みることや、あらゆる差別を徹底的に改めていこうと試みることは、人類の歴史を振り返るならば、立場や信条を超えてともに取り組んでいかなければならない課題ではないかと僕は考えています。

 立場や考え方を超えてともに取り組むべき課題として捻出された国連のSDGsのような取り組みもその一つですが、ポリティカル・コレクトネスといったようなものをあざ笑うのではなく、積極的に暮らしのなかに落とし込んでいく努力が必要なのではないかとここ数年考えさせられています。

カメラらしいスマートフォン

 さて、2016年に10万円程度で販売されたBlackBerry PRIVですが、そのカメラとしての性能はどうでしょうか。当時のハイエンドスマートフォンといってよいのですが、流石に発売から4年も経過すると、(カメラだけではありませんが)キビキビしてお釣りが来るといった動作感ではありませんが、それでもエントリークラスの最新機種と比べれば遜色がないというのが正味の使用感です。

 BlackBerryの特色といえば、やはり物理キーボードによる文字入力の快適さということにつきますが、こちらも健在で、ちょっとした文章を入力しようと思えば、iphoneよりもBlackBerryを取り出してしまうのが実情です。

 では、簡単にスペックを紹介します。今回はリアカメラのみでズーム使用しないデフォルト状態で撮影しました。レンズは、光学手ぶれ補正機構(OIS)、位相差オートフォーカスで、開放f値は2.2と非常に明るいレンズです。レンズは、ドイツのレンズメーカー、Schneider-Kreuznachのブランド名が冠されており、非常な高性能な仕様ではないかと思います。

 今回は、讃岐の冬時の夕景を撮影してみました。日没には早い時間から日没後にかけてですが、コンディションが悪くなる状況のなかで、非常によく「ねばって」いい写真を切り取るスマートフォンという印象です。撮影はオートフォーカスだけでなく、ISO、ホワイトバランス、露出補正ほか距離までマニュアルで調整ができます。iPhone11も確かによく写るのですが、こうした調整がデフォルトではまったくできないこととは非常に対照的で、カメラらしいスマートフォンといっても過言ではありません

 ということで、以下、作例です。拙い写真ですがご笑覧下さればと思います。


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 ということで撮影データ。マニュアル撮影、ISO100、ホワイトバランスオート、露出補正なし。撮影は2020年1月31日~2月4日。撮影場所は香川県善通寺市、三豊市。仲多度郡多度津町、琴平町。

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氏家法雄/独立研究者(組織神学/宗教学)。最近、地域再生の仕事にデビューしました。