【247】霧雨の箱根湿生花園と成川美術館 2024.10.8
箱根に行ってきました。
その日は、灰色の空に覆われ、霧が流れ、傘を差すほどではないですが、細かい雨が降っていました。
1 箱根湿生花園
最初に行ったのは、芦ノ湖の北側、仙石原湿原にある箱根湿生花園です。
湿生花園は、この時期、花の種類は多くは無く、華やかに咲き乱れるという状態では全くありませんでしたが、でもそんな中の湿生花園は、しっとりと秋の風情で心奪われました。
園路のあちこちに白い野菊の花が咲いていました。
一般に野菊と呼ばれるのはヨメナ(娵菜)とノコンギク(野紺菊)の二種類がありますが、どちらも色は白かったり薄紫だったり色々あるようで、どっちがどっちかはよく分かりませんでした。
秋の野の花って、華やかで派手な花って少なくて、ひっそりとどこか寂しい佇まいの花が多く、そんなところが放っておけなくて応援したくてたまらなくなります。
2 成川美術館
次に行ったのは成川美術館です。
初めて来たのですが、比較的こじんまりした美術館で、日本画を中心に展示しているところのようです。
今回、展示されていたのは、11月13日まで開催の、齋 正機さんと、四田淳三・湯口絵美子さん父娘という2組の方々の企画展でしたが、よい展示会を見ることができたと思いました。
また、ここには芦ノ湖を一望できる広い展望ラウンジがあり、この日は霧にかすんだ素晴らしい幻想的な芦ノ湖を見ることができました。
3 ランチ
成川美術館からほど近いレストランでお昼を食べました。
老夫婦が2人でやっているところのようで美味しい料理とコーヒーを楽しむことができました。
窓から外を見ると窓ガラスに映った室内の明かりがまるで宙に浮いてるように見えました。
霧に包まれた秋の箱根を巡った心楽しい半日でした。
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