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夏休み

お久しぶりです。もしくははじめまして。

いろんなことがあったような無かったような、不思議な夏を過ごしています。8月頃から今までに考えていたことを列挙していこうと思います。

誕生日

先月23歳になりました。
ラインのプロフィールに自分の誕生日を設定していたため友人にリマインドの表示がされていたようで、当日たくさんのメッセージが届きました。わたしにもこんなに友達がいたんだ〜と思いました。

その日は病院のアルバイトを入れていました。お昼休憩で先生達が「病棟へ行ってくるから留守番よろしくね」と言って出掛けてしまい、しばらくすると「今日はあなたのお誕生日だよね!」とハーゲンダッツのアイスを買ってきてくださったんです。エッ、なんていい職場なんだ…というドン引きのあまりちょっと泣いてしまいました。
こころがホカホカになるよい一日でした。

カネコアヤノさんのライブ

フジロックのカネコアヤノさんのライブをYouTubeで見ました。彼女の歌いっぷり(?)はほんとうにすごくて、歌を聴いているのに抱きしめられているような感じがするのです。時々パンチを食らっていた気がするけれど。カネコさん、海みたいな方ですよね。

はじめての期末試験

わたしはまだぬるい社会しか知らないので、個人的に最低最悪なカルチャーに順位をつけるとすると、一位はドッヂボール、その次が試験や発表、本番なんですね。
完璧主義(自己満足)かつ心配性という自分の性質上、勉強をしなければならないという焦燥感を試験最終日まで持ち続けていました。未だかつてこんなに勉強した一ヶ月はあっただろうかと言わんばかりに毎日勉強しました。ごはんが食べられなくなり、下痢と腹痛が続き、気づいたら体重が4キロくらい落ちてしまいました。
先週全ての試験が終わりホッとしたのも束の間、結果が出ておらずまだまだ気を抜けません。

真面目の呪い

クラスメイトに「真面目ですね」と言われました。
わたしは学校の受験の日、「あなたを一言で表すとどんな言葉が当てはまりますか?」という面接官の質問に対し、熟考したのちに「真面目です」と答えたことを思い出しました。わたしはあの日から真面目で居なくてはならないという呪いにかかりました。

クラスメイトには「そうなんです、真面目なんですよ」と答えたのですが、後にあれってつまらないやつだと思われていたのかな〜と思うとちょっとだけ悲しくなりました。「真面目ですね」に対する不真面目な返し方を模索しています。おもしろ回答を思いついた方はコメントを頂けると嬉しいです。大喜利大会みたいになるといいな〜!

ねばならない思考

春に行った担任の先生との面談で「ねばならない思考に陥りがちです、たまには休んでみたり、もっと楽にしたりしていいんですよ」と言ってもらいました。言われてみればいつもそうだなと思いました。

過去を振り返ってみると、小学生の頃から母親に「早く起きなさい」「17時になったら家事をしなさい」「宿題をやりなさい」「門限までに必ず帰ってきなさい」「早く寝なさい」と四六時中怒鳴られていたことを思い出しました。わたしのねばならない思考の奥にはかつてのトラウマがのさばっており、今までの習慣を変えることは難しいと感じました。

これから一生やるべきことに囚われながら過ごさなければならないのでは、と少し恐ろしくなりましたが、危機感や自己犠牲で推進力を得てここまできてしまったので、ねばならない思考とは持ちつ持たれつ上手く付き合っていこうと心に決めました。

優しさと誠実さの共存

わたしが周りの人にかける言葉や患者さんにかける言葉で「嘘っぽいな」と思ってしまうことが度々ありました。本当は全然そんな事は思っていないけど、ウケるかな、とか喜ぶかな、とか思って言ってみたりして、ああ、わたしって誰かに優しく居ようとするほど誠実でなくなってしまうな、と落ち込む時があるのです。

8月、見学実習で児童発達支援センターに伺いました。発達障害領域を担う作業療法士さんは、明るくて声が大きくてはつらつとしている人、というぼんやりとしたイメージを持っていました。クラスメイトたちに実習の話を聞くと「作業療法士がお子さんと剣を振り回して戦っていた」「一緒に風船バレーを1時間もやってクタクタになった」などと言っており、やはり他の領域とはテンションが少し違うんだな、とはじめのうちは認識していました。
ところが、担当してくださった先生はとても丁寧に施設の説明を行ってくださり(もちろんどの領域の作業療法士さんもとても丁寧な方でした)、OTの時間ではお子さんとは戦わず、保護者の方と親身になってお話をしながらお子さんをよく観察し、保護者やお子さんのことを必ず褒めていました。

フィードバックの時間を終え、先生にお礼を言うと
「こちらこそ、暑い中来てくださってありがとうございました。去年はコロナ禍でお断りしてしまったので、今年は実習を行うことができてよかったです。学会などでお会いできる日を心待ちにしています。実習お疲れ様でした」と言ってくださいました。

お仕事をしつつ実習もこなし、いつも以上に大変だったはずの先生がそう言ってくださり、本当に嬉しかったです。作業療法、特に発達障害領域のことをもっと知りたい、あわよくば先生の元で働きたい、と心から思いました。

先生はその日、いつも誰にでも誠実でいらっしゃるように見えました。しかし、今のわたしは相手への優しさ、相手への誠実さ、自分への誠実さを共存させることはできず、わたしにとっての最適解を見つけるにはたくさんの時間が必要であると感じました。今後色々なことを見たり体験したりする中で思想を深めていこうと思うきっかけのような出来事でした。


拙い文章を最後まで読んでくださりありがとうございました。

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