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夏休みの終わり

こんにちは、今日から10月が始まりましたね。
夏休みが終わってしまうのが名残惜しくて、でかいスイカバーを買って食べました。スイカの種のチョコチップよりも、緑の皮のアイスが好きです。むしろメロンバーの方が好きなのかもしれません。

最近のことを列挙してゆきます。

祖母とのお散歩

一緒に暮らす祖母と近所のコンビニまでお散歩に行きました。コンビニは3〜4分歩けば着くくらい近くにあります。最近心筋梗塞で入院し、退院して間もない祖母にとっては久しぶりのお出掛けでした。時々腕を支え、ゆっくりゆっくり歩きました。

その日はとても晴れていて、風が気持ちよく吹いていました。遠くの青い山々がはっきりと見え、二羽のとんびが富士山の前で遊んでいて、水たまりですずめが水浴びをしていました。祖母は見るものすべてに「きれいだね〜」と声をあげて喜んでくれ、その度に誘ってよかったなあと思いました。

祖母はこの土地で長く暮らしていて、気さくな性格もあり、知り合いがとても多いようでした。コンビニの店員さんやすれ違う全ての人に「あたしここ(心臓)が悪くて入院してたんだよ」と話しかけていました。道草フードファイターと化した祖母を止めることができず、2時間弱の長いお散歩となりました。

地域OT

地域OTに興味があったので神奈川県真鶴町のOTさんを訪ね、訪問リハビリなどを見学させていただきました。

真鶴町は総人口に対する高齢者の割合が40%を超える地域で、2045年までに総人口の半数が高齢者になると見込まれているそうです。医療や介護だけでなく、行政や地域の繋がりもOTにとって重要である、と教えてくださいました。

勉強を始めたばかりで、正直なところ作業療法とは一体なんぞや…という思いが未だにあるので(見学を終えたわたしが思う作業療法の定義は『薬物を用いずに、全ての人がより幸福や健康になるための手段の一つ』です)、OTさんが現場で行ったことの治療効果などはあまり分かりませんでしたが、訪問リハビリを見るのは初めてだったので、良い経験になりました。

施設に到着するとスタッフさんが歓迎してくださり、訪問へ出掛ける時には「いってらっしゃい」「おかえりなさい」と声を掛けてくださいました。見学会が終了すると「次はいつ来てくれるの?」と笑ってくださいました。なんて温かい職場なんだ…と同行者と感激しました。

OTさんの「作業療法は今現在元気な方にも提供出来るのではないかと考えています。幸せな方がもっと幸せになっても良いと思いませんか?それが出来るのは地域のOTであると考えています」という言葉から、自分がイメージしていた作業療法の定義がかなり変わったように感じました。地域OT、やりがいがありそうだな。

将来、自分の好きな街で好きなように暮らすという夢があります。実務経験、専門的な知識、愛すべき街の全てが揃った時、地域OTを目指してみたいと思いました。

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Peder Severin Krøyer 
スカーゲンビーチでの夏の夜-芸術家と彼の妻(1884年)

冷蔵庫のインスタント麺に気をつけろ

謎の腹痛と食欲不振が続き、バイトを休んだりしていました。その日も朝から腹痛を感じていたものの、連日の欠勤は申し訳なく、痛みを我慢して出勤しました。

時間が経過すると腹痛は治まりました。帰宅後にお腹が空き冷蔵庫の中を物色すると、ラップが掛かったインスタントの焼きそば(ほとんど手付かず)が佇んでいました。インスタントの焼きそば(ほとんど手付かず)を冷蔵庫の中に入れることってある…?と不審に思いながらも食べてみました。

それがあり得ないくらい辛いのです。
辛い食べ物は好んで食べるのですが、その焼きそばは辛すぎて腹が立ってきました。母に「この辛い焼きそばは何?」と聞いてみると、「ペヤングの獄激辛」と返ってきました。ユーチューバーの罰ゲームのやつじゃん。昨今のユーチューバーと焼きそばの親和性、ものすごく高いですよね。

獄激辛のせいで物理的にお腹を壊し、再び腹痛を起こしてしまいました。翌日もバイトを入れていたのですが、獄激辛のせいで欠勤するのは違うな、と思い痛みを我慢して出勤しました。この文章を書いている今、獄激辛のことを思い出してムカついています。皆さまも冷蔵庫の中の不審な焼きそばにはくれぐれもお気をつけください。

気付いたこと①

物事を知るほど断言できることってそんなに多くないな、と考えを改め(特に相手の考えのこと)、相手の考えに共感した時は「少し分かる気がします」と伝えるようにしていました。
しかし、誰かに「分かる!」「自分もそう思う!」と力強く肯定してもらった時は嬉しかったし、相手に対して何となく「もう少し近づけるかもしれないな」とその時感じたことを思い出しました。

もしかして、相手と自分の考えが本当は違っていても、同じタイミングで「わかる!」と思ったらそれは一つの正解であり、共感においては真偽よりも温度が重要なのでは、ということに気付きました。

気付いたこと②

誠実、相手や自分といつも同じ距離を保つことなのでは、ということに気付きました。

一人で寿司チェーン店だって行ける

前期期末試験を終えました。昔から勉強が大の苦手で、中学生の時にテストの点数が低すぎて母に部活を退部させられたことや、高校生の時に平均点が80点のテストで0点を取り、教科担当に校内放送で呼び出しを食らったことがあります。(自慢ではありません)
ちなみにそのテストの答案で紙飛行機を作り、飛ばして遊びました。0点ってよく飛ぶんですよね〜。(これは自慢です)

今回は自分で選んだ進路だからと前向きに勉強に取り組み、未曾有の高得点を連発し、担任の先生にとても褒められました。
振り返ると「努力して結果を出して褒められる」という経験が今までほとんど無かったように思いました。
これはおめでたい事かもしれないと思い、近所のお寿司屋さんで一人スシパーティを開催しました。

風神になった日

高校生の時、部活で風神を描きました。

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この風神を部屋の掃除中に発掘し、レクとかで使えないかな〜と思いバイト先に持って行きました。
数日後、主任に「風神、病棟で使ってみましょうよ」と声を掛けられ、白い膝掛けと小鼓(韓国の太鼓)を持って病棟へ向かいました。

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俵屋宗達
風神雷神図屏風(17世紀)

「こんにちは、今からあるものまねを行います。一瞬だけですよ」と患者さんに声を掛け、膝掛けを持って(風袋の代わり)その場でジャンプし、主任は小鼓を鳴らし「これはなんのものまねでしょうか?」と尋ね、病棟を周りました。

途中、膝掛けを勢い余ってブン投げてしまったり、風神を大破させたりしましたが、患者さんが「風神!」と言って笑ってくださったのが本当に嬉しくて、レクに誘ってくださった主任にとても感謝しました。

風神のものまねが作業療法として成立していたかどうかは分かりませんが、患者さんの入院生活の楽しみの一つになれていたらいいな、と心から思いました。

患者さんとの交流が難しく、落ち込むことも度々ありますが、当たって砕けろの精神でこれからも頑張ろう、と前向きになれた良い出来事でした。


拙い文章を最後まで読んでくださりありがとうございました。

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