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真っ白な赤ちゃんと日々を積み重ねることのこわさ【助産師の初めて育児】



産まれた瞬間から感じていた
真っ白な、それでいて何にでもなれる力を持つ赤ちゃんと日々を過ごしていくことのこわさを。
私の考え方や行動次第でこの子の将来が決まっていくのかと思うと間違えてはいけないという気持ちになる。

今やSNSが発達して色々な情報が飛び交っていて、根拠があるのかないのかわからない情報だらけ。
助産師をしていて分かったのだが、医療現場ですらアップデートされていない古い情報が行き交っていたり、根拠のないことを言う医療者がいたりする。
正しい情報だけを取り入れていくのは相当な勉強が必要だ。

育児の正しいを求めて、毎日スマホを覗き込んで必死に調べてしまうのだけど、結局正しいが分からず右往左往している。

赤ちゃんの就寝時間は19時台がいいのだが、遅くなると赤ちゃんの発育にどう影響するのか。
散歩はした方がよいというけど、一体なぜ必要なのか。毎日した方が良いのか。

理想の正しさと現実がかけ離れており、夕食時の19時台に寝かすのはなかなか難しいし、散歩も毎日行けてない。一日中家から出ない日もあったり。
そんなんでいいのかと思うくらいぐうたらママをしている私。できていないことが真っ白な我が子に悪い影響を与えたらどうしようと検索、検索。
不安と愛しさを行ったり来たり。情緒がジェットコースターみたいだ。
時々俯瞰で今の自分を見て、もっとおおらかにいればいいのにと思うのだが、やっぱり気になって検索してしまう。真っ白なこの子の成長を妨げていないか不安になってしまう。私のせいで正常な発達を妨げていたらと思うとすごくこわい。

私の行動ひとつで良くもなり悪くもなる真っ白な我が子。毎日正しくはいられないけれど、一生懸命ママになるね。

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